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ウォーハンマー40k ケイオスディーモン:フレッシュハウンド&ブラッドクラッシャーのススメ

はじめに

前回もちょろっと書いたが、筆者は今コーンデーモンメインの編成にハマっている。
今回は、自分のコーンデーモンメインの編成で中核を担っている、フレッシュハウンドとブラッドクラッシャーをお勧めする記事を書きたい。

フレッシュハウンドくん

まずは、フレッシュハウンド君の基本スペックについて見ていこう。

  • ポイント:15

  • 編成数:5体~10体

  • 兵科:ファストアタック

  • 移動力:12mv

  • ヒット:3+

  • 攻:5

  • 耐:4

  • 傷:2

  • 回:3/4

  • 統:7/8

  • セーブ:魔防5+/4+

  • 射撃武器:(リーダーのみ)射程12mv/アサルトD6/攻4/貫通-1/D1 オートヒット

  • 白兵武器:攻5/貫通-2/ダメージ1(突撃時は2)

  • その他:妖術抵抗判定可!コア!ビースト!

以上のようなスペックである。

わんわんお!頭がいいので、コアが付いている。(多分)

コスパの良さ

まずいい部分は、コスパの良さである。
先日のポイント更新で19ptから15ptになったため、7.5ポイント/傷というかなりローコストなユニットとなった。
それでいて耐4、魔防5+/4+を持つので、最低限の耐久力を備えている。
コーンデーモンのトループであるブラッドレターと同様の防御能力だが、ブラッドレターは13ポイント/傷であるから、だいぶ安いことがわかるだろう。
また、攻撃面も、オートヒットの所謂フレイマー武器を持ち、(フレイマーを持っているのはリーダーのみとのことです!)コーンらしく白兵も得意(突撃時はダメージが倍になる)。
これだけの武装盛り盛りで15ptは、かなりお得なユニットと言えるだろう。

圧倒的移動力

兵科がファストアタックだけあり、移動力は圧巻の12mv。
武器がアサルトオートヒットであることを考えれば、射程が12mvであったとしても、1ターン目に敵ユニットに届かせることすら可能だ。
コーンデーモンは以下に敵に接近し、突撃するかが肝なので、この移動力は実にありがたい。
また、ビーストのキーワード持ちであるから、突破可能テレインを通り抜けることも可能で、実に取り回しがいい。
遠くの主要目標に駆けてもよし、敵を迂回して裏に回ってもよし、移動力は高いければ高いほど、いろいろな戦い方ができる。
フレッシュハウンドの明確なストロングポイントだろう。

対モブ特化の射撃武器

先日のデータスレート更新で、デーモン軍の貴重な対モブユニットであるフレイマーオブティーンチ君がナーフされた。
大型ユニットに対するグレーターデーモン、さらにコーンデーモンがエリートユニットに対して特効(ダメージ2武器が多いため)ではあるが、対モブにはいまいち有効なユニットがないのがケイオスデーモンの現状だ。
そこで、新たな対モブユニットとして、個人的に注目しているのがフレッシュハウンドだ。

その射撃武器は、各D6初のオートヒット。つまりフレイマーであり、スタッツも攻4/貫通-1/D1と、フレイマーオブティーンチのフレイマーには劣るものの、対モブとしては十分すぎるスペックを持つ。
10体編成にすれば、期待値35発。
例えばミリタルム兵なら、一気に約18体焼くことができる。十分だろう。貫通がやや低いが、軽蔑の鎧がなくなったことも追い風で、以前よりエリート相手にも攻撃が通りやすくなったことも追い風だ。

また、オートヒット武器であるから、警戒射撃も強力。
突撃時に白兵武器が強くなる特性があるため、あまり相手から突撃されたくないユニットであるが、最大10D6のオートヒットが待っているとなると、相手も安易な突撃はためらってしまうはずだ。実にシナジーがある。

こちら、射撃武器を持っているのはリーダーだけとのこと。

対エリートまで対応可能な白兵武器

フレッシュハウンドの白兵武器は特殊で、突撃時のみダメージが2となり、それ以外は1である。
突撃時の攻5/貫通-2/ダメージ2はマリーン系を非常に効率よく倒せるスペックで、軽蔑の鎧がなくなったことによりターミネータークラスにもしっかりダメージが通せる。
10体編成で31回攻撃、通常のスペックのマリーン(インターセッサーなど)であれば、約8体倒せる計算だ。
さらに、コーンデーモン単で組めば、攻撃回数を上げる歪みの嵐にもアクセスできるため、さらに威力は上昇。コアであるから、リロールバフなどにもアクセス可能と強力だ。

非突撃時はダメージが半分の1に下がってしまいやや物足りないが、下がるのはダメージだけなので、モブを倒すには十分だろう。

とはいえ、どうやっても攻は5までしかない。
これはグレーターデーモンを除く、コーンデーモン共通の弱点なのだが、耐6以上の相手には大きくダメージ出力が落ちる。
それらの敵はグレーターデーモンに任せ、フレッシュハウンドはエリートやモブを荒らしていくことに専念するのがいいだろう。


傷1~2のユニットを倒すにはもってこいのユニットだ。

妖術抵抗判定(サイキックへの抵抗)が可能

なんとフレッシュハウンド君、妖術抵抗判定が可能だ。
さらには、コーンデーモンの策略、魔術への侮蔑(サイキックに対して妖術抵抗判定が失敗した後に発動可能で、4+で強制失敗させる)を強化することが可能で、フレッシュハウンドの12mv以内にサイカーがいれば、3+で失敗させることができる。

サイキック、特に強力なバフであったり、テレポート系のサイキックなどは成否が勝敗に直結するような類のものなので、これらを妨害するチャンスがあるというのは大きい。
コーンデーモン全体にサイカーがおらず、サイキックに対する抵抗力が弱いという弱点を抱えているので、これを緩和してくれる、貴重なユニットだ。

入手難易度が低い

フレッシュハウンド君、なんと入手難易度も低い。
というのも、デーモンのコンバットパトロール箱に、なんと、計10体ものフレッシュハウンドが詰め込まれているのだ。
コンバットパトロール箱にはほかにも、後述するブラッドクラッシャー君も3体、ブラッドレターも20体入っており、かなりお得である。
筆者はセールの時を狙って3箱買ってまとめて塗った。割と地獄だった。


わらわら。

弱点:ベースサイズがデカい

とまぁ、いいことづくめのような書き方をしたフレッシュハウンドであるが、その唯一といってもいい弱点。ベースサイズが楕円の奴で、デカいことだ。
デカいので、全員射撃・白兵できるように並べたりするのが結構大変になる。
テレインが密集しているような戦場だとことさら大変なので、そこは明確に弱点といってもいいだろう。
接敵移動・再編移動を忘れずに。

これがまた、よく詰まる。

まとめ

上記のように、コーンデーモンの弱点である対モブ、サイキックにバッチリ刺さる性能を持ち、コスパも悪くない。
実に万能なユニットに仕上がっていると言える。
とはいえ、決して打たれ強いユニットというわけではないので、開幕から出すよりは、テレポートからの奇襲などを使い、大切に運用したい。

決まれば、とんでもない絵面になるぞ!!

ブラッドクラッシャーくん

次に、フレッシュハウンド君の基本スペックについて見ていこう。

  • ポイント:40

  • 編成数:3体~6体

  • 兵科:エリート

  • 移動力:10mv

  • ヒット:3+

  • 攻:5

  • 耐:5

  • 傷:4

  • 回:3/4

  • 統:7/8

  • セーブ:魔防4+/4+

  • 射撃武器:なし

  • 白兵武器:攻5/貫通-3/ダメージ2、

  • 白兵武器2:各兵、追加でマレフィック4 攻5(突撃時7)/-2/1

  • その他:旗と楽器を装備可能!コア!ブラッドレター!キャバルリー。

以上のようなスペックである。

本来は、牛の上にブラッドレターが乗っているユニット。
なのだが、我が家のブラッドクラッシャーに乗り手はおらず、自分で剣を咥えている。

まあまあのコスパ

ポイントが前回のポイント更新で45から40に下がり、少しお得になったブラッドクラッシャー君。
10ポイント/傷と、そこそこのコスパとなった(ブラッドレターよりいい。というかブラッドレターが高級すぎる)

高い移動力

移動力は10mvと、フレッシュハウンド君に近い高機動で、重ねて言うが、白兵にいかに持ち込むかが重要なコーンデーモンとしてはかなり重要な性能で、強みである。

さらに、ブラッドレター・コアであるので、「狂乱の流血渇望」策略により、相手の白兵戦フェイズに6mvまでにじりよったりすることもできる。
また、旗印キーワードも持たせられるため、「流血の旗」策略にもアクセス可能。突撃時に3D6振って高いほう2個を採用できるので、テレポートから高確率で突撃が可能だ。
このように、2つの移動系策略にアクセスできることで、相手からすると思いもしないような距離から襲撃することが可能で、奇襲性能が高いと言える。

そこそこの攻撃力、多い手数

攻撃としては、ブラッドレターと同じ(というか乗っているブラッドレターが攻撃しているので)攻5/貫通-3/ダメージ2の、対エリートにぶっ刺さる攻撃が3回。突撃時攻7/貫通-2/ダメージ1の、まぁまぁ幅広くダメージが与えられそうな攻撃が4回。併せて7回攻撃となる。
手数自体が多いので、対モブ~対エリートまで戦っていける性能となっている。
6体編成だと、18回+24回。ボッコボコ。
通常マリーンだと10体以上倒せる計算なので、対エリートにぶち当てられれば確殺だろう。

とはいえやはり、突撃時攻7まで伸びるマレフィック武器を持つとはいえ、メインの武器が攻5であるから、耐6以上の相手には分が悪いことも覚えておこう。コーンデーモン、硬い相手抜けない問題。

マリーン系相手には無類の強さ。

タフガイ(主に牛のおかげで)

耐久を見ていこう。
耐5、傷4と、カストーデスのターミネーター並みのタフさを持ち。
そして魔防は4+/4+。
お気づきになられただろうか。
デーモンのキャラクター以外でティーンチを除くユニットは、基本的に魔防は5+/4+。白兵にちょっと弱くなっているのだが、ブラッドクラッシャーは4+/4+。実質スペシャルセーブ4+である。
上に載ってるのは普通のブラッドレターだから、この防御性能の向上は乗り物の牛さんのおかげという事だと思う。ありがとう牛さん。

というわけで、撃たれ弱い傾向にあるコーンデーモンの中では、かなりタフな性能を持ち、ぐいぐい前線を上げていける優秀な性能ということがわかる。

というか、ブラッドレターが13ptで耐4傷1、5+/4+なので、ブラッドレター3体分のポイントで、移動力+4、耐+1、傷+1、セーブもよくなる、と考えると、ブラッドクラッシャーのお得さが際立つ。
優先確保はないけども・・・。

入手難易度がまぁまぁ低い

これも、フレッシュハウンドと同様、コンパトに含まれている。
さらに、手に入れば、昔のコーンデーモンスタートコレクション箱にも入っている。
ユニット単品買いだとちと高いが、これらを活用して集めていけば、気が付けば手元にたくさんあるはずだ。

ベースがデカい。あとキャバルリー。

弱点としては、またしてもベースがデカいことだ。
フレッシュハウンドより一回り大きい楕円のベースなので、まぁデカい。
とはいえ、基本的に白兵時は二列目まで殴れるので、殴るときにはそこまで困らないかも。
ただ、キャバルリー特性のため、突破可能の壁が抜けられない。これはちょっとイタい。

またフレッシュハウンドと違って射撃を持たないのも弱点だけど・・・まぁデーモン自体大体そうなので割愛する。フレッシュハウンドが優秀すぎるのだ。牛さん、ブレス吐かないかな。目から石化ビームとか。

デカいのでよく詰まる。ちゃんとベース同士が設置すれば2列目まで殴れるのを忘れないように。

まとめ

前線張ってもよし、テレポートから3D6突撃カマしてよし、コーンデーモンにとってのタフガイファイター。
6体編成してテレポートからの突撃がきまった時の突破力は大したもの。
ぜひ、"エリート"の兵種名にふさわしい、コーンの誇る優秀なエリートユニットを戦場で活躍させてあげてほしい。


サンプルロスター

フレッシュハウンドとブラッドクラッシャーを活用したサンプルロスターをいかに載せる。

ロスター

アークスオブオーメンデタッチメント(ファスト型) 開始CP:4

HQ
 ブラッドサースター(ウォーロード)・・・360pt
  エグザルテッド:揺るがざる殺戮
  ウォーロード能力:致命的な一撃or無限の力
  レリック:刃を統べしもの ア=ルガス
  選択武器:コーンの大斧
 スカーブランド・・・330pt
 ベ=ラコール・・・420pt

トループ
 プレーグベアラー・・・130pt
 プレーグベアラー・・・130pt

エリート
 ブラッドクラッシャー×4・・・160pt
  武器選択オプション:旗・楽器
 ブラッドクラッシャー×4・・・160pt
  武器選択オプション:旗・楽器

ファストアタック
 フレッシュハウンド×7・・・105pt
 フレッシュハウンド×7・・・105pt
 フレッシュハウンド×6・・・90pt

合計・・・1990pt

コンセプト

コンセプトは単純で、大型ユニットをグレーターデーモン、エリートをブラッドクラッシャー、モブをフレッシュハウンドで狙い、真っ向から相手を叩き潰すというもの。
そして確保は、プレーグベアラーでがっちり、だ。
また、コーン単で組んでコーン専用の歪みの嵐にアクセスしたければ、プレーグベアラーをブラッドレターに変えてもいい。

ちなみに、ブラッドクラッシャーは計8体、フレッシュハウンドは計20体となっており、スタコレ箱1とコンパト箱2個で大体丁度揃う数となっている。
大量のブラッドレターが余ることになるので、グレーターデーモン1~2体をブラッドレターに変えてもいい。いいが、グレーターデーモンが0体だと耐6以上のユニットに対する回答がなくなるので、1、2体は入れることをお勧めする。

戦い方

テレポートを最大限活用するために、ブラッドサースターとフレッシュハウンド3ユニット、ブラッドクラッシャー1ユニットをテレポート待機。
1ターン目は基本的に耐え。
ベラコールがやられなそうであればベラコールはじりじり前進、きつそうならテレポート策略を使えばいいので、後ろにガン引きでもいい。
2ターン目から行動開始。ベラコールとスカーブランドが一気に前進(全力移動でもいい)、あるいはテレポートで肉薄。二人の持つ歪みの力場を使い、敵ユニットの近くに一気にテレポートで着地。
フレッシュハウンドのブレスとブラッドクラッシャー、ブラッドサースターで一気に敵をせん滅する。という戦い方になる。
(同時に、プレーグベアラーでがっちり目標を確保しよう)

ベラコールはティーンチのテレポート策略で近づいてもいいが、普通に歩いて近づいて、敵の9インチ(オーラを伸ばす、「高まりし栄光」を使った場合)に入れればしめたもの。敵の指揮統制値が2下がるので、歪みの力場内に収められなくても、かなり近づいて配置できるはずだ。

同じではないが、似たようなロスターで実際に戦っており、機能することは確認済み。かなり強力なロスターだと思う。


さいごに

今の筆者の推しユニットである、フレッシュハウンド君とブラッドクラッシャー君。非常に魅力的なユニットだと思うので、ぜひ使ってみてほしい。
ベースの大きな彼らで戦場を埋め尽くした時の"圧"はとても楽しく、また"映える"。おすすめ。おすすめである。

この圧。ブラッド・フォー・ザ・ブラッド・ゴッド!!