真夜中のぐるぐる
3ヶ月のインスタント恋愛が終わった。
ミドルサーティ、同い年の彼は性欲旺盛。けっこうなことだが、おかげで私は食欲不振、睡眠不足を発症。
症状が先で、メンタルがあとからきて、うつ状態に。
彼のモノはわたしに入らず、私は下手に出るばかり。おかげで舐められ、マウントとられ。
愛されてる実感などみじんもない。
そりゃ、こうなるわな。
こうなると、真夜中にこれでもかと、不安の波が押し寄せてきた。
わたしはセックスができない。ひとりだ。ずっとひとりだ。病気で倒れたらどうしよう。友達も少ないし、みんな育児に必死だ。孤独だ。寂しい。
普通にライフステージを生きている人がうらやましい。
そんな思いがぐるぐる、ぐるぐる。
睡眠導入剤はゴミ袋に捨てた。
数少ない友達の全員にアポを取り、打ち明けた。
泣いたり、ネガティブ言ったりして。
1ヶ月が経ち、気がついたら賃貸ワンルームでブリを焼き、味噌汁を作り、ピーマンの塩昆布和えを添えて、白米をかきこんでいた。
この幸せなまま、死ねたらいいのにと思う。
でも人生はわたしをまだ許してはくれない。
いや、もしかしたらわたしを許すのは、わたしなのかもしれない。
今のままで、今のままで、今のままでいい。
キラキラした人や、ギラギラした人や
リア充な人や、一軍の人
憧れは憧れ。
でもほんとは、人に序列はない。
それを頭ではなく体で理解するまで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?