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2024/6/6 木星が双子座に来て双子座で新月

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6/6、21:38に新月になります。
5/26に木星が双子座に入り、ここから1年間双子座エリアに滞在することで、約1年間のテーマが出てくるのですが、双子座での新月でそれが全員に周知されるような、本番スタートです!というような雰囲気に入っていきます。


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双子座はよく見えない

双子座というとおしゃべりで落ち着きがなく、情報通というキーワードが語られます。特に現代社会は双子座的な細切れのやり取り(LINEなどのテキストコミュニケーションはそれっぽいです)なので、現代のお手本みたいなイメージで語られることもあるし、双子座要素が少ない私からするとなんとなく「うらやましいなー」とクラスのスクールカースト上位の子を見つめているような気持ちになります。

が、双子座の課題とは、そういう表層的な物があるからこそ、見えなくなっていることがままあるようです。

表面的にさっさと、ぱっぱと、動いてしまって、その奥にある行動理念みたいなものがどうにもわからない。
ある意味、とてもミステリアスな気もします。

また、やり取りを重視するから、自分の意思や感想が見えにくいというのもあります。
他人のレビューをたくさん読みこんで、「あの人はこういう意見で、この人はこういってた、あの人のキャリアが反映されてる感じあるよねー」と相手の言いたいことを理解し端的に表現することがうまいと、自分の意見を言っていなくても自分の感性を代弁させることになって、結局自分の言葉で話すことをしないで隠れ続けることができます。

おそらく、以前はそういうレビューのソムリエみたいな立場はとてもありがたがられたのでしょうが、今はそういう立場の人があふれかえっていて、特にネットなどはそんな人しかいません。
だから、一気に埋もれてしまいます。
(ネットは、レビュアーか、フォロワー(ワナビーやファン)、そして先導者(インフルエンサーなど)に分かれる気がします)

でもコミュニケーションには、とてつもない価値があります。
やり取りをしないと、人間は死んでしまうそうです。
聞いたことがあるかもしれませんが、赤ちゃんを育てる時に抱っこして顔を見て意味もなく話しかけたりという「やりとり」がない場合、温度や栄養など管理が完璧なのに、長く生きられなかったり発育に問題が出てきたりするという話があります。
これは、なにか人間には根源的に「やりとり」が栄養と同じレベルで必要なのだと感じさせるエピソードです。

やりとりには、二つの方向性があるといいます。
相手の言う事を受信して、理解すること。
そして、自分のことを相手に伝わるように発信すること。

ふたつある、ということは、非常に双子座っぽいなと思います。

双子座のテーマは、卓越したやり取りがありつつ、場を乱したり、自分が言いたいことを見失うことなく、いかんなくやり取りを続け、他者同士をつなげたり、やり取りを失ったものにやり取りを与えて、やり取りの輪に戻したりできます。

特に身近な人たちとのやり取りは、身近ゆえに問題が起きるとこじれますし、うまくいかなくなります。
そういう近いからこそ問題が起きる場所に、双子座は頼れる力を持っています。
人は個人的なプライドや勝手な想像で、現実から離れて自分勝手に思い込みの脚本を作ってふるいまい始めます。「夫はきっとこういう人に違いない」とか、「学校の先生はこういう感じ」「優しそうな人だから教えてくれるはず」とか、確認なしで勝手に考えています。
が、双子座はそういう所もコミュニケーションとやり取りを介するので、「ちょっと聞いてくるね!……聞いてきたけど、無料で教えてくれるサービスないんだって、予約してお金払うとやってくれるらしいよ。じゃあ今日は無理だね今度予約しようね!」みたいなことをスッとやります。
勝手に「お店の人だから全部教えてくれるでしょ、タダで」と思い込んでいた人からすると、こっちは客なのに教えてくれないなんて!?と勝手に怒ったりしますが、ルールを知らずに無視した身勝手はこちら側です。でもそういうのを、スッとコミュニケーションで理解し、やり取りの風通しを良くします。
「やってれるもんだと思ってたけど、あのお店はそうじゃないんだねー」くらいの、理解とその後の対策が双子座は簡単に用意できるのです。

木星が来ると、そのエリアは無責任に拡大される

さて、そんな双子座に木星が入ると、木星の持つ「拡大」という力がそういう双子座的な働きをどんどん拡大していくと解釈されます。

基本的には、いい事がどんどん増えるというイメージが強く、古典的に木星は洋の東西を問わず吉星、大吉星と言われています。
が、いい事があるというのは裏に面倒なことがあるということでもあります。
なにかが増えた時、いい事だけが増えることはありません。
素敵な家具を買ったけれど、それを置く場所を作るために、部屋の模様替えをして粗大ごみを出したり、そういう厄介なこともついてきます。

とにかく、拡大というのは、いい悪いの判断もなくなんでも拡大されるという事なので、杜撰で大雑把というのも木星のキーワードです。
楽観的で「だいじょぶだいじょぶ、へーきへーき」と言ってぐいぐい行った結果、なにも大丈夫でも平気でもなく凄まじい負債が膨らむ=拡大しているなんてことも、木星のお力です。

それが双子座的な課題をどう「拡大」していくのか、ご自身の生活の中について少し考えてみましょう。

今以上にLINEやスラックの細かいやり取りが増える???
仲良しのお友達と会う機会が増えて、楽しいおしゃべりの時間ができる??
それとも、嫌な会社の愚痴大会にちょっと相槌を打ったら、毎回その愚痴大会を開かれることになってしまっている??

なんでもいいので、自分のこととして、いい事や悪い事と区別をせずに、思い巡らせてみてください。

自分の意図と違う意味でバズってしまったり、というのも拡大という感じがします。かつてはどんな手段でも有名になるならそれでいいという感じでしたが、今は訴訟もあるし(しかも一方的に因縁をつけられるスタイルの訴訟に巻き込まれるケースもあります)、悪意に満ちた暇つぶしに悪口をぶつけられることもあります。

また、表面的なやり取りが過剰に評価されることも、拡大と言えるかもしれません。
丁寧な敬語を使って書いている文章は、きっと賢くマナーのあるちゃんとした社会人が書いているものだと勘違いしている人が多いですが、凄まじくナルシストで借金まみれの自制心がない人である場合も、あり得ます。
言葉の印象から感じた真面目でちゃんとした人とはかけ離れた汚らしい印象の人であっても、言葉の印象のほうを優先してしまう、というケースです。

これは詐欺師の常とう手段で、目の前で花が枯れているのに「大丈夫ですよ、家に帰ってお水に差せば復活しますから!2000円です!」と言って枯れた花束を売りつけるような事もできてしまいます。

言葉より行動を見なさい、というのは常に先人から戒められることなのですが、悪い事でも言葉でのコーティングがうまく効きすぎる&良いことをちゃんと伝えると爆発的にちゃんと伝わる、という感じになりそうです。

うまく使えばよい結果を、悪く使えば、まあそういう結果になるわけです。

じゃあどういう「設定」にするのか?

言葉と手帳は、非常に相性がいいというか、同じ素材でできているものです。言葉がなければ、手帳はうまく使えません。
双子座のやり取りは、手帳の大きな機能のひとつです。

誰かとの約束、そこまで行くための時間の配分などは、双子座の仕事
(≒水星の仕事)でもあります。

ということは、手帳の使い方ひとつで、この双子座木星の期間の方向性をよりよく「設定」することができる、というのが、私の解釈です。

手帳は、設定がすべてです。
設定とは、最初に物事の条件を仮定する事です。

よく考えてみてください。予定は、全部仮定です。
〇日にミーティングです、という予定は、もちろんその日にミーティングをやるつもりでみんなが準備していますが、あくまで仮定の話です。
イベントに予約しても、本当にその日参加できるかどうかは、まだ仮定です。急に台風で中止になるかもしれないし、自分が高熱を出して出かけられないかもしれません。
すべての予定は「行くと仮定して」いるものなのです。

なので、「この双子座木星期を、私はどういう設定にしてみようかな?」と考えること。そしてそれに従って、ある程度予定を組んでみることです。

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