第1回口頭弁論期日でのミス

ということで第1回口頭弁論期日で僕がすでに犯していたミスについて述べます(あと補足など)。

「裁判は公開が原則」といわれますが、
この期日は最初から傍聴席のない法廷で行われました。
楕円形のテーブルがあって、主に和解協議などを行う法廷のようです。

そして最初だけ原告と被告側代理人と裁判官が集いましたが、
話し合いは被告、原告が順に退出する形でした。
要するにやってることはほぼ労働審判と同じですね。
そして僕が後で後悔したのは、
すべての期日を公開で行うべきだったな、ということです。
(詳しくはわからないのですが、希望すればそれは可能だったようです)

それでなぜのちのち後悔したかというと、
裁判官と密室で二人だけで話をすることに問題があったからです。
裁判官は随所で高圧的な物言いをしてきたし、
言ってることも不合理なものだったからです。
要するに第三者の目があれば、
多少はそれらを抑止できたかなってことです。

そしてそれを抑止しなかったことで、
無意識のうちに感覚をズラされていたように思えます。
いわば洗脳のようなものでしょうか。
裁判官の言ってることがおかしいと思ってても、
こっちが間違っているかのような言い方をされ続けると、
(それも密室で、それも裁判官という社会的地位のある人に)
何か揺らぐものがあったのかもしれません。
毒親に子が洗脳されるような状態がそれに近いかもしれません。

まして、裁判官はその場において絶対的な権力を持っている人間です。
裁判官の言葉をまったく意に介さずに話を続行するというのは事実上不可能でした。

そんな中で和解を断り続けるということが気の弱い僕には不可能でした。
その和解圧力を回避するために弁護士を付けるべきだったかと思います。
が、同時にそんな理由で弁護士を付けないといけないのかとの憤りも覚えます。
法律のことを調べて準備書面の書き方も勉強して、手続き的なことは本人訴訟でもやれると手ごたえを得ました。なのに「そんな理由で弁護士を付けないといけないのか?」という想いです。

あともう一つ僕が犯していたミスは、
解決金としてこっちが求めた額「100万円」というものです。
これはこの時点でのバックペイとしての金額です。
訴訟が長引くほどにその金額は上がっていくというプレッシャーを相手に与える目的もありました。
ただやっぱり交渉のセオリーとしては最初はふっかける意味で、
大きすぎるぐらい大きい金額を言っておいたほうがよかったようです。


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