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好きなものたちに縛られる

2020年8月4日

フットワークは軽いほうがいい。
新しいところにすぐに飛んで行けるし、失敗したときの撤退も楽だ。

自分は比較的アクティブな方なので色々動けると思っていた。

自分の人生の転機もフットワークの軽さのおかげで出会えた気がする。

しかし今はどうだろう。
好きな物たち、そして自分が好きな生活に縛られている。

もともと、持ち物それぞれにこだわりを持って楽しく選択しつついろんなものを所有してきた。
物持ちもいいほうなので 人生の半分近くをともにしてきた物も少なくない。

こだわりのものを選んで所有、使用することだけでなく、生活という行為も好きだ。

生活のしやすい間取り、立地を探して居住空間を得ること。
居住空間を居心地の良いように工夫しながら家具、小物などを配置すること。
そしてその快適な家の中で寝て料理をして食べて、掃除や洗濯などの家事をすること。
そんな、居心地の良い家をつくり、その中で生活を営むという行為全般を愛している。

また、社会人として安定した収入を得ることがで来てきた。
そのおかげで学生時代に比べ、好きな物、好きな生活を選択する金銭的な余裕もできた。

実際に、社会人になってより快適な生活ができるようになった実感もある。

しかし、しかしである。
今はそんな好きな物たち、生活に縛られている気がする。

所有物、家、生活に対して今までと同じ愛情を抱いているが、同時に疎ましさを感じている自分がいる。


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