アザト

ア・ザトアースのすすめ

Z/Xもついに31弾! 僕が始めたときはたしか10弾でシンクロトロンが初出のパックで、アルターフォースが新システムで、リソースリンク全盛期で…と考えるとずいぶん遠くまで来た気がします。
今では「ク・リト」なんて新戦力もこの5色しかなかったカードゲームに参戦してきました。
今最もアツイ種族クリトですが、今回、ゼクス史上珍しいともいえる特殊勝利カードが出現しました!

アザト

それがこちら「【世界顕臨】虚泡夢ア・ザトアース」です。
効果は出たらゲームに勝ちます(相手のすべてのカードをデュナミスに置く=デッキがなくなるため)
ただし、「剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv3」「あなたのデュナミスに表向きの[ク・リト]が11枚以上ある場合」と厳しい条件が二つもあり、そう簡単には出せずロマン砲…に見えるカードを今回はちょっと掘り下げたくなったのでこうして久しぶりにnoteを立ち上げました。最後まで読んでもらえるように頑張ります!

前置き

さて早速、本題。今回はこのアザトアースをちゃんと使うには?ということを題材にお話ししていきたいと思います。
先述したようにこのカードには厳しい条件が二つあります。

①剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv3
②あなたのデュナミスに表向きの[ク・リト]が11枚以上ある場合

今のゼクスは、それこそ私がゼクスを始めた10弾に比べたらとても高速、と言っていいほどゲーム展開が早く、私見ですが早ければ4ターン目(6リソース時)、遅くても7ターン目(9リソース時)には決着がついています。
アザトアースの条件はこの高速なゼクスの中では漫然としていては達成できるものではありません。
構築・プレイともにアザトアースをしっかり目指す意識をもってプレイしましょう!
もっとも、アザトアースは出せさえすれば「絶対に」勝ちます。ちょっと砕けば負けなければ「絶対に勝つ」ということです。
すごく極端に言えば相手のライフを詰める危険を踏む必要はないため相手のP周りにカードを配置する必要はなく、相手にチャージも与えたくないため、戦闘は最小限にすまし…とにかく生き残ることに注力すれば「絶対勝つ」というわけです。
先にネタバレしちゃいますと、今のカードプールでは、あくまでうららデッキのサブプランに過ぎないので、基本は攻めるんですけどね笑

デッキリスト

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(No Imageはユニバース・プリンセスです)
続いてサンプルレシピをみながらアザトアースについて掘り下げていきます。
まずおさらい。アザトアースには厳しい条件が二つありました。それを一つずつ紐解きます。

①剣臨条件:ゼクス オーバーブーストLv3

デュナミスにうらら上部を3枚、アザトにシフトするためのうららが場にいるため、OBを使い切ることが条件です。
最後のシフト用のうららは誓いをプレイする以外に方法はないのですが、Lv3用のうららは誓わずともショゴスによって進めることが可能です。今までは最初のOBで超強力なシフト群、ニャルラトやニグラスになるためのカードでしたがアザトデッキではさらにその価値を高めることになりました!

ショゴス


ただし、ショゴス自体が「プレイして登場」であるため、ユニバースプリンセスなどによる踏み倒しでは効果が発動しないため、
(a)リソースが多く必要
(b)ショゴスを手札に抱える
以上二点が必要になります。もっと言えばショゴスの発動コスト用のチャージが1枚必要です。
これは高速環境の中で用意するのはなかなかに要求値が高いといえます。ショゴスは1回はプレイしたいですが2回目以降は考えましょう。ショゴスの効果を使ったはいいものの、盤面が弱くなったりしてしまうのであれば誓いプランに切り替えてしまうのが正解の場合がほとんどです。
幸い、バイヤッハや各種ドローソースのおかげで誓いを複数抱えることは他のデッキに比べてそんなに難しくないため、誓いを連打してアザトを目指すことはそこまで難しいことではありません。

②あなたのデュナミスに表向きの[ク・リト]が11枚以上ある場合

注意しなくてはならないのがOBうらら上部はクリトを持ったカードではないので11枚の勘定には入れられない、ということ。気合で12枚しかないデュナミスのうち11枚をめくらなくてはいけません。
今まで通り、うららの登場時能力でめくるのはもちろんのこと、今回登場したガタルーニアを使用します。

ガタルーニア

これによって本来1ターンに1枚しかめくることができなかったシフトを2枚、うららも使えば3枚めくることが可能です。

ガタルーニアを使う上で欠かせないテクニックのお話をします。まずは以下のFAQを見てみましょう

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以上がガタルーニアに関する覚えておかなくてはならないルールです。要点をかいつまんで説明すると

①ガタルーニアの効果は「シフトは1ターン1回まで」の制限に『含まれない』
②ガタルーニアを使うとしても『盤面に自分のシフトは1枚まで』しか出せない
③ガタルーニア効果によるシフトはシフト扱いだが、ガタルーニアテキストの「ターン終了時まで【ガタルーニア】の効果はプレイできない」制約によってシフト時の能力は『プレイできない』
③’ ③のプレイできないのは自動能力や起動能力であって『常在能力はそのまま発動』

となります。
特に重要なのは③です。場にあるガタルーニアに「彼方のアルバイター イタァカ」を通常シフトをし、1枚ドロー1枚ディスカードを行い、その後ガタルーニアによる効果シフトで別の「彼方のアルバイター イタァカ」にシフトしても再度1枚ドロー1枚ディスはできません。
なぜならガタルーニアの「ターン終了時まで、あなたは『秩序を捧げる邪眼ガタルーニア』の能力をプレイできない。」という制約が発動しており、シフトはシフト元のカード名を参照するルールがあるためです。
ただこれを逆手にとって、本来デメリット効果であった、「【顕誓『楽宴創造』】シュブニ・グ」のシフト時に1ディスする効果も無視することができます。
あるいは③’であるように、常在効果はプレイではないことを生かして「【顕誓『炸裂愛好』】ニャルラト」の相手はイグニッションできない効果はそのまま発揮させることが可能です。
これは非常に重要なテクニックなのでガタルーニアを使う上では絶対に習得しておきましょう。

このデッキで非常に重要なカード2枚を紹介しました。
ただし、この2枚のカードは5コストカードであり、何度もこの記事でいう高速環境で悠長にプレイする暇はほとんどありません。
そこで活躍するのが最近のクリトの躍進に欠かすことができないユニバースプリンセスをいち早くプレイすることがキモとなってきます。

ユニプリ

これによって必要カードのドローとガタルーニア、カオスサマー、ニョグサ、ムービスなどを蘇生し、高速環境に縋りつくことでアザトの召喚を狙います。
ユニプリの発動条件は「リソースに無色が6種類」です。そのため枚数を散らしたデッキ構築がそのままこのカードを最速で唱えるための速度に関わってきます。ただし、キーカードはどうしても引きたいため4枚採用しています。

また踏み倒して出す、という点ではカオス・サマー・ニャルラトも非常に優秀です。

カオスサマー

条件はあるものの、1コストで大型ゼクスを踏み倒すことができ、少ないターンの中でのガタルーニアやニョグサの試行回数を稼ぐことができます。
ただし、アーラクを減らしたのでトラッシュに蘇生したい対象がいないこと、あるいは餌にするトークンが場にいない、あるいはガタルーニアの蘇生には成功するが、蘇生後の盤面が蘇生前に比べて貧弱であることは懸念させるので扱いがシビアなカードでもあります。
ただし、アザトのためにニョグサやガタルの試行回数をどうしても稼ぎたかったので3枚と気持ち多めに採用しました。

プレイの基本方針とマリガン

キープ基準はニョグサ、ショゴス、イタァカ、アーラクの順で意識しています。割と引きたいカードは山にあることが多いので上のカードが2種類以上引けてなければマリガンします。ニョグサだけ1枚であってもキープします。
また相手のプレイヤーカードはマリガン基準にもなりえるのでギガンテックやミソスなど早いゲーム展開になりそうであればマリガンを妥協したりユニバースプリンセスがキープ基準になります。この辺はまだ壁打ちが済んでいないので詳しくは語れません…

プレイ方針はアザトプランをメインに据えながら、【無貌顕臨】千幻変ニャルラトとユニプリによる制圧を基本とします。
アザト登場前の構築との差異はエクストラにニグラスが1枚になったこと。メインにトウチトが消え、アーラクの枚数が減ったことがありますが、
アルカナシフトが増え、2ターン目はアーラクよりニョグサの価値が非常に高まったこと、【剣誓『世界』】うららの登場やショゴスを連打することがあることによってチャージの利用価値がIG以外にも増えたことで消化しています。
ただし、普通のうららの動きをするのであればガタルーニアは明確なノイズとなりますので、メインプランはあくまでアザトの召喚です。とはいえ、条件が非常に厳しい点、ショゴスやガタルを投げたタイミングは明確に隙になりやすいのでうららで制圧できる部分は制圧してしまったほうが結果的に勝利に結びつくことも多いです。
またこのデッキの大きな分岐点が5~6リソース時です。このタイミングで手札が潤沢である場合、
①ガタル、ショゴスをプレイする
②誓いをプレイする
③シフトの乗り先
④ユニプリを構える、プレイしてしまう
など選択肢が非常に多いため、対面のデッキによって攻め・守りの選択肢の取捨ができるように理解度を深めておきたいところです。
プレイするカードだけでなく、リソースに送るカードやスクエアへのゼクス、特にトークンの配置がチャージや絶界に大きく関わってくるので手なりでプレイせず一つずつ吟味したいですね。

高名なうらら使用者のサンプルレシピ

fionaアザト

fiona@横浜フルレ製作委員会 氏がゼクスタで3勝、しかもすべてアザト降臨で勝利したとのこと。その時に使用していたデッキレシピです。
こちらも非常に参考になるのでぜひ彼のTwitterへアクセス!
fiona氏のTwitter:@Amane_zx

最後に

ここまで拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました!
ア・ザトアースはかつてのZ/XRを思い出すようで熱が入ってしまいました笑

アニメやアプリのおかげで見るからに新規・復帰ともどもユーザーが増えたように感じます。また、これからアズールレーン2でますます増えることでしょう!
この記事がそんなゼクスコミュニティの活性化の一助となれば幸いです。
最後になりますが、この記事がいいね!と思ったらぜひTwitterをフォローしてください。
もる@Xansetsu

いいねしてくださった方にも僕がフォローしに行かせていただきますのでよろしくお願いします。
現在切実にゼクス友達を募集しております、よろしくお願いします!

おわり

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