助けを求め、SOSをつなげられる人になる~体感しながら学ぶ授業実践~
みなさんこんにちは!
暖冬とはいえ、風も冷たく寒さが厳しくなってきましたね。卒論が無事に終わり、ほっとしたななみです。第7期の講義もいよいよ第10回です!
さて、今回は11月9日(木)に実施された、第10回目の講義をお届けします!
アーカイブもぜひご視聴ください。
第10回講義の講師はこの方です!
講師紹介
第10回講義は、OKyon!!先生です!
今回のテーマは、『自殺予防教育×セクシュアリティ教育』です。
この2つにはどのような関わりがあるのでしょうか。
OKyon!!先生から「不安や悩みがあるときはあなたはどうしたらいいですか」と問いかけられました。
みなさんはどう答えるでしょうか。
授業では「信頼できる大人に相談する」と教わります。
そのことにOKyon!!先生はこのように感じたそうです。
実際には、相談することに抵抗を感じる人もいますよね。
この抵抗感を無視した状態で、「信頼できる大人に相談する」ことだけを学んでも、行動できません。
相談することに抵抗を感じるという点では、セクシュアリティのことも同じです。
なぜなら、大人がタブー視して話そうとしないことで、相談しても答えてくれないのではと子どもたちが感じてしまっているからです。
そうならないためには、セクシュアリティのことを話せる環境をつくっていくことが大切です。
だからこそ、セクシュアリティ教育を学校でしっかりと取り上げることが必要だと話します。
それでは、自殺予防教育とセクシュアリティ教育の接点は何か。
OKyon!!先生と第7期生のみなさんと一緒に考えていきましょう!
友だちというバイパスを持つ
厚生労働省によると、児童・生徒の自殺者数は2016年から増加傾向にあり、2023年には514人で過去最高となりました。
突然ですが、みなさんに質問です。
みなさんは「自殺予防教室の導入の手引き」をご存知ですか?
私はこの手引きを初めてみました。
さっそく見てみましょう!
『学校における自殺予防教育プログラムの展開例』が書かれています。
まず小学生では「心のもやもやチェック」「話の聞き方を学習する」「相談できる人や場所を知る」という内容を学びます。
中学校・高校に入ると「想起の問題認識」や「援助希求的態度の育成」が学びの目標になります。
この援助希求的態度をどう育てていくかが大切です。
このことを考えた時、みなさんも「心身が不調なとき、直接信頼できる大人に相談する」ということを想像していたのではないでしょうか。
しかし、今の自殺予防教育でポイントとされている部分は違うのだとOKyon!!先生は話します。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?