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創作記録:04 古代ギリシャ風のキトン

制作期間 : 2024年3月

今回は、ドーリス式キトンの形を参考に作っていきます。
調べによると、ドーリス式キトンは一枚の長ーい布を畳んで、肩の留め具でタンクトップ型にし、帯で留めて着るらしいです。
ただ、資料通りだと絵や石像のような細かいドレープが出せなかったので、
上下のパーツに分けて作成しました。

①上パーツの作成

ざっくりと、写真1のように切り出します。
甚平の型紙を参考にしました。
ウエスト位置は後で切って調整するので、腰のくびれから+6㎝くらい余白を取っています。切り出したパーツを、肩の線で二つ折りにし、アイロンで折り目を入れます。

写真1


アイロンの折り目を境に、前身頃側・後身頃側それぞれにギャザー用の粗目縫いをします。(写真2)

写真2


同じく裾にも粗目縫いをし、肩と裾を良い感じになるまで絞ります。
ここだ!!と思う所で合わせ位置や絞りを調整したら、
後ろ身頃だけ合わせを重ねた状態にし、縫い合わせます。
(※前身頃は開いたままにしてください/写真3)

写真3


肩の折り目から2㎝空けた位置を縫います。これで絞りの形を固定します。
また、この処理は後で肩の折り目を切り離しても、ドレープが崩れないようにするためです。

上パーツはこれで完成です。

②下パーツ

スカート部分の作成です。
今回は、胴回りおよそ4倍の長さをとっています。
あまりにも長かったので、継ぎ目ごとに分割して粗目縫いをしてます。
上パーツとの合い印に注意しながら、とにかく絞ります。(写真4)
①と②を縫い合わせると、ほぼ着物のように着られる形になります。

写真4

③肩の留め具

肩の折り目線に沿って、前身頃と後身頃を切り離します。

前身頃にボタンを、後ろ身頃にボタンホールを付けて、留められるようにします。(写真5)

写真5


余談ですが、このボタンとても可愛くて好きです。(写真6)

写真6

④帯

今回は、写真のように2種類のレースリボンを縫い合わせて使用しました。(写真7)

写真7



また、写真8のようにマジックテープで留められるようにしています。

写真8


着用すると写真9のようになります。(翼は別記事で作り方を紹介しています。)

写真9

使用後のまとめ

・露出対策込みの寸法で作ったため、胸元が大分開くように出来ています。
しっかり体にフィットさせるデザインも考えて見ようと思います。


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