42 Tokyoに合格した話

お久しぶりです、絶賛フリーターのぼくです。
今回は2020年1月に42 Tokyoってスクールの試験を受けて合格したのでそのお話です。

そもそも42 Tokyoってなに?

以下、公式サイトから抜粋

42 Tokyo(フォーティーツー)は、フランス発のエンジニア養成機関です。
「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」を理念にシリコンバレーをはじめ、世界各国でエンジニア教育をおこなっています。
24時間利用可能な施設、学生同士で課題を克服するピアラーニング、学費完全無料など新しい仕組みで、社会で活躍するエンジニアを数多く輩出しています。

なんとなく「先進的っぽくてすごいなー」くらいの認識でいいと思います。
ここで勉強するための試験を約4週間かけて受けてきました。

この試験は4週間の間、与えられた課題に取り組んでテストを受けて、ってサイクルで回るんですけど、プログラミング未経験者であろうと関係なく問答無用で課題を解くにあたっての先生やヒント、教材は与えられないんです。「いや、どうやって解くねーん」って感じですよね?その回答としては最初に与えられた課題にざっくりこう書いてありました。

『分からなければインターネットで調べよう。それでも分からなければ右隣の人に聞こう。それでも分からなければ左隣の人に聞こう。』

要はまず調べて、分かんなかったら周りの人を頼れ!ってことですね。
これ、あからさまに人件費と教材費削ってるじゃん。とか人によっては思うところがあると思うんですけどいいシステムだと思います。

あくまで僕の主観ですが、ネットワークがこれ程までに発達した現代において検索が下手な人って"狩りの仕方が分からない原始人"くらい生きるのに必要な能力が足りてないと思うのです。(狩りは男の仕事で女は料理みたいな話は横に置いといてね)

この段階でまず『自分が全く前提知識を持っていないことについてネットで調べる』能力が嫌でも身に付く。

次に『周りの人に聞け』って部分なんですけど、piscine(42における入学試験のこと、フランス語でプールの意)に参加してる時点で合格を目指すっていう共通の目的を全員が持ってるわけで、まず協力意識は生まれると思うし、選考基準が明かされておらず何が合否に影響するか分からないためこの段階で他人を邪険に扱うのは憚られると思います。
42はこのお互い教え合う"pear to pear"という姿勢を非常に大切にしてます。
以上のことから空気感的にも人に聞きやすい感じなのでよほどのことがない限り「検索してもわからん!詰んだ!」って状況にはならないかなぁと。

僕は過去に塾講師のバイトをしたりとか、大して能力もないくせにサークルで後輩相手にベースの講習会で講師役したり、結構人に教えることが好きなんで楽しかったです。
それを差し引いても学習において人に説明するというのは結構大事だと思ってます。人に何かを教えるためには自分がその何かをちゃんと理解している必要があるし、人に教えることで自分の中で整理出来たりすると思うので。

これだけでも十分良い経験だったと思うんですけど個人的に一番感じたことで、今回のnoteで一番書きたかったことは、1ヶ月間ひたすらコードを書くのが本当に楽しかったんです。
いくら口先で「こういう事がしたい、仕事がしたい。」とは言っても実際にやってみたらなんか違うってなることは誰しもあると思うんです。
自分も常々エンジニアになりたいなあとは思ってたけどいざそうなった時にどうなるかは正直わからなかったけれど、少なくとも1ヶ月間朝起きて夜寝るまでずっとコードのことを考えてるのが全く苦じゃないどころか本当に楽しかった。

Twitterで42 Tokyoを検索すると結構「毎日コード書くのが辛い」「分からない課題で詰まってしんどい」って方がいたけど、そんなこと微塵も思わなかったんですよね。
なんなら「1ヶ月間無限にコード書いてるだけでいいとか天国か〜〜〜???」とか思ってたし。

とにかくめちゃめちゃ楽しくていい経験になった1ヶ月でした。

あ、あとついでに言うとだいたい1日9-15時間くらいコード書いてました。人によってはもっと長いことやってて落ちた人もいるだろうし、もっと少ない時間で受かった人もいると思うけど僕はそうでしたって話です。

4月からご一緒する方はよろしくおねがいします。
ちなみにvim教です。

born 2 code?
それでは。