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2024/5/23 出かけるためにドアを開ける、射手座の満月

5/23の夜22:53に射手座で満月になります。
満月は、完成のタイミング。

特に、半年前の射手座の新月の頃に始まったことがなんらかの完成を迎えたり、卒業して次のステージ上がったりということがあるかも。
ひとつ前のムーンプランナーを持っている方はぜひその時期のページをめくうて、なにをしていたか思い出して見て。

今回の満月は、ちょっと大事な節目になりそうです。

今の社会は太陽の時間で動いていて、1年というサイクルも、1日というサイクルも、地球と太陽の位置関係を基準に作られています。
なので、今の生活は太陽時間で動いているということでもあります。

ただ、昔は今のように電気もないし、科学もそこまで発達せず普及もしていなかったため、ほかに月の満ち欠けはとても重要な暦のひとつでした。
また各地に「この大木が紅葉したら、雪が降る」「あの山にこの形で雪が残ったら田植え」というような、細かな風土に合わせた特殊な暦のようなものもあったと思います。
少なくとも、私が子供の頃はよくそんな話がありました。

今は過剰な温暖化が進んで、そういう話も追いつかなくなっているような気もしますが、とにかくいろんな軸で人々は生活を支える基準を持っていたようです。

その中でも、星の動きというのはとても重要なものとされていました。一般市民にとってというよりも、国家の行方を占うような大規模なスタイルによく取り入れられていました。

でも今は、そこも「そんなに影響なかったねー。それより台風のほうがヤバいから気象のほうに注力しよう」という感じで、必要なところに振り分けられて行き、かつての陰陽道担当部署は日本でいうと気象庁へとつながっていったというのも、納得がいく流れです。
(陰陽道は天体観測係でもあったそうです)

その、現代では占い程度にしか残っていない、いにしえの星を重視した暦のスタイルから行くと、5/26は木星が移動するという大きな節目になります。
その直前、23日の満月は、なんとなく、その先ぶれとしてとても立派なプロローグというか、オープニングパレードというか、そんな華やかでパッと世界が開けるような星回りです。

月は射手座にあります。
という事は、太陽は真向かいなので双子座です。この双子座が、今回のステージです。太陽がまず双子座に入った後、木星や金星が追いかけて牡牛座から双子座に入ってきます。

射手座は、遠くを意味します。
長距離の移動や、海外を意味し、そういう遠くに行くことはいつものやり方が通用しない世界に行くという事なので、ハウツーではなくもっと洗練された知恵と呼ばれるようなものだけが残ります。なので、哲学とか、高等教育や専門教育に関することなども入ってきます。
しかしわからない事に対して、あまり敵意を持っていないというか、むしろ興味関心を強く刺激され、飛び込んでいくような向こう見ずさからくる行動力、おおらかさなどがあります。

対角にある双子座はどうかというと、やはり似たようなところがあります。
対角にある星座は、同じラインの上にあって向かう先がそれぞれ違うという形になっています。
なので射手座は遠くですが、双子座は近くです。
小手先の技が通用しない世界にまで行ってしまう射手座に対して、双子座は歩いて行ける範囲くらいの狭いところでおしゃべりして情報を集めまくって、ライフハックとか小さい文房具とか、ブログやSNSでわいわいやっている感じです。

何ヶ月、または何年も放浪してしまうスナフキンか、家の近くでピクニックに行くムーミントロールか、みたいな動きの違いでしょうか。

このどちらの星座も、軽率なところがあります。
特に、双子座のひとつ前は牡牛座で、こちらはじっくりと一カ所に腰をすえて居心地よく環境を整え、好きなものを集めに集め、満足いくスタイルにして動こうとしません。でも双子座は、そういう居心地のよい部屋から飛び出して、近所を走り回って泥だらけ、砂だらけになって帰ってきます。

射手座のひとつ前は蠍座で、深くて秘密の場所で大事なものを管理して、そうそう外に出さないぞ!という厳しい掟があるところから、射手座になると急に外国への長旅に出てしまってしばらく帰ってこない、みたいな変化になります。

守りから、攻めへ。という言い方があっているかは不明ですが、とにかく動きがうちから外へと変わります。

よく「失敗したくない」ということから、なにもできなくなっている人がいますが、そういう人は牡牛座や蠍座的な内にこもることが大事な価値観の中にいるのかもしれません。
そういう価値観からすると、家から出て危険な場所に行って汚れて帰ってくるなんて、無駄の極致です。でも、12星座はいつも前の星座の価値観の否定で前に進んでいきます。

失敗したくないの後ろには、傷つきたくないというのもあるようです。
が、なぜか最近よく聞くのは「人を傷つけたくない」という言い回しです。
これも、まあそうだよね、このネット炎上が身近なご時世には当然だよねと思いつつも、もやもやする言葉です。「傷つけられたくないから、反論や攻撃を誘発するような他人を傷つける言動は慎まなくては」という意味なのか、それとも別の意味なのか、言いたいことはわかるような気がするけど、どうにもピンとこない部分があります。

でも、射手座は、割と軽率で大雑把なので、繊細な人たちを平気でなぎ倒していきます。ちょっとぶつかっただけで泣いちゃう人たちにとっては、なんて無神経で乱暴な人だと思われても仕方ないレベルです。
が、楽観的で悪意がなく、「あっ、ぶつかっちゃった?!?!ごめんごめん、立てるー?平気?よかったー、じゃあねーーー」みたいなノリで去っていくので、なぜか好きになっちゃうみたいな人も続出すると思います。
ここがむずかしいポイントというか、ぶつかられて怒ったはずなのに、悪意がなく明るく接してくれたらチャラになるどころか加点されて好きになっちゃうみたいな、あまりに脆弱な価値観です。
「よかったー」の一言で、なんかよかった気になりますが、ぶつかった時点でマイナスなのです。でも、よかったーと言われたことでむしろプラスのような感じに着地して、何なら今日は楽しい一日だった、みたいな気持ちになってしまうことさえあります。

人間は、やり取りをとても高く評価し、やり取りにとても高い価値と意味を見出すのです。それは物を壊されたとか、ぶつかったとか、そういう物理的な事よりも、その後優しくしてくれたとか、明るく声をかけてくれたという「コミュニケーションによる加点」がある事で、マイナスも埋めて余りあるプラスにすることが良くあります。
(それだけで世の中を渡っていこうというクズも多いですが、今の時代そういう感情労働を引き受けてくれる人材としてむしろ重用されている節もあります)

そのことを、とてもよくわかっていて、その仕組みの重要性を持っているのが、射手座であり双子座とも言えます。

よく占いでは射手座の人、双子座の人という感じで、人について言う事が多いのですが、星座の機能についての話は、人を指示さししめしていません。
機能そのものについての話になります。
だから、射手座の人でなくても、そういう部分はありますし、そういうのが苦手な人もそういう部分の影響が強いということでもあります。
むしろ苦手な方が、そのことについて意識が強いということでもあります。

この満月は、今まで「内々でやってきたこと」が急にぽんと外に出ていくようなタイミングの幕開けになるかもしれません。

玄関からお外に出るのです。
だから、靴を履くのです。
もう家の中に戻るとか、外に怖い事があるとか、そんなことは全く頭になく、ただ無心に靴を履いているところです。
そして、履いたら、なにも迷わずドアを開けるでしょう。

ドアの外には、最高に素晴らしい事がたくさんあります。
疲れたり汚れたり、嫌な気持ちになることもあるのですが、それは家の中にいても同じです。
どちらがいいとか、どちらが悪いということではないのです。
そして今、ちょうど玄関で靴を履いているところです。
そういう星回りです。

とにかく、出かけてみましょう。

どこへ出かけるか、というと、まずは半年前の射手座の新月の頃に何を考えていたのかがひとつの手掛かりになります。これは月の満ち欠けで、前回の新月から何があったのかというのが指針です。

それから、ちょうど一年くらい前の5/23あたりから1年間かけてあったことについても、同じくテーマになる可能性があります。こちらは木星が牡牛座に入って1年間何をしていたのかというのが指針です。

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