ＢＬＡＮＣＥＲ青色
失敗は恰好から防げる。
CONTENTS
ごせいえん
ヒロイニスト
トライアングルジエンド
ふぁみりー
ごせいえん
今日母は古なじみの
客のところに出かけた。
その方は、母が退職するとともに
お気持ちを渡したそうだ。
母はただお礼を述べに行っただけなのだと思う。
それくらいの気持ちを頂いたと私に言っていた。
今、ふとその気持ちのことに考えを巡らせた。
出かけがけの母の服そうを見て驚いた。
意外に華やかだったが、
無理をしているような、
そんな格好。
私が初めて見るような、
ふわっとした母だった。
古なじみの、
私の知らない距離感のあらわれだったと思う。
おそらく午後だろう。帰ってきた時が楽しみだ。
presented by kobayashi kazuhiro
ヒロイニスト
いつだって片方が救ってくれる。
そんなヒロイニストストーリー。
お互い様だよ。困った時はね。
何にも困ってないんですが。
余計なお世話だったね。
いえいえ。なんとなくそんな気分だったんでしょう？
まあ、いやー。恥ずかしい。
でも最後までしっかり面倒補(おぎな)ってくれてたんで
嬉しいです。
そうか。そんな面倒いくらでも見てやりますよ。
うーん。すこし、いいことしてみたらどうですか？
ありがたみが分かると?
そんな感じですね。
まあねぇ、失ってきた過去もあるし。
……わたしは捨てないんでしょ？
あなたが正しい。うん、もう責任とれます。
じゃ、何も問題ないじゃないですか。
喧嘩したいくらい大丈夫だし。
ふむ、明日にしますか。
はいはい。
むしゃくしゃして書いた。
小悪魔に見えたなにか。
それがヒロイン。
ヒロイニストの責任は重い。
presented by もらばー。
トライアングルジエンド
たつさん、なんか変なものが落ちてまして。
あぁん ? よしちゃん、へんなもの ?
（ん?よしが? この流れは）
見に行きましょう、たつ先輩 !
やっぱりあった。どうします ?
あぁん ? 片付けとけ。
え?
どうするどうする。報告するから見とけ。えー。動くよりいいだろ。見といたらクーポンやるから。えー。
たつ先輩 ! あいつが見つけてきたもの大体儲かるし、
とりあえず調べさせてます。
んー、そうか。
タダだし、暇だし黒いから見に行っとくかぁ。
いちおう、、、、、、、眼鏡貸せ。
あれはいいものだ。
! ! ? ?、、、、、、、、、、、、。
かちっ
どっかーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!
「「「たつさんありがとーーー! ! !」」」
TRIANGLE THE END
presented by 傲慢（ごうまん）
ふぁみりー
母が帰った。
できあいのピザを買ってきてくれた。
それが家庭への、母からの気づかい。
これが私たち家族のあり方なのだろう。
デザートには
甘くてパリっとしたものが用意されていた。
ファミリー。
各々の生活。歴史のひと部分。日常のあたりまえ。
それが一番幸せな物語のいち部分だろう。
それは、
本当に大切なものなのかもしれない。
presented by kobayashi kazuhiro
produced by こばやしのかずひろ
編集後記
省く技術。
それがまとめの奥義。
計画よりも経験を羅針盤にした。
なぜ出来たか。
やまい
あこがれ
りそう
最終的な目的。
収穫を見越して種を植えられた。
本で学んだ先人の結論が自然に行動に出ている。
どこかで否定されて大抵失う。
否定されても立ち直れた。
なるべく楽なところから。
ここに来られるまでありがとうございました。
次回もナチュラルに行くぜ ?
次号もよろしくお願いいたします。
2022年7月17日自室より
小林和弘
次号9月号。
2022年8月18日(木)発売予定。
発行日
2022年7月18日(月)
発行元
MORALIST BLANCER
連絡先hinomototenchi@gmail.com
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