クラギ弾き語りマラソン(27曲目)

前の記事がちょっと長くなったので記事を分けたが、今回の曲に関してはそんなに書けることがないのでサッと済まそうと思う。

#27 aiko「食べた愛」(2021年11月5日撮影)

この日は誕生日だったので何か自分にとって記念になるものを・・・と思ってaikoの最新曲を選んだ。というのも、弾き語りを始めたころにこの曲もトライしてみたのだが、当時はどう演奏すべきか分からず途中で断念したからだ。いまなら落としどころがわかりそう、と再挑戦した結果、最後までまったりボサノバ風の伴奏をするところに落ち着いた。

この曲はaikoの新たな路線というかんじの比較的に現代的なサウンドで、ギターの細かい動きなんかが魅力的な曲なので、クラギ一本ではどうすべきか悩ましいところである。とはいえ欲張ってしまっても虻蜂取らずな中途半端なアレンジになってしまうので、メロディを聴かせることを第一義ととらえ、伴奏は脇役に徹した。とはいえ冒頭のシンセの和音パートやサビ前の伴奏はギターのコードの最高音でなぞることによって原曲の雰囲気を再現した。結果的には客観的にみれば「まあそうなるわな」という無難な伴奏になったが、完全ビギナーの頃の私にはその決断ができなかったという過去を踏まえればこれもまた成長である。

とはいえ演奏は難しかった。歌では低音部分を豊かかつ軽やかに響かせること、ギターでは落ち着きと快活さの間のちょうどいいニュアンスを出すこと、何より複雑なコードをミスらず弾くことなど、失敗する要素は盛沢山だった。なので今までで一番というくらいテイク数は増えてしまった。増えてしまったのだが最終的に採用したテイクは割と序盤に撮ったものである。つまり納得いくテイクは取れずじまいだったのだが、後から聞き返してみると、まあ思ったよりはマシかなという結果。弾き語りマラソン初期にカバーした同じく最新曲である「あたしたち」ほど目立った見せ場がないので地味にきこえてしまい、頑張った割にはコスパの悪い選曲だったかなと思うが、大失敗はしなかったので久々に頑張ったで賞。という自己評価にしておきたい。誕生日だからといって大成功しないのが人生である・・・

さてそんな調子で3歩進んで2歩下がりつつ続けているクラギ弾き語りマラソンももうすぐ開始2か月。曲数は27曲であり、これで暫定の目標曲数である50曲の半分をこえた折り返し地点あたりに来たことになる。最初は本当に歌うことがつらく苦しいかんじだったが、続けているうちに発声の余計な力みが減ってきて、かなり歌うことに慣れ、自分の歌声というものがやっと見つかってきた。今後も少しずつではあろうが上達していってくれると嬉しい。

さて、弾き語り開始前も含めるとボイトレを始めてからここまで数か月間、ひたすら突っ走っていた感じが合ってさすがに疲れてきた&自分の中から出せるものをかなり出せた感じがあるので、ここで1週間の休憩を挟もうと思う。といっても簡単な基礎トレーニングやアカペラ歌唱の撮影くらいは毎日やる予定である。年内の50曲完走にそなえた充電期間として1週間羽を伸ばしたい。具体的には、仕事が終わった後に最低限の家事やほどほどの読書、音楽鑑賞をしつつ、晴れた日には横須賀のまだ行ったことのないところを観光してみたい。って結構盛沢山だな。まあこれから寒くなる前に&市内新規感染者数が0〜1人をキープしている今のうちに横須賀を堪能しておきたい。

そのあとのことに関しては、相変わらずチャンネル登録者数や評価数を気にする段階には私は達していないので、自分が欲しいと思う演奏動画をつくっていきたいと思う。今考えている新たなこととしては、毎週のテーマを決めて年代ごとに曲をたどっていくという選曲方法である。で、最初のテーマは「アイドルグループ」で、その曲も大方決めている。すぐに弾きたいくらい楽しみなのだがあえてここはちゃんと休んで、弾きたい気持ちを温存してみようと思う。低い地声で弾き語りはできないのか?という中高生の頃の自分の悶々とした悩みに対する回答を10年越しにしっかりと出せるよう今年いっぱい頑張ってマラソン完走したい次第である。

当時の自分の年齢と同じくらいのNiziプロジェクトのミイヒちゃんがうますぎるあまり自分が歌うのなんてもうやめてしまおうかなと一瞬思ったりもしたが、そんなことは関係なく歌うことが好きなのでその気持ちが続くまではやはり歌を上達させたいと約10年越しにやっと自分の本心に向き合っているアラサーの私である。ミドルボイスよりもまず地声の表現力。というスローガンで走っていきたいところである。あとはミイヒちゃんを積極的に推していきたい次第である(は?)いや、あの歌声は本当にヤバイ。ひたむきに表現を追求するアーティスティックな姿勢も、厳しい環境のなかで自分の感情をひとりで制御する心の強さも恐怖を感じるほどに憧れる。デビューした後ももちろんよいのだけどやっぱりソロの歌唱をまた聴きたいので韓国合宿1stステージのNobodyをこのあと見返そうかと思う(あ、沼・・・)

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