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2021/11/5 押し隠してきた夢や欲望に火を入れる、蠍座の新月

11/5(金)、6:15に蠍座で新月となります。
深く見えない場所でじっくりと変化していく蠍座に月と太陽、火星が重なっています。

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火星は蠍座の古い守護星(冥王星が発見される前まで)だったので、火星の意味合いがよりいきいきと出てきて、攻撃力やガッツ、諦めない気持ちに重さが出てきています。
そこで起きる太陽と月の重なりなので、心の奥底の深いところや、言葉にはしてこなかったものたち、大事なものなのでしかるべきタイミングでしか表に出てこないものなどに力が集まります。

ホロスコープはつまるところ暦であり、季節をそれぞれ司りますが、蠍座は秋の真ん中を司ります。
収穫したものを干したり、塩漬けにしたりして、長く保存できるように加工して、深い地下室にしまい込んだり、蔵に納めたりする時期を示しています。

ひとつ前の天秤座は、秋のスタートであり、実りを刈り取り、収穫祭をして喜びを分かち合うようなことを意味しますが、蠍座はひっそりと隠しに行きます。自分たちの利益をしっかり確保し、守ろうとします。

そういう、自分の大事なものを人にひけらかさず、誰にも言わずにしまい込むことは、ズルさなのではないかと思う人もいますが、すべてをオープンにさせることが重要ではありません。
黙っておくべきことは口にせず、見せてはいけないものは隠しておくのが人の道という事もあります。
そんな「隠しておく方がよいもの」が、大事な入り口になる新月です。
キーワード的に並べると、秘密・セックスに関することや生殖・遺産・死・家族(親族)の財産などが当てはまります。

隠しておくと腐っていることに気が付かなかったり、もう使えなくなっていたりという事もあります。だから隠しているものも手入れが必要です。

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