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2022/3/10 最後の満月コーヒー、上弦の月

ムーンプランナー秋冬版がそろそろ切り替わりのタイミングを迎えています。1冊、半年分とはいえ、なかなかに充実感のあるものです。
スカスカのページも、意味があります。
みっちり書いたページはもしかしたらもう見るのも嫌に思うかもしれません。
人間の気持ちというのは不思議なものです。

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春になってきたので、ひと通り何か区切りを感じている方も多いのではないかと思います。
また満月の日に焙煎してもらうコーヒーをお願いしたのですが、これもある意味「最後」の珈琲だなあと。

最後というは、もう二度と作らない、販売しない、買えない、飲めないということではないにせよ、よく考えれば同じものはいつも1回きりの事だし、今日の自分と明日の自分は少しは変わっているものだし、人もものも景色も、みんなそうです。
だから、「いつもの」は、不断の努力でいつもの形にされているし、いつだって「これが最後」でもあります。

そう考えるとちょっと毎日が怖くなってしまいますが、たまにはそういうセンチメンタルな気持ちを噛みしめるのも大事なことじゃないかなと思うのです。

毎日「ああこれが最後のコーヒーなんだなんて寂しいことだろう」と平安貴族が和歌を詠むがごとく大げさに悲しんだり感動したりするのはちょっとどうなのかなってなりますが、そういう気持ちは誰にも少しは(たまにたっぷり)あるものです。
そういうセンチメンタルな気持ちになりやすいのが、この冬の終わりと春の初めの境目のような気がします。

そんなセンチメンタル気分もあわせて、最後の満月焙煎カフェインレスコーヒー。
秋冬版最後の満月という意味の、最後です。

約1週間のみのご予約期間となりますが、満月前に締め切って当日焙煎し、その後ご発送の予定です。おそらく次の新しい春夏版ムーンプランナーのスタートまでには確実にお届け予定でいます。

去る冬を儚み、くる春を喜びつつ少しおびえる、そんな繊細な日々がもう少し続くでしょう。
そこに寄り添うような1杯のコーヒーを。
そしてどこまでも広がる手帳のページを、なんとなくほんのりと愛していられたらいいなと思っています。

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