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愛が目に見える瞬間

すっかり馴染みになった1205の数字を見つめながら、きみを思い出す冬が今年も来る。

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毎年思うことは決まって変わらなくて、「スビンを好きになって良かった」と思うことばかりで。苦しい感情も、自分の中で整理がついたときに教えてくれるところ、淡々と話しているように見えてもその状態に辿り着くまでに数えきれないほど悩んでいただろうこと。それを見せないで、でも自分のことは最後まできちんと教えようとしてくれるところ。
辛いときのことは自分の中に留めていてもいいのに、それを打ち明けてくれるスビンだから。
本当にどこまでもアイドルな人だと思う。

今年は初めてスビンと会うことができて何も2023年に後悔はないや〜〜なんて思ってたけど、1回会ってしまうとまた会いたくなってしまうのが本音だったりもする。
スビンを好きになってから4回も冬が訪れているけれど、会えたのはたった1回で。
それでも会えない季節を吹き飛ばすかのように、何度冬が訪れてもその度に春を運んでくれたスビン。

来年はもっともっと大きな会場で、もっともっとたくさんのモアの中で一緒に色彩豊かな時間を共有できたらいいな〜〜!!
(ペンライト変わるの本当に寂しい、プリキュアみたいな見た目に加えて好きなものは好きって言える強さを象徴したようなペンライトで、幼稚でもわたしたちらしいって歌詞を具現化したような天才ペンラ(涙)

スビンとあった日は秋の入り口、3年前のこと。
少し肌寒くも暑い日で、わたしは目の前に映る現実を他人事のようにただぼーっと見つめてた。
空虚な毎日を過ごして、ただ時間が過ぎるのを待つだけの1日だったし、それに対して何の感情も抱かずにいた。スビンに出会わなかったら、いまもそうして過ごしていたとさえ思っちゃう。

そんな時に出会ったスビン、きみは魔法みたいだね。辛いときには決まって「痛みとまれマスリスリ」の絆創膏、よく効いてるよ。(わが家の常備薬、チェスビン)

いつもインスタの最後のページに載せてくれる曲をきみに重ねて聴いている。天気のようで、魔法のようで、季節のようなスビン。

スビンが天気だったら、きらきらと降り頻る雪で、夜の冷たさを優しく包む月だと思う。
出会った頃の青髪のきみをみると、いつも夏の涼しさと煌めきを感じて嬉しくなる。
お母さんから褒めてもらったエクボを見せて笑うきみをみると、春のひだまりのようだと思う。

そうしてわたしはきみを天気に投影して、そしてもっと愛おしくなります。

魔法のような瞬間が続いてほしいと思うし、このままずっといられたらいいな〜〜!!って現実に向き合わず空想の世界で生き続けたいとも思っちゃう。
でも、現実はそうもいかなかったりもする。
学生だったわたしはいつのまにか社会人になってるし、3年前はスビンの誕生日を1日かけてお祝いしてたのに今じゃ仕事に追われて大切な人の誕生日さえきちんとお祝いできずに終わってしまいそうになったり、現実は思っていたより辛いことばっかりだし。
これからもわたしの人生は長く続いていくであろう道の途中、その中のほんの一瞬の煌めきかもしれないなんて考えたりもしちゃうし。

でも、現実に向き合うことを決めた瞬間に大きな問題のように思えて恐怖と不安が押し寄せるけれど、現実はもっと美しいかもしれない。
きっと辛い現実の中にも魔法のような日々はあって、特別だったスビンの誕生日は当たり前で日常に溶け込んだささやかな幸せになっていって。

そう思えたのも、スビンと出会えたからだよ。

時々現実感なく思えてしまう「愛してる」の言葉も、きみの目を見れば心から伝えようとしてくれていることがわかる。

やっと会えた京セラで、ステージいっぱいのMOAを愛おしそうに見上げる姿も、幕が閉じきる瞬間まで手を振り続けてくれたことも、好きなものを教えてくれるのが愛だということも、愛してるという言葉がなくなったら「僕の全てを全部あげる」って言ってくれたこと、そして「愛は目に見える」ということ。

ぜんぶきみが教えてくれたから。

少し不器用で、愛に溢れた素直で優しいきみへ。
もう少しだけわたしの方が多く愛してるし、永遠のような明日を約束させて。
そして、過ぎ去った時間よりもこれからの時間が長くありますように。

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