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冬の恋人たち

放浪篇-アイゼン

冬の装備について語らせてもらおうか。

オレが冬山を始めるにあたって、まず揃えてないと死んでしまうなと思ったのはアイゼンである。

かの小西政継は冬季のマッターホルン北壁でアイゼンを落としてしまったにも関わらず登頂し、生還した。しかしだ、オレだったら確実に死んでたと思う。確実にだ。ここは間違いなく言える。

冬山とゆうのは夏山とは、まったく表情が違っている。どのくらい違うのかというと昨日までフレンドリーだったフレンドが違うクラスになった途端にシカトしてくるくらいの変容なのだ。

これは入笠山のようなノンビリした山でもそうなので、そもそも既にお高くとまっている日本アルプスみたいな山々は取っ付きづらいことこの上ないのだ。

そんな恐ろしいフィールドになんで行くかと言えば、楽しいからに他ならない。

前置きが長くなった。

森林限界を超えた山では、ガチガチに凍ってしまい、アイゼンがないということが即座に死に繋がるということなのだ。

という事なので、アイゼン選びは慎重に行って欲しい。

選ぶにあたっては、どんな山に行ってどんなアクティビティをするのかをあらかじめ想定する事とそれに使う靴との相性を必ずチェックする必要がある。

オレが現在、所有しているアイゼンについて軽く紹介してみよう。

・グリベル エアテックオーマチック
12本歯ではあるが、歯がアルミで若干短めであるため、軽くて初心者でも歩きやすいという特徴がある。山道具屋ですすめられる事が多い。ステップアップを考えている人は歯がクロモリのG12をいきなり買うというのもいいとおもう。

・モンベル スノースパイク6
6本歯のアイゼンである。白馬の雪渓に行く時に購入したが、フィット感が今ひとつだったので、夏靴にフィットしたものが欲しいと思っている。とはいえ、4本歯よりは歩きやすい。

・モンベル チェーンスパイク
先シーズンはこれの出番がめちゃくちゃ多かった!美濃戸口から八ヶ岳の赤岳鉱泉までの道のりみたいな踏み固められていて登山靴でも行けそうだけどちょっと怖いみたいなアプローチにあると便利。チキンハートなオレはお世話なりまくった。

・ペツル リンクス
アイスクライミング用に買った。モノポイントとデュアルポイント、ワンタッチとセミワンタッチを切り替えられるとゆうカッコいいアイゼンだ。

最近は3シーズン用の靴にもフィットするようなフレキシブルなヤツもあるらしいので、チェキラだ!





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