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喧嘩は面倒だけど、必要だった。

離婚になったきっかけは、元旦那の度重なる借金でした。(ほかにもあるけど)
なんども泣きながら頭を下げる姿を見て、なんども許してきたんです。でも、何度目の正直かわかりませんが、離婚を決意しました。

なんで離婚したのか。と言われると、パッと借金のことが浮かぶけど、冷静になって考えてみると、本当はそれだけじゃないよな。と思うようになったんです。

交際から結婚まで1年。その期間に喧嘩したことは一度もありませんでした。結婚して一人目の子供が生まれて、それから喧嘩したことも一度もありません。二人目を妊娠して入院になり、とても大変だったけれど、それでも喧嘩したことは1度くらい。三人目を妊娠中にも1、2回。産後もほとんどありませんでした。

最初の借金が発覚した時も、話し合いはしたけれど、自分の感情や本音をさらけ出して怒ることができませんでした。

怒ればいいのに。と自分でも何度も思ったけれど、怒るのってすごく疲れるし、喧嘩するのが面倒だったから、感情は置いておいて、とにかくその場を丸く収めようとしていたんですよね。これが大間違い。
「喧嘩しないことが円満」と思い込んで、面倒ごとを避けて過ごしてきた7年間。上っ面だけの仲良しで、知らないうちに心の距離がどんどん離れて、溝が深くなっていったんだと思います。

本気でぶつからないから、結局本音は何も言えなくなって、相手を深く知ることがない。だから、その場しのぎの言葉でかわしたり、何気ない一言で一方的に傷ついて、勝手に距離を置いて。相談したり、価値観合わせたり、夫婦として大切なことができなくなっていました。

さらに、元夫も同じ考え方で「喧嘩はめんどくさい」と避ける人だったので、お互い歩み寄ることもせず、付き合ってからずーっと「恋人ごっこ」の延長をしていただけ。恋人ごっこなら「ごっこ」だから本音でぶつからない。

借金が原因だと思っていたけれど、そこに至るまでの7年間に、互いに歩み寄る努力を怠った結果が、離婚の根源になるんだろうな。本音でぶつかることのない、戸籍上だけで、本当の夫婦・家族になろうとしてなかったんだと思います。

離婚した今、お互い中途半端に気を使う必要がなくなり、喧嘩するようになりました。3人の子供の父として、母として、これからも交流は続いていくことになっています。今後は夫婦ではないけれど、一緒に子育てしていくパートナーとして、喧嘩もしながら、お互い歩み寄り価値観合わせながら、それぞれの道を歩いていくことになりそうです。

喧嘩は面倒だけど、必要だった。
もし、次があるのなら、きちんと本音でぶつかって、向き合っていこうと思います!(ま、当分はいいですけどね。笑


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