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2023/3/7 わからない世界を愛おしむ、乙女座の満月

3/7、21:40に満月となります。
ムーンプランナーは秋冬版最後のページ。
この夜は、満月時刻がちょうど夜なので、本当の満月が見える日です。

満月時刻が昼間の場合もあり、その時は夜は少し満月前か少し満月後ということになります。
満月時刻より1分でも早いと月はまだ満ち切っていないし、1分でも過ぎるとほんのり欠け始めているのです。月は、止まることがないからです。

満月というと一日中満月のような気がしてしまいますが、そうではなく、ほんの一瞬のことを満月と呼ぶのです。
こういう話になると、「点も厳密には距離を持つ」みたいな概念的な話になっていきますが(どんなに小さく点を書いても、0.01㎜などの直径があるよね=点ではなく非常に短いけど線だよね、というやつですね)、そこまでではなくてもなんとなく1日中という感覚ではなく、何時何分に満月・新月になるという感覚を持っているのは、社会生活とは別の節目としてとても大きなものになります。

さて、2023年はこの3月が最も大きな動きのある星回りと言われています。
2~3年は動かない土星が満月とほぼ同時に動くこと。
そして21日に春分の日があり、翌日22日が新月、その次に23日にひとつの時代を象徴する冥王星が動きます。
そして25日には去年8月後半から動かなかった火星も動きます。
「動くって?」という感じかもしれませんが、とりあえず、双六すごろくでいうところのひとマス進むが起きるという感じです。

この動きの星回りの直後、3/26に自問自答ファッション×ムーンプランナーのイベントがあります。狙って決めた日程ではないのですが、とても節目のタイミングだなーと今回の満月で思い至りました。
まだお席がありますので、ぜひご予約下さい。


特に土星や冥王星など長い時間を司る星は、ひとつ進むというのが一気に5マスとか10マス進むような感じです。
まだ火星は1マス分なのですが、去年の夏からずっと「元のマスに戻る」ループにはまり込んでいたので、こっちも「やっとかーーー!」という感じの動きです。
なにが起きるか、どうなるかは人それぞれかもしれませんが、とにかく、何かがひとマス進むモードになります。

自分が5マス進む人もいれば、自分ではなく職場がいきなり5マス進むになる人もあり、家族が3マス進むだったり、中には「娘が卒業で5マス進んで、息子は進級で1マスでしょ、で、義父がデイケアに行くことになったの、こっちはもう10マス進むよ!!!」みたいなことになる人もいるでしょう。
他人が進んだことで自分も一緒に進むこともあれば、なんとなく自分だけが置いて行かれたような「動きは猛烈に感じるけど、ついて行けてない悔しさや悲しさ」がある時もあると思います。
そういう時間の扉が、今回の満月です。

逆に、動きを感じないという時は、波に乗れていないか、その真逆で震源地や台風の目にいる可能性があります。
乗れてない場合は自分から動きを起こしていけば話は簡単なのですが、震源地や台風の目の場合は、逆に身動きが取れない事もあります。
自分がどっちなのかは、正直わからないものです。

今回の満月は、乙女座です。
今、まさに星が集まっている魚座の対角にあり、すべての混沌にルールを与えるという強力な力を持っている場所です。

満月と同じ日に、今まで水瓶座にあった土星が魚座にやってきます。
魚座は、何もかもをどろどろにして混沌に導く星座です。
乙女座とは真逆とも言えそうですが、どちらも混沌を基礎としているので、方向性の違いだけで同族というか、同質というか、性格が真逆の兄弟のようなものです。
どちらも、どろどろ状態に強いのです。
「全部カオスに戻そう!」というのが魚座だとしたら、乙女座は「カオスの中でもちゃんとやってけるように、取説とマニュアル作るわ!」みたいな感じでしょうか。

まずは、どっちにせよ、混沌と無秩序、混乱のようなものを、命の危険のない限り受け入れるタイミングです。
予定調和を求めて、ひとは計画を立てたり、事前準備や下調べをします。それをやめるというのではなく、それ以上のものを求めてもよい、という事だと思います。
身の丈は、そこからはみ出してみないとわからないものです。


さて、土星が魚座に来ることで、何がどう変わるのかというのが星占いに興味のある人たちの注目ポイントになるでしょう。
一応、ムーンプランナーは星占いのための手帳ではなく、このnoteマガジンが「星の動きをひとつの締め切りのように考えて節目を付けるための補助」という意味合いなので、占い的な内容はおまけの読み物的なポジションとして扱っています。
なので、少しだけ、私の考えることを書きたいと思います。

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