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信頼と裏切り

安倍総理が銃撃される事件から2週間。

今、事件の根本の原因が宗教問題ということで毎日ニュースで取り沙汰にされてますが、私もこれまで何度か恐い体験をしてきたので、改めて気を付けていきたいという思いで記したいと思います。

全て宗教ではないですが、悲しい体験をしたことは大きく3回あります。
どんだけ引っかかるんだ..と今更ながら思いますが笑

気を悪くされそうな方は読まないことをおすすめします!

一つ目は、大学1年の時のこと。

キャンパス内の食堂で友達と予定が合わず、一人で遅れてランチをしていた時、二人組の女の人が「一緒にいいですか?(^^)」と笑顔で声をかけてきたので、断ることもできず、一緒に食べることに。
1人は同じ大学の3年生。もう1人はその方のお友達のよう。

他愛のない話の流れで、いろいろ趣味などの話を聞かれ、バレーボールをやっていたと話したら、定期的にバレーボールをやってるからよかったらどう?!とお誘いを受ける。

大学に入って身体を動かすことも少なかったので、単純に、楽しそうだなと思いながらも、本当にやらないだろうなと思っていたので適当に返事をし、ライン交換がされた。

後日連絡が来て、平日の夜にあるのでどうかと誘われて行った。
ある学校の体育館を貸し切って30人くらいの人数が集まって軽い試合がされていた。

年齢層は大学生くらいから上は40.50代くらいまでの男女。
その日は特に何もなく楽しく終えたが、
後日、今度はおしゃれなカフェでも行こうと誘われた。

その人たちは明るくて話していて楽しかったし、歳上だったのでいろいろ将来のこととかも勉強になることを教えてくれたので、断る理由もないなと思い、向かった。
その日も楽しい会話で終了。

徐々にお互いのことを知る。

その2人は本当に明るくて、自分とテンションやノリも合い、一緒にいてとても楽しかった。

自分の悩みも素直に吐いたら参考になるようなコメントもくれ、頼りになる先輩ができたと嬉しかった記憶がある。

そしてまた後日、次はキャリアについてのセミナーがあるので、一緒に行かないかと誘われる。
その時は明確な将来像もなかったし、無料だし行って損はないだろうと思い、行った。

セミナーの内容はあんまり覚えてないが、その日の講師のパンフレットを持ち帰った。

その後も何度かバレーの会に参加していたが、段々と些細な頻度が多くなり、若干怖くなった。

そして受けたセミナーでもらったパンフレットについてネットで調べると、聖書を買わされたなどの口コミが数件見つかった。

怖くなり、色々調べた。
その時は大学で宗教の勧誘などがあるなんて考えたことも知ったこともなかったので、世の中的にそういうことがあることも同時に知り、それ以降その人たちと連絡を取ることをやめた。

何度かキャンパス内で会いそうな時があったが、怖くて身を隠した。

その数ヶ月くらいあとに、大学からのメールで、宗教勧誘の被害がありますという注意喚起の配信があった。

たぶんあれは何かしらの宗教への勧誘だったんだろうなと思った。

騙されたことへの憎悪や悲しみを初めて覚えた出来事。


二つ目は大学4年のこと。

今思えばそんな数年なのに学ばない自分w

3年からキャンパスもかわり、華々しい大学生活に。
就活中も毎日のようにHUBに通い、お酒をよく飲み楽しんでいた。

その夏、たしか就活も終わって、あとはもう卒論だけしっかり書いて後は思う存分遊ぶ!!
というとき。

いつものようにHUBでいろんな人と楽しくお酒を飲んでいたとき、

日本人ぽい韓国人Aから、

「今度パーティーあるからおいでよ!たのしいよ!」というチャラい誘いに引っかかり笑

またこれも楽しそう〜とか思い、

世田谷のお金持ちの家のパーティーに参加。

私のような初めての参加の人もいて、わいわいと終始楽しかった。

誘ってくれたAは特にその中の笑いの中心人物で、ギャグセンも高くて一緒にいて本当に楽しかった。

Aとはその後もよく連絡を取るようになり、またパーティーへ。

その時は、パーティー前に別室で任意の人向けのマネー講座が開催され、Aに受けた方がいいよと言われ、受けた。

その後はいつものようにワイワイパーティーが。

初めてきたという同い年くらいの女性が私に、
「誘われてきたけど何かの怪しい会なんじゃないかと思ってる、、」
と話したが、当時全くの疑いを持っていなかった私は
「この前も来ましたけど普通にたのしい人たちの集まりでしたよ!」
と素直に返事をしてしまいました。
今思えばあの時のその人の感覚は正しかった..


その後もAに誘われて大規模バーベキューに行ったり、個別で飲んだり。

Aとはすごい仲良くなった。

自分が悩んでいた将来の話や人間関係、恋愛の話をすごく親身に聞いてくれて、夜な夜な電話することもあった。

よく誘われてたので、授業の隙間時間につけ麺やアイスを奢ってくれたり。
まぁ、奢ってくれるなら行くよね。笑
って当時は思ってた笑


そんな関係が数ヶ月。

Aと会うと、

「〇〇(私の名前)はさ、特許権って知ってる?不労取得って知ってる?」

「〇〇は絶対大物になると思う」

とか、ちょっといつもと違った話をするようになった。

そして、
今度〇〇だけに教えたい話があるから、時間ちょーだいと言われ、

集合時間に渋谷駅へ来てと言われ向かった。

これからちょっと連れていきたい場所があるということでついて行った。

ある企業の本社。
当時私はその会社の存在すら知らなかった。

中に入り、大きな売店で売られている商品の話や、当時の総理とよく絡んでいるという話を聞いた。

そのあと会社を出て、すぐ近くのアパートへ連れて行かれた。

Aが住んでいるシェアハウスだった。

その時私はAに対しての信頼はわりと高くあったので、あまり怖くなかったが、

2人だけの空間でまもなく、テレビショッピングのような洗剤のデモや鍋のデモが目の前で実演された。

その商品自体は効果がありそうだったので、素直に、おお!と驚いた。

そのあと、若い仲間たちが海外で楽しく過ごしているよくわからないDVDを観させられ、
用意された使い慣れたようなホワイトボードに、
Aが稼いでいるお金の仕組みを書き説明し出した。

DVDあたりから段々と疲れてきたし、やっと自分も察してきて、最後のお金の話も長かったので、

この後友達と約束があると言い、
終了してもらった。

帰りのエレベーターの中で、紙をもらった。
こんな組織があること、知らなかった!
と率直に話した。

Aが
「よかったら〇〇も一緒にどうかなと思うから考えてみて!」
と言ったので、

「知らないことだらけだったから、帰ったら色々調べてみる!」
と答えたら

Aの顔は硬くなり

「〇〇、今日のことは誰にも言っちゃダメだし、ウェブで調べるのもやめてほしい。
人の評判やウェブの情報って絶対じゃないでしょ?
例えば、トヨタはメーカーの首位企業で評判はいいけど、ホンダを選ぶ人、スバルを選ぶ人、いろいろいるよね?そういうことだから、あんまり外の情報を信じない方がいいよ」
と言われた。

また、
「大学生はまだ会員になれないから、卒業したら是非入って!」
とのこと。

返しもその日の出来事全てが怪しかったので、帰りの電車で調べた。

有名なマルチ団体だった模様。

当時は未知で知らなかったけど、
あそこまで仲良くなった末にこんな勧誘をされ、結局全て勧誘目的だったことにすごく悲しくなり、相当落ち込んだ。

同時に、いつも楽ませてくれる優しいお兄ちゃんのように慕っていたAを恨んだ。

しばらくは裏切られたことに涙が止まらなかったし、人を信じられなくなった。

人間不信になりかけた時期もあった。
本当に辛い出来事だった。


そして最後は三つ目。
今から3年前くらい、入社して4年目?くらいの時のこと。

社内異動し、仕事が楽しくなってきた時。

社内のコミュニティも広がり、視野や行動範囲が広がって行った時期。

他社との共同ワークショップに参加した後に、
主催側として他社とのワークショップを開催することに。

男女4人で主催した。
男性2人と私は同じ会社で、もう1人の女性はグループ会社の同い年の人。

数ヶ月、その本番に向け、業務外の時間を使って集まり、企画に注力した。
4人の仲も良くなり、飲みに行ったりする仲にもなった。

イベント自体は参加者にも満足いただき、大成功。個人的にもすごく知的で楽しく、有意義な時間を過ごせたと誇りに思ってる。

主催を一緒にしたその女性とは2人でもランチをしたり連絡も取っていた。

気の合う仕事仲間が増えて嬉しかった。

ある時、2人で休日ランチをしようということで、休日にランチとカフェでおしゃべりをした。

いつも通り楽しい時間だった。

が、カフェで喋っている中、
当時選挙が近かったので選挙の話を彼女がしだした。

誰に入れるか決まってる?

と質問された。 

そんなこと聞かれたことなかったし、まだ投票日まで時間もあり、誰に入れるかも決まってなかったので、決まってないと答えた。

そしたら彼女はペラペラとある党の熱弁をし始めた。
正直間髪を入れる間も無く話し続けたので、うんうんと頷くことしかできなかったし、

熱が凄すぎて、引いた。

と同時に、楽しかった時間だったのに早く帰りたくなった。

その時は、じゃあその人に入れるか考えてみるねとリップサービスだけ言っておいたが、

翌日早速、

ラインで、
選挙は行った?

〇〇党には入れた??

としつこくくるように。

初めは、
まだ行ってない!などと返していたが、

流石の私も、もうどういうことかはわかっていたので、無視した。


ただただ残念だった

こんな有意義な機会で出会った貴重な友人だと思っていたのに、こんな一方的な勧誘をされるとは。


それ以来、その人とは連絡は一切取っていない。


という、3つの経験。

その後も、会社帰りに信号待ちしてたら男女のペアに道を聞くために声をかけられ、信号が10回くらい変わるまで話し続けられ、無理やりラインを交換させられ、毎日一方的に、連絡がきたり。

こわ。と思い、ブロックしたけど。
はじめの方はもはや面白くて未読だけど観察してた笑
(もう引っかからない目を養った!!笑)

というような体験談でした。

私個人的には、
大学生でドバイに旅行に行った時、はじめて宗教の国のしきたりを目にして、宗教があることでその地域の人々の生活が豊かになっているという、日本ではなかなか知り得ないことを知り、宗教に対する見方が変わったので、

宗教が悪いとか、
ある商品を売ることが悪いとは思っていない。


ただ、勧誘を目的として人の懐まで介入して信頼を得ること、一方的に勧誘をすることは、人を悲しませるし人間不信にさせる

ということを幾度もの失敗により笑
学んだので、もう騙されたくないし、

悪気がなくてもそういうことをする人が減ってほしいと思ってる。

結局は、人を信じて何かにのめり込む。
だからきっと正体を隠して人間関係を気づくことに時間を惜しまないのだろうけど。

騙される方も悪いけど、
騙す人がいなければ騙される人はいない


今回の社会的大きな事件を機会に、悲しむ人が減ってほしいと願うばかりです。


私の周りにはすごく大切で素敵な人がたくさんいる。
そんな人たちをこれからも信頼していきたいし、疑っていきたくない。

もっと生きやすい世の中になりますように。


おわり


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