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学校じゃ教えてくれない『教員の処世術』〜仕事は自ら奪いに行け!?〜

割引あり

みなさん、こんにちは!
第3期実習生のしょーちゃんです。今年から、運営メンバーとして加入しました。よろしくお願いします。

今から約2年前にもあふるに応募していたのだと思うと、「もうそんなに前なのか、時が経つのは本当に早いな」と感じます。

さて、今回は2月8日(木)実施の今期第6回目の講義である、「問題児と向き合う教員の処世術」をまとめたものです。


講師紹介

第6回の講師はこの方です!

安部 顕 先生 (へいなか先生)
・元法務教官
・公認心理師
・放課後等デイサービス指導員
・研修講師

もあふるではおなじみのへいなか先生の講義ですが、今回は、実習生が全員養護教諭志望ということもあり、教員の1人として学校という組織での処世術について、へいなか先生自身の実践から教えていただきました。

アーカイブもあるので、ぜひご覧ください。

やりたいことのために、日頃の信頼を得よう

養護教諭は、児童生徒の心身を守る最後の砦であるからこそ、本当に目の前の子どものために、対応をしていく必要があります。学校は学習をする場所ではありますが、そのためには心身の健康は欠かせません。

しかし、心身の安全という側面において、専門性をもつはずの養護教諭の対応が子どもへの甘やかしとして、他の先生達から捉えられてしまい、身内であるはずの先生に叩かれてしまうことがあります。

その例として、へいなか先生の問題児対応の実践から、考えていきます。

このように、起きた事実を否定せず受け止めることで、そのあとに続く、子どもが本当に相談したい事を聞き出します。
結果として、子どもからよく相談を受けるようになるのですが…

他の先生からは「未成年の飲酒を許容するんですか?」と言われてしまうかもしれません。
そして、いわゆる“良い先生”や“正しい先生”からは良く思われなくなってしまい、結果として管理職からの抑圧があり、やりたいことができなくなってしまう可能性があります。

だからこそ、当たり前かもしれませんが、日頃の信頼が大切なのです。

そして、「あの人が/あの先生が言うなら…」と言ってもらうことができるようになってきます。そうなれば、学校にいる教員みんなが自分のことを応援してくれるようになり、自分のやりたいことができるようになります。

では、どのようにして日頃の信頼を獲得していくのでしょうか。

組織の中に敵を作らない

信頼を獲得しようとはいっても、学校の中にもモチベーションの低い教員はいることでしょう。そして、そこに対してがっかりすると思います。

悪だと思ったところでその人が学校というチームから外れることはないので、その人たちと連携をして学校をまわしていくしかないのです。

モチベーションの低い教員が良い教員かと言われたら、そうじゃないかもしれません。その人を自分の中で敵にしたり、敵だと思ったりすることもあると思います。しかしそうしてしまうと、できるはずの連携ができなくなってしまいます

さらには、敵を作ってしまったら学校という組織自体が成り立たなくなってしまうかもしれません。そうなると、実践する場すら与えられず、自分のやりたいこともできなくなってしまうかもしれません。

では、へいなか先生はどのような実践をしてきたのでしょうか。

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