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創作記録:03 翼

制作期間 2024年3月

①型紙作成

模造紙に、希望の大きさ・形の翼を描きます。
使用したのはダイソーで購入できる模造紙です。
自分は筆圧が弱く、細い芯のシャーペンを好むため、下書きした後にマジックで清書しました。(写真1)

写真1

模造紙が良い感じの薄さだったので、トレースして両翼作成しましたが、
型紙としてだけ使用するなら片翼だけで充分でした。(写真2)

写真2

②骨組み作成

写真3のようなパーツを用意します。
前縁から翼角に向かって、型紙の2段分の幅のパーツAを×2(コスボ1.5㎜)、型紙の最下段3分の1辺りまでの幅のパーツBを×1(サテン生地)、それぞれ切り出します。

写真3


パーツAを1枚用意し、上にパーツBを重ね、貼り付けます。
このサテン生地の部分が、骨組みの範囲になります。
サテン生地の外周から、2~3㎝内側に沿って、針金(自由自在・白3.2㎜)で大枠を取ります。
耐久性が心配だったので、今回は3.2㎜を2本分ねじり合わせています。(写真4)

写真4

さらに心配だったので、同じく自由自在・6㎜の針金を、取手から前縁~翼角に向かって、写真5のように沿わせています。大枠とは白いビニールテープで固定しました。

写真5


出来上がった大枠を、貼り付けます。
使用したのはこちらの両面テープです。

写真6


その上にさらに、パーツAを重ねます。接着剤はGクリヤーを使用しました。(写真7)

写真7



パーツA1枚→サテン生地(パーツB)→大枠(針金)→パーツA1枚
上記の順にサンドイッチした状態です。(写真8)

写真8

③羽根の作成

羽根1枚用の型紙を用意します。
翼の型紙から大体の大きさと数割り出し、何種類か用意すると良いでしょう。
作りながらサイズ調整していたため、写真9のように増えました。

写真9


翼の型紙から、羽根のサイズと必要枚数を格段ごとに割り出します。
型紙通りにいくとは限らないので、枚数はざっくりで大丈夫です。
(写真10)

写真10


1枚用の型紙を使って、各サイズ必要分の羽根を切り出します。(コスボ1.5㎜を使用)
中心線に沿って二つ折りにし、アイロンで折り目を付けます。
必ず当て布をし、中温で片面3秒程度でOKです。(写真11)

写真11


写真12のように、サイドに切り込みを入れます。
写真12ーAのように、凹んでいる方が手の平側。
写真12ーBのように凸っている方が手の甲側になります。

写真12-A
写真12-B

④ひたすら羽根を貼る

翼の型紙をみながら、③で作成した羽根をひたすら貼る作業です。
手の平側は、写真13のように最下段から貼っていきます。

写真13

手の甲側は、写真14のように最下段を飛ばして、次の段から貼っていきます。
羽根の先が浮き上がって落ち着かない場合は、両面テープで留めてしまうと良いでしょう。

写真14


前縁から翼角、小翼羽あたりまでは、写真15のようにしてなんとなく作っています。マラボーやフェイクファー生地などを使用しても良いでしょう。

写真15


両翼並べると、写真16になります。

写真16

⑤背中のバンド

今回の翼は背負って使うタイプにしました。
ダイソーで購入した背筋矯正サポーターが黒だったので、衣装の色に合わせて作り直しています。(写真17)

写真17

写真18のように、ショルダー部分をダイソーで買える織りゴムで。
背中のバッテン部分は、手芸屋さんで購入したもう少し固めの織りゴムを使用しました。

写真18


写真19のように、翼の取手部分を折り曲げ、ビニールテープ(白)で固定し、翼と背中のバンドは接着剤やテープ、安全ピンなどを駆使してどうにかくっつけています。

写真19


背負うとこんな感じです。
位置などは根気よく調整しましょう。(写真20)

写真20

使用後のまとめ

・肩から背中周りがゆるめの衣装だったので、ショルダータイプで問題なく使用できました。
衣装によっては、翼の取り付け方を変える必要があると思っています。

・羽根をコスボで作成したため、形はしっかり出来て満足なのですが、その分重くなります。次に作成する機会があったら、大枠用の針金は6㎜で作成しようと思います。





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