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10年前、フィリピンにいた自分と今の自分とこれからと


今年に入って、もう3回目の海外ワーケーション。

春のタイ・ベトナム・ラオス、夏の韓国
そして、今はフィリピンのマニラに。

1年の半分は夏の気候を過ごしている。


フィリピンにきて、ふと
そういえばちょうど10年前にもフィリピンに来ていたなと思い、その頃の自分を思い出していた。
そしてこれからの自分についても考える期間になり、未来の自分との約束という気持ちもこめて
今のことばを残そうと思う。


英語ができずビビり倒していたセブ島旅

大学のサークルの卒業旅行で行ったのがセブ島。
初海外ではないけど
大して英語もできないし
ちょっと治安も気になるフィリピンは
私たちにとってドキドキの旅だった。

海外慣れしていないのがバレバレだったのか
友達は、財布は取られ
ネックレスを正面から引きちぎられ
トラブルに見舞われるも
私にはその時の大冒険が楽しくて
今でもたくさんのことを覚えている。

The 観光客!って格好してるもんね笑

タクシーに乗っていたら
16:00で営業終了だから、と急に下ろされ
いかついバイクの軍団に引き渡されそうになって
青ざめたり
とてつもなくぼったくるタクシーもあって

Meter is justice!!

と、意味不明な英語を叫んでタクシーの運転手を観念させたこともあった。笑
友達たちも大爆笑。ほんと恥ずかしい。

10年前のセブ。今もこんな感じなんかな。


2023年、フィリピンにいる自分は

今回はマニラとマニラ近郊のアンヘレスという街の滞在。
セブには行かないから、分からないけど
きっと多くのことが変わっただろう。

10年前はSIMフリーが今ほどないし、
タクシーを簡単に拾えるGrabもなかった。
Google Mapはめちゃくちゃ正確で
本当に旅がしやすくなった。

あれから10年。

英語は仕事ができるくらい上達したし
オセアニア地域を除いて、世界各地でホームステイやワーケーションをしてきたので
地域への馴染み方にはすっかり慣れた。
パソコンとネットがあれば
どこにいても仕事ができるようにもなった。
たくさんの周りの人たちに恵まれて
世界中に友達ができたから、
一人旅をしていてもだいたいひとりじゃない。

街も自分も多くのことが進化している。

フィリピンの新しいFriends。やん、ありがとう!


久しぶりに「悔しい」と思った

そんなフィリピンでも通常通り仕事をしているが、
久しぶりにめちゃくちゃ悔しいと思う
出来事があった。

思えば、悔しいなんて感じたのがとても久しぶり。

そういえば、大学生や会社員の頃は
悔しさをバネにたくさんのことをやってきた。
ダンスサークルでは誰よりも練習して
営業ロープレは誰よりも先に合格したくて
家に帰ってからも友達とライン電話で練習した。

仕事を辞めると決めて
Up with Peopleに行くまでは
お金を貯めるために
会社員で日中働きながらも
実は会社には内緒で夜遅くまでバイトもして
英語の勉強も頑張った。

できない悔しさとできたときの達成感は
いつも隣り合わせだったけど、
いつからかこの「悔しさ」を心のどこかに封じ込めてきた気がする。

おそらく自分の「悔しさ」は、
怒ったりムカついたりする気持ちと似ているものがあって
人と良い関係性を築いていく時に、自分ではうまく取り扱えなくてそのまま心の中に封じ込めていったんだと思う。

フリーランスになってから
これまで以上に、いろんな人といい関係性を築いていくことが必要だったし
チームを見る場面が増え
周りの人の気持ちを考えようとすると
迷うことや疲れることが増えた。

もうひとつは、
周りに優秀な人がたくさん現れるようになり、
いちいち「悔しい」を発動していては
キリがなかったからだろう。
自分ができることに役回りをして、
周りのためと言い訳をしながら
甘えるようになった。


悔しさを感じなくなってからは
周りの人への配慮は少し上手になったかもしれないけど、
何かを頑張ることが減った。

久しぶりに感じた悔しい気持ちは
素直な自分にアクセスできたような気もして
悪い気持ちではない。

これからは自分のためにを大事にしながら
主体的に創っていく。
悔しさは誰かに向けるものではなく
自分が成長して、社会に還元するために。

これまで成し遂げてきたことも
頑張ってきたこともたくさんあるんだから、
きっと大丈夫。

こんなこっぱずかしいようなことを
わざわざ書いて
未来の自分が、この文章を見た時に
悲しくならないように頑張れ!自分!


こんなもんじゃない、ふざけんな。

2023年マニラの夜景









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