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2022/12/16 プレゼントを誰もが準備する、下弦の月

年末です!
いえ、まだもう少し先ですが、働いている人たちは「年末の休みがここからだから、それまでにあれとこれとそれを」「えっ、これもう間に合わないの!?」などと大慌ての中にいると思います。

同時に、そういう流れから切り離された状態にいる人は、それが寂しくて仕方なく思ったり、寒さのせいで気持ちの落ち込みがとめどないという事も、起きがちな時期です。

心が荒むと、異様に化粧が濃くなったり、いつもは買わないものを買ってしまったりしがちです。
ちょうど世の中はクリスマスや忘年会新年会、帰省などの、「みんなで集まる時間」を多く提案してきます。
それに合わせたいろんな商品が並びます。

当店も、それに合わせてというつもりはないのですが、やはり世の中の流れはありまして、いくつかこの時期だからというものがご用意できました。

こちらは、これからのご注文は冬至の日には間に合いませんが、ご予約はまだまだ受け付けておりますので、安心してご注文下さい。
発送は、これからのご注文だと年末から年明け以降の可能性がございます(あちこち、調整が必要なので断言できずに申し訳ありません)。
ピアスをはじめて作ってみたので、ぜひ。

追加で、「お正月に赤下着」という縁起を担いで事前予約でお作りした茜染のアイテムが、何をどうしたことか「間違えてたくさん染めちゃった……」という連絡があって、在庫が追加になりました。
予約の意味ーーー!と頭を抱えているところでございます……。
当店とても小規模なので、在庫を抱えると年が越せない感があるので、「ああ、欲しいと思ったけど見逃しちゃったんだよね」という方に、ぜひ見つけて頂きたい気持ちでいっぱいです。
こちらはご注文後、それほどお待たせせずにお送り可能です。

画像の色よりも、染め上がりはもっと「赤」という感じの赤でした。画像は少しオレンジみが強いですが、もう少し濃い赤という感じです。草木染ならではの色の揺らぎです。
キャミソールは、各サイズ2枚。

タンクトップはLサイズのみ。

大人気、シルクニットのはらまきもあります。ふわふわやわやわ。

茜染は昔から婦人病の薬とされていて、血の巡りをよくすると言われていました。現代のお薬のように効くわけではないのですが、確かにこの赤い色は少し体温が上がるような、血の巡りがよくなる感覚を呼び起こします。

身体の中の火を呼び起こすような、そんな色です。
草木染なので化学的な色とは全く違って、とても儚いところがあるのですが、使っていくうちに「私のために働いてくれたんだね」というしみじみした気持ちになるのが、なんとなく嬉しく感じられます。


そして、今年を締めくくる、あるいは新しい年を祝うお酒に、満月の頃に収穫したぶどうで造られた赤ワインはいかがでしょうか!
これは本当に偶然、「調べたら2016年のビンテージ赤ワインがちょうど満月の頃に収穫している」と分かって、ワイン屋さんが在庫を少し抑えてくれたものです。
セットで微アルコールのスパークリングロゼをあわせたギフトボックス仕様になっています。

左が赤ワイン・右が微アルコールスパークリングロゼ

ワインセットは、ワイン屋さんから直送のため、手帳等の同梱はできません。


当店からの贈り物は、こんなラインナップです。
あまりスマートではないなと思いますが、月の満ち欠けを売って生きている不思議なお店としては、このくらいがちょうどいいくらいなのかな、とも思ったり、もっと努力が必要かもと思ったり、いつも気持ちは揺らいでいます。

誰もがプレゼントを用意する季節です。
贈る相手がいる人はその幸せを大切に、贈る相手がいないと感じる人は、もう一度そうなのか考えてみるのもいいと思います。
なにより、ご自身に何かを贈るとしたら、何を贈りたいでしょうか。
誰もが、贈り物を用意する季節。
そこにつまらない見栄や、つまらない人間関係のパワーゲームもたくさん発生します。それも含めて、どこか滑稽で愛おしく、そんな世界に生き延びていることを、痛くも思い、あたたかくも思う。

その思いが、冷たい空気のどこかにあると思うと、悪くない季節だなと思います。


その他、イベント等のおしらせ

年明けですが、前回大人気だったこちらのイベントの第二段が予定されています!詳細は追ってお知らせなので、公開まで乞うご期待☆


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