ムダ毛

みなさんはムダ毛について、どのように考えていますか?

私は「ムダ毛」という言葉が好きではありません。なぜなら、人体にはムダな要素は一つもなく、必要だから存在していると考えているためです。それでも、現代社会の人は脇や股間に生えた毛をムダ毛と呼んでしまいますよね。

まず初めに、ムダ毛の定義について確認したいと思います。ムダと感じる部位は性別や文化、人によって様々だと思いますが、一般的な日本人女性の感覚としては、髪の毛、まつ毛、眉毛以外はムダ毛として捉えてもよいでしょう。株式会社リクルートライフスタイルの調査によると、20代~50代の女性のうち、脱毛サロンの利用率は37.3%だそうです。

エステサロンに関する意識・実態調査報告書 (スライドの18ページに書いてあります)

そこで、みなさんに考えてほしいのは、「なぜある特定の部位に生えている毛をムダと感じるか」です。

「腕に生えている毛は必要ないから」という答えだと、頭や眉毛の毛の必要性についての説明がつきません。なぜ頭の毛は良くて、腕の毛はダメなのでしょうか。

もちろん、「そういう文化だから」も一種の正解なのでしょう。しかし、なぜそのような風潮が日本や世界で生まれているのでしょうか。

私はムダ毛の形状が原因であると考えています。

ムダ毛の中でも拒否反応を起こす人が多い、腋毛や陰毛を一本想像してみてください。他の部位の毛より太く、ぐりんぐりんと縮れた形状をしています。この形状の毛が集まると、途端にぞわぞわとした気分にさせます。手触りもあまり良いものとは言えません。

このムダ毛の中でも特に恥ずかしいと感じる人の多い、腋毛や陰毛について、私は恥ずかしさの原因が他部位と異なる毛の形状であると考えました。

そこで私は、腋毛や陰毛専用のトリートメントを提案します。

現在のムダ毛の恥ずかしさの解消方法は、脱毛するという手段しかありませんでした。しかし、このような画一的な価値観であることは、多様性が求められる時代に不適合です。そこで、腋毛や陰毛用のトリートメントで、サラサラな毛を手に入れることで、コンプレックスの軽減方法に新たな選択肢を、社会に提供します。

社会の人の中には部位を毛で隠したいと望んでいる人もいるかもしれません。少ないけど必ず存在している人のためにも、サラサラの体毛で隠したい部位を隠すという選択ができる社会にしていきたいと思います。ムダ毛がある人は恥ずかしいという考えは必ずしも正しいとは限りません。それぞれの正解を目指した社会にしていきたいですね。



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