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マガジン特別編・2020年までにやっておくこと

noteのムーンプランナーズマガジンは、毎回新月満月のタイミングと上弦下弦の半月のタイミングで更新されます。
それに対して、毎回紙に印刷している冊子版は、半年分の新月と満月のコラムを先取りして読むことができるという違いがあります。

特に今回の2019年秋冬号に関しては、書下ろし部分をがっつり付けました!
なので紙で購入した方も多かったと思います。

2019年秋冬版が半分を超えてきたので、その書下ろし部分を一部noteで公開いたします。(かなり遅刻気味のサンタクロース)


① ネットバンキングやキャッシュレスへの対応

2019年3月に、牡牛座に天王星が入りました。お金に関すること(特に財布に入っているお金)に変革が起きます。キャッシュレス対応というのは、なるほどピンとくる出来事です。
別に特に困ってないけど、と思っていても、ぜひやっておきましょう。

ネットバンキングにするために書類のやり取りなども手間がかかるかもしれませんが、やるだけの価値はあります。
Suicaなどに代表される交通系電子マネーもアプリなどで対応できるようにしていきましょう。切符やチケットをオンラインで購入することも体験してみましょう。

2020年以降、時代が地から風に移ります。物質(コインや切符)ではなく情報(アプリ内の記録)に移行していくので、使い慣れておくこと。
ただ、すべてをキャッシュレスにする必要はありません。
キャッシュレス技術をちゃんと使えるように準備していくということが大切です。

② 山羊座的な権利の行使

2019年12月から木星も山羊座に入ります。土星と冥王星が山羊座で待っていて、そこにグレートコンジャンクションになる木星が入ります。
山羊座的なことに重みがかかります。

大きな権力構造、大きな企業や行政、伝統的なこと・もの、寺院などです。
特に、行政に関することは比較的身近なのでガンガンやっておきましょう。

一番身近なことは投票にいくこと。

結婚や離婚、出産などで行政に関する手続きが起きることがありますが、加えて行政の提供する相談室や、場合によっては生活保護、年金に関することなど、関わりのある行政の機関にはなるべく積極的にかかわりを持ちましょう。

印鑑を押す書類を扱うようなやり取りが、山羊座的なものにつながっていきます。

もちろんいいことばかりではなくて、問題も多いし、たらいまわしで成果がないなどもありますが、だからこそ関わる必要があるのが2020年の山羊座イヤーです。

伝統工芸品や、伝統行事にも積極的に参加、見学。大きな神社仏閣、教会なども、日常のお散歩や、旅行の際にも、ぜひ足を運びましょう。

③ 冥王星の持つ「自分の中のどろどろした強い欲望」を探し当てる

10月に入ると冥王星が巡行に戻ります。
2008年から山羊座に滞在する冥王星に土星と木星が次々ヒットしていくのが2019年末から2020年です。
すべてを根こそぎ大変革してしまうマグマを抱えているけれど、それにしっかり蓋をして抱えていられるという強い星です。
ぴったり蓋をして持っているというのは、無意識を扱っているということで、恐ろしいことに「自覚できない」のがこの冥王星の管轄になります。
この自覚できないことが、さすがに土星や木星が何度もヒットすることで刺激されて動くことが起きそうです。

といっても、正直個人的に何かできる範囲のものではないのが冥王星。
むしろ、どうこうするというよりも「自分の中にあるえげつないもの」をちゃんと把握しておく、というのが精いっぱいのことだと思います。

自分では上品にふるまっているつもりでも、他人が見るとなんて下品なことをする女なんだ!みたいに思われていることってありますが、その「下品な女」も自分の一部です。
そこを認める、受け入れるというようなことです。
他人からの評価である「下品な女」というのも、本当に意味のある認識なのか、ということも、そういわれたことにショックを受けたのか、あるいは受けなかったのか。そういうことも、一度受け止めることで見えてくることです。

自分が一番嫉妬していること、憎んでいること、自分はこんな風に特別扱いされたいと思っている選民思想性欲金銭欲、権力志向。怠惰さ

「自分なんて、ほんと才能ないんだから責任ある仕事なんかさせないで楽をさせてほしい」という自己否定からくるズルや、「自分は弱い人間なので、有名人や華やかな人は攻撃してもいい」というマイナスの特権意識などもあります。

これらを矯正して直せ、ということではないのです。
それがあるということを、ちゃんと把握しておくのが、この冥王星に引きずられないために重要なことです。

逆に言えば、嫉妬ってものすごい威力があります。ありえないことをものすごい集中力でやり遂げてしまう力を与えます。
嫉妬しないで生きている人よりも、嫉妬に苦しむ人のほうがエネルギーの量が強い。ということは、うまいこと嫉妬を持てるとそれだけで爆発的なエネルギーになるということです。
嫉妬も憎しみも持ちようひとつで、結果が変わります。迂闊(うかつ)に捨てたり蓋をして忘れたりしないで、活用していきたいものです。
私たちは基本的に自分の中の冥王星的なものに常に引きずられてしまっているのですから。


④ 性(セックス、ジェンダーの両方)について考えること

冥王星の管轄に、性のあり方があります。
性欲もそうですが、もっと複雑に絡んだ憎しみやプライド、しまっておかないといけないことだからこそ問題がこじれることが多い場所です。

2018年に木星が蠍座を移動していた時期に、性に関することではmetoo運動を皮切りに、セクハラについてちゃんと社会の表側で考えることができるようになってきました。

そこから同性婚などの課題、さらに育休を男性がとるかどうかという課題など、性やジェンダーにまつわる話が表で交わされるようになりました。

山羊座では、非常に封建的な仕組みを司っているのですが、次に来る水瓶座はジェンダーレスというかユニセックスを司る世界です。
まずは、現状の封建的なスタイルのセックスやジェンダーの在り方をもう一度確認して、そこにとらわれている自分の感覚(女性の車掌さんのアナウンスが死ぬほど嫌!という人もいるのです。車掌は男性の仕事という思い込みが自分の中にあってそれが社会で通用しない場面に遭遇するとものすごく苦しくなってしまう。これは女性の訴えでした)を再確認しておく。

それをしないと、無意識に男性を卑下していることとか、女性としての基準に外れる振る舞いの人はいきなり憎しみの対象になるとか、今までナチュラルにやってきたことが社会の変動で「なんて恥知らずで時代錯誤なことをいう人だ!」といわれることになってしまうかもしれません。

「僕は女性にはとてもやさしいつもりなんだけど」と頭をかしげているセクハラおじさんがいますが、自分の中にある性に関する常識もそんなセクハラおじさんと同じくらい凝り固まっているのです。
そこを、いきなり外側から壊されるのは、非常にキツイことです。

自分の欲望につながる性に関することだけではなく、その周りにあるセックス、ジェンダーについて思いめぐらせることは、山羊座で冥王星に土星や木星が重なる時に重要な意味を持っていくと思います。

別に人に話す必要はないです。それでも、一度は考えておきましょう。


⑤ 自分なりの表現方法の確認

時代は、地から風に移っていきます。ということは、情報発信こそが価値を持つ時代になっていくということです。
つまり、貯金よりも素敵なイラストをSNSにupする方が価値がある時代になっていくようなものです。自分なりの発信方法、表現方法を確認しておきましょう。

別に文章だけとは限りませんし、イラストも、漫画が書けるくらい上手である必要もないのです。ちょっとしたメモ書きでもすごくうまく伝わることがあります。

だから、自分なりの表現方法を磨いていくことが大切です。
LINEのスタンプ使いが天才的にうまい、みたいなのも表現方法です。
どんな方法でも表現は表現である、ということをもう一度思い出してみてください。
文章が書けないとか、絵が描けないということにこだわらずに。


⑥ 受信力の調整

情報が価値を生む時代に入るということは、いい情報を選ぶという仕事が今以上に過酷になる可能性があります。
今でも山ほど情報があふれているのに、これからさらに過激になるのかもしれませんし、それ以上に私たちが受信する力を高めるのかもしれません。

デマ情報というのは、ある程度信頼すべき部分があるからこそデマになります。
自分が何を信じているのか、ということがその判断基準になります。

昔はテレビに出ていることは全部真実と思っていた時代もあっただろうし、それは幼さが理由だったり、社会の仕組みを知らなすぎるのが理由だったりしました。
それ以外にも、信頼しているものが発信している情報は全部信じている(一家の長であるお父様が言うことは全部正しいという時代が長いこと続いていました)とか、感情に基づく判断もあります。
何を信じているのかというのは、非常にあいまいで、同時にいろんな理由があります。

自分の都合のいいように解釈するのが人間の脳で、それは自分の居場所の安全を守りたいがためだったりします。
「判断理由」とは非常にあいまいなのです。
だから、受信力の調整は基本的にガバガバで放っておかれていることが多いです。

何か特別に気になることがある場合は、アンテナを立てたり、網を張ったりできるのに、興味のない部分の情報受信力は大体ほったらかしなのです。
そして、この無意識の部分から問題は入り込んできます。

無意識を司る冥王星が活発な時期をこえて、情報に価値が移る2021年に入っていく流れの中では、この「無意識の受信」のお掃除と調整をしておくのが次につながっていくと思います。


終わりに(note版書下ろし)

このコラムは秋からやるべきこと、という視点で書き下ろしているものになります。
秋から冬になり、年も変わるというところに来て、ご自身のまわりの様子はいかがでしょうか。いうほど変化がないなと思う人もいるし、いやいやすごい厄介なことになっているぞという人もいると思います。
どちらがいい、というものではなくて、ご自身の生活そのものを誰かと比べることなく、しっかりと受け止めていくことが、すべての第一歩になっていると思うのです。

今まで、たくさんの第一歩を重ね、積み上げて、今の生活ができていると思います。
例えば、お腹周りのお肉も30分で2割増しになったなんてことはないと思います。いいことも、わるいことも、少しずつ私たち自身が積み重ねてきてしまったものです。

ここで、「ああー私はダメなことばっかりしている!」と自分を責める癖がある人も少なくないかと思いますが、その責めるのを少し止めて、こう考えてみてください。

「少なくとも、これだけの結果を出せるほどの力が、私にはあった」

その結果が自分の気に入るものだったのか、そうではなかったのかに関わらず、それだけの力が自分にはあるという事実が、今の目の前にあるものです。

その力を、どう使っていくかはあなたの裁量に任されています。
それは少し怖いことでもあり、またとても自由で誇らしく、非常に豊かなことだと思います。

新しいことを取り入れていくのも、やったことがないことをやるのも、これだけの力があったあなたなら、できることはたくさんあると思います。(すべてを完璧にクリアするのは無理であっても)

もうちょっとグレートコンジャンクションの流れなどを読みたいという方は、ぜひこちらの紙のマガジンをどうぞ。(そんなに在庫はないのですが、まだ少しあります)

あなたにとって、よいこともそうでないことも素晴らしい結果につながっていく2020年になりますように!
そして2019年までを乗り越えてきた勇気と努力と、センスと、そのほかあらゆるあなたの美点をたたえて、素晴らしい大晦日を迎えられますように。

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