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約束までの下書き

約束したのはたった一言伝えるための

名台詞を自分の言葉で伝えること

誰かを思う時間は

その誰かを大切に思う

小さな小さな愛情

自分にとっても

相手にとっても

それは優しい時間なんだと私は思う

いつも何気なく隣に居てくれる

恥ずかしそうにしながらも

賑わいのなかではど真ん中

そんな存在と写真を撮りながら

微笑ましく見ていた

朝に見る彼の空気が時折

この世の終わりのような曇天の空と

見ているこちらが不安にある日も時にある

隣にいてくれる彼にとっての

隣の周囲は彼を気遣う

良いも悪いも気遣い合う時間は

優しい時間

そんな場所であることが私にとっては理想的環境だ

春をむかえてはじめての場所から季節は一巡

学校のクラス替えはワクワクするもので

隣の席は運命みたいな奇跡の出逢い

私とてこの一年彼を隣に見てきたからこそ思う

伝える言葉は隣にいてくれた周囲への感謝の言葉

一年の括りに自分の言葉で伝えることを約束した

そのための準備という下書きをきっかけに残す

できると信じて背中を押すのも親心

名台詞とした真意は届いただろうか?

楽しみなのは結果より

未来の彼が笑顔であることを願っている