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効果音備忘録ーEffectの使い方ー

最近持病の「活字中毒」を発症して手当たり次第に小説を読み漁っている学部4年の穴村です。小説が好きなくせに文才はないので理系をやっております。

はじめに

今回はエフェクトです。これはカメラのフィルターに似たようなイメージで、音の表情や音色を変える部分になります。音を歪ませてロックやメタルな感じの「ギュイーン」といった感じの音にしたり、わざと音質を下げた音にしたりすることができます。かっこいい音が作れるようになる上に使い方は簡単なので是非マスターしてほしい機能です。

Effectの種類

Synth1には10種類のエフェクトがあります。

・アナログ風ディストーション1(a.d.1)
・アナログ風ディストーション2(a.d.2)
・デジタル風ディストーション(d.d.)
・デシメータ(deci.)
・リングモジュレータ(r.m.)
・コンプレッサー(comp.)
・(ph1.)
・(ph2.)
・(ph3.)
・(ph4.)

※ph1~4に関する情報が公式で出されていなかったため、正式名称がわかりません。情報が揃い次第、内容を更新します。

ディストーションの3種類は歪み方の違いです。

デシメータはdecimatorと表し、直訳で「大量殺人者」となりますが、ここではもう一つの意味である「データを間引くこと」が適当になります。この言葉の意味の通り、デシメータは音のサンプリング周波数とビット数を下げてわざと音の音質を下げるエフェクトです。

リングモジュレータは変調周波数を原音にかけることでトレモロ(二つの音を急速に行き来して音程を震わせること)を起こしたり、金属音(ex:ベル、鐘)のような音にしたりすることができるエフェクトです。少しつまみの値を買えただけで全然違う音に様変わりするので、実際に手を動かして音の違いを聴いてもらえればと思います。

コンプレッサーは音を均一に圧縮することで音量を一定に保つエフェクトです。ノーツではなく、鍵盤楽器で音を入力する時などに有効です。

phは使ってみた感じ、音にゆっくりと揺らぎを与えるエフェクトです。数字が上がるにつれて揺らぎの速さが速くなります。

Synth1におけるEffectの使い方

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Synth1では右上にあるこの部分がエフェクトの機能を担っています。

ON/OFFボタン
ここでEffectのONとOFFを制御します。

パネル
クリックしてエフェクトの種類を選択します。

ctl1、ctl2、level
この三つのつまみはパネルで選んだエフェクトによって意味が変わります。

a.d.1、a.d.2、d.d.
ctl1→歪みの度合い
ctl2→ローパスフィルタのカットオフ周波数
level→効果の量

deci.
ctl1→サンプリング周波数
ctl2→ビット数
level→原音とのバランス(左が原音、右がエフェクト音寄り)

r.m.
ctl1→変調周波数
ctl2→なし
level→原音とのバランス

comp.
ctl1→圧縮効果の深さ
ctl2→アタックタイム(コンプレッサーのかかりはじめまでにかかる時間)
level→効果の量

まとめ

今回はEffectの使い方を紹介しました。軽音などでギターやベースをやった経験がある人は今回の内容はエフェクターと同じような認識で大丈夫です。使うエフェクトによってつまみの意味が変わることだけ注意してください。次回はEqualizer/Panの使い方を紹介します。Panは楽しいぞ。

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