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新年早々気付いたこと

元旦、実家に向かう準備をしていたら突然体調が悪くなってきた。
おせちをお腹いっぱい食べるために朝は紅茶しか飲んでいないのに胃がムカついてどうにもならない。
夫に胃が気持ち悪いと伝え、氏神様にお参りに二人で行くのは諦めて少しの間じっとしていた。今までの経験でいうと便秘が原因かと思い、夫が帰って来るまでの間に浣腸をして無理やり便を出して様子を見てみた。

車で1時間程、ぐったりな状態を運搬される形で実家に到着。
家を出る前に薬を飲んでいたのだが全く効いていなかった。頓服の胃薬は効果が無かったのでこれは胃では無いのかと思いながらも席につき。
父、母、夫はおせちを食べていた。体調不良な事を伝えていたので雑煮の汁だけを啜ってみたが気持ち悪いままだった。
私の家では正月は墓参りをする。行きの車で「僕とご両親で墓参り行って来ようか?家で休んでいたらどうかな?」と夫が言っていたのでどうなるのかと思っていたが、
両親は二人で墓参りに行くと言って家を出た。
不甲斐ないとメソメソしながら食器を洗って帰る準備をしていた時にふとわかった事がある。

私は昔、夫から言われた一言が原因で「いつか捨てられる」と思いながら今まで暮らしていた。その考えに支配されてしまって長文のLINEを夫に送った翌日に私はコロナに罹患してしまった。放置されるかと思っていたが療養中は献身的に看病をしてくれた。

今回は大晦日に私が思っている夫への気持ちを全部書き出して渡していた。
夫に対して怯えて暮らしていること
いつか捨てられると思っていること
私の母親のこと
夫を信用していないこと
生活を共にしてくれて感謝していること
自分は思い通りに行かなくて焦っていること

ひどい内容のものを渡していた。読んでもいいし読まなくてもいいと伝えて分厚い封筒を渡した。

私が近々で体調を崩す時、夫への不信感を募らせたタイミングであること。
そして、その度に夫から看病され心配されている事。
私は、自分が恐れている未来は無いのだと確信した。
私は、夫から愛されているという事を初めて知った。

何で結婚したんだろう?
と、私はずっと疑問だった。
私自身は夫の事を愛している、何かあった時は必ず守ると思っているが、
夫は私の事をどう思っているのか分からなかった。
普段から自分が思っていることや気持ちなどの内面の話は一切しないので夫が何を考えて何を思っているのかわからなかった。
私の中で想像した夫像は冷酷で残忍だったのでいつか傷付けられると構えて暮らしていた。

帰宅して私は泣きながら今まで愛してくれていた事に気付かなかった。
私の事が好きだから結婚したんだね。ありがとう。と伝えた。
夫はうんうんと相槌を打ちながら聞いてくれた。

疑心暗鬼になってしまい、自分の殻に閉じこもって全てを拒絶してしまう事
それは間違っているよと教えてくれるために私は体調を崩したのだと確信した。
私は、私の周りの存在全てに愛されているんだと初めて実感した。
そんな年明けだった。

翌日、私の体調は回復した。

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