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2022/9/26 社会に生きるには自分が育ってないと厳しい面がある、天秤座の新月

9月26日(月)、6:55に天秤座で新月になります。
新しい季節の幕開けです。

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新月直前に秋分の日があり、二至二分にしにぶんという暦の節目を通り過ぎました。
二至は、夏至と冬至。
二分は春分と秋分です。
どちらも太陽と地球の位置関係から生まれる節目になります。

月のリズムを注視すると、太陽のリズムを無視して「月リズム至上主義」みたいになってしまうケースもたまにお見かけするのですが、現実社会は圧倒的太陽時間で動いています。
太陽のリズムを無視することは社会的な行動ではないし、どんな人も「今の社会の中で」うまくやれないだろうかと悩んだり挑戦している訳なので、そこを無視してしまうと本末転倒になってしまいます。
大金持ちになりたいのも、素敵な結婚相手と巡り合いたいのも、今の社会でうまくやっていくために願っている事のはずです。

月のリズムは太陽のリズムをうまく動かすためのサポートとして、とても活躍してくれます。
いつもはすこしずれているのですが、新月と満月は太陽と月が重なる(または向かい合う)節目です。

今回の新月=太陽と新月が重なるタイミングは、ホロスコープを見ると、不思議な緊張と調和が存在しています。

まず太陽と月の重なりの真向かいに、牡羊座に入った木星がどーんと座ります。
真向かいの状態というのは、どこか圧迫感があり、緊張と対立と読むこともできますし、それゆえの強い結びつきという事もできます。

天秤座は、人間の一生を12星座で表すときに、社会人になることを表しています。
牡羊座で生まれ、牡牛座で身体を成長させ、双子座で言葉やコミュニケーションを覚え、蟹座で安心してはぐくまれ、獅子座で自己主張を覚え、乙女座でルールと規律を学びます。
そして、天秤座で就職します。……というのは言葉のあやかもしれませんが、つまり家庭の中の世界で終わっていたところから社会に出ていくということです。

天秤座を表現するのに、社交的とか八方美人みたいな言葉を見かけるけれど、社会の存在=自分の外側の存在をはっきりと意識しているステージになるということです。

ここでむずかしいのは、きちんとここまで自己を育て確立してきてこそ、社会の中に出て意味があるという点です。
自己が確立しないまま社会にでると、中身が空っぽの、仕事だけをする奴隷のような、ロボットのような形になっていきます。
なにせ、外の世界はいろんな意見があって忙しくて、人に合わせてやり方を変えなくてはいけないし、時には喧嘩もいちゃもんもあり、また熱烈なラブコールによって立場を変えざるを得ない(幸せな結婚ということもあれば、ストーキングされて引っ越しをするまで、結果は幅があります)ことも起きてきます。
自分の意思、意図にそぐわないことが、山ほど起きてくるのです。
その時に、ちゃんと自分自身をはぐくんでこれたかどうか、ここが大きく試されます。

今回の新月は、真向かいが牡羊座の木星です。
牡羊座は、混沌から飛び出した「個」、最も純粋で強烈な、他者の存在など意に介さない強い個を表します。
生まれたばかりの赤子は他人のことなど知りませんが、そういう無垢で力強いエネルギーのような存在です。

真向かいにあるということは、天秤座の「他者ありき」の世界において「で、自分は??」と100回くらい真正面から問われるという事でもあります。

自分の裁量で動かせる範囲ならそれもいいでしょう。
でも、より強い意見や上の判断に逆らえないという事もあります。厚かましい相手だけれどおだてておかないと全体の利益を損なう事もあります。
自分はどう思う?と聞かれたら、「なんて厚かましい!さっさと出ていって」と叫びたいのに、「ようこそいらっしゃいました、いつもありがとうございます」と言わなくてはいけないのです。

真向かいの木星は牡羊座の視点で「それでいいんか?」と問うし、天秤座側からしたら「嫌だけどこうするのが全体の利益をより高める」と判断する。
引き裂かれるような気持ちになる時もあれば、牡羊座の「自分はどうなん?」という問いが天秤座の視点をより鋭く価値あるものに押し上げることもあります。

ホロスコープは円形をしていて、真向かい同士の星座は「方向性の違う似た者同士」とされています。
本来は非常に相性が良い、と言って差し支えないのです。
同時にそれがプレッシャーでもある。

そういう星回りの新月に、金星と水星も寄り添っています。天秤座側には月と太陽に加え、水星と金星もある状態。水星も金星もまだ乙女座にあって天秤座入りしていませんが、非常に近い位置にあります。
しかし木星はとにかく影響力の大きな天界の大吉星。
反発し合うプレッシャーとするよりも、「他者と、それらの関係をうまくやる」天秤座的な視点に、「自分は?」の力を強く足していきたいところです。

ほかにも新月のタイミングでは、大吉相と呼ばれるグランドトラインが紛れ込んでいます。
天秤座に近い水星と金星に、山羊座の冥王星、牡牛座の天王星が120度の位置を取っています。強く重い遠くの星(トランスサタニアンと呼ばれます)が、足の速い水星と金星に祝福の角度なので、実務的なことにもグッと深みや通常では信じにくいミラクルが起きたりしそうな配置です。

引き裂かれそうな事もありますが、なにかと恵まれていて運もよくなんとなく乗り越えられてしまう、でもズシッと「自分は?」という深い矢も刺さる、そんな新月のタイミングです。

社会で生きることを投げだしたり、恨んだりして逃げようとせず、しっかりと自分を持っているからこそそれができる(たとえ自分の身の丈範囲であっても)と思えた時、向かい合う木星の吉祥は大きく輝くのではないかと思います。


水星はしばらく逆行が続きます。
というか、木星、土星、天王星、海王星、冥王星とほとんどの惑星が逆行中です。

10/2にまず水星逆行が終了します。
しばらく混乱が続いていた交通や流通が、そのあたりで滞りが取れてきそうです。台風の影響からも、早く回復できればいいのですが。

10/3山羊座で上弦の月です。
新月時の金星は外れますが、冥王星・天王星・水星のグランドトラインは緩やかに継続中。太陽と木星の真向かい(オポジション)もこの頃まで継続しています。
山羊座冥王星・牡牛座天王星・乙女座水星のチームは、非常に実務的でパワーがあり、ダメなものはダメだしいいものはすごくいいし、言い訳は通用しないし結果を出せばあれこれ言わずにすぐさま表彰してくれる、ちょっと変わり者だけど現場に強くて頼れる上司(の中でもかなり偉い人)みたいなところがあります。そういうものの守護を得たいことがあれば、新月から上弦の月頃までは、積極的に勇気をもって行動していくべき時期。

10/9、満月の前日に山羊座の冥王星が順行に戻ります。
4/30あたりからなんとなく棚上げになっていたテーマが動き始めるかも。


ムーンプランナーは、なるべく早めに届くようお送りしています。


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