【育児】初の救急搬送。熱性けいれん

忘れないうちに体験談をまとめておく。

以下備忘も兼ねているので長いのですが、何が言いたいかって、何事も突然にやってくるので、最低限の備えはしておきたいということと、救急隊員、病院の皆さま、本当にありがとうございましたということ。何より、緊急事態、自分は思う以上にテンパってて使い物にならないということ。

さて。

ことの始まりは、息子が手足口病になったこと。珍しく高熱が続き、ずっと39度台。熱と口の中の痛みで不機嫌な息子を宥めながら過ごしていたら・・・

けいれんを起こしはじめた。

はじめはけいれんだと気づかなかった。けいれんって、もっと激しくバタバタするイメージで、静かに時折ヒクヒクするだけの姿に、はじめは「けいれん」とつなげられなかった。目も白目をむくわけではない(一定の方向をずっと見つめて動かないのだけど)。

が、頭から首が硬直し、よだれが止まらず、目も一点を見つめ、様子がおかしいね?え、待ってこれ痙攣?とようやく認識。

抱っこから床に寝かせつつ、焦って医療本を開いたり、動画を撮りながら時間を測る。体感時間2時間、現実5分過ぎぐらいで119番。

電話したのは私なのだが、ここでやらかす。

住所を伝え間違える。

今の家には4,5年住んでいて、住所を間違えるわけないのに。しかも、私には間違えているという認識もないので、電話の向こうで「え、その住所のお宅はXXさんなのですが・・・」と言われ「え、そんなはずは、うちはアパートで名前は云々・・・」というターンを2回ぐらいやり、ようやく自分のおかしさに気づく。ただし、気づいても正しい住所の数字がわからない。

「住所、わからないや・・・」とつぶやく私から夫が電話を取り上げて、その後の会話をしてくれる。助かった。少し平常心を取り戻し、エコバッグに色々必要なものを詰める(後にバッグは裏表逆であり、全然平常心じゃなかったと気づく)。

外に救急隊を迎えに行く。3名も降りてきて下さる。この直前ぐらいに、子供のけいれんは収まり、意識を取り戻して泣いていた。だからきっと「じゃあ様子見で」となって帰って行かれるのだろうなと思っていた。すると、すんなり搬送先が決まり、「今からXXX病院へ行きます」と言われる。私の方がびっくりする。

救急車には乗ったけど、状態は安定してるし、サイレンは無しかなと思っていたらサイレンをつけて走っていただく。本当に恐れ多い。

救急隊の皆さまは、家の中でも車内でも1歳の子供に話しかけてくれる。そのお気持ちが本当に嬉しい。母の緊張感がちょっとほぐれる。

病院に着き、速やかに診察室へ案内していただく。

お医者さんも看護師さんも優しい。「こんなんで救急車乗ってきたんか!?」と思われたらどうしようかと思ってたけどとても丁寧に対応していただく。そしてその背後で、「じゃあ帰りますね」と颯爽と帰って行かれる救急隊の皆さま。まぶしい。

お医者さんは丁寧に熱性けいれんについて説明してくれ、再発時の対処法についても教えてくれる。何より嬉しかったのが、その説明の際に「そのときはこの病院に来て下さい」と言ってくれたこと。小児科と耳鼻科以外のかかりつけをまだ持っていない中で、お医者さんから「来ていいよ」と言われるとどれほど安心感を得られることか。

近頃、救急車の適正利用が課題になっていることは知っていたし、だから「こんなんで救急車呼ぶの?」「こんなんで救急くるの?」と言われたらどうしようと思う心も実はあり(けいれん5分以上というのは即救急車ということは知っているけど、それでも)。

また、こんなご時世だから、救急車が来ない、来ても搬送先が決まらないというのもよく聞く。そんな中で、迅速に救急車も、搬送先も手配いただけたことは奇跡だと思っている。

帰ってきてからも、熱自体はまだあるし(そもそも今回の発端は手足口病だし)、再発しないかともビクビクしているけれど、とにかく無事に帰ってこれて良かった。ちなみに、けいれんから最終的に家に帰ってくるまで1時間半。体感は2日ぐらいあったぞ。。。

子供の一大事にパニックになるなんて、とんだ母親だと悲しくなったけれど、支えて下さった救急隊の皆さまと病院の皆さまには、重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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