私が本名でアート活動をする理由
みなさん、こんにちは。
スーパーシャイボーイ福田です。
シャイすぎて、私は本名で活動するどころか、絵を展示することすら拒むタイプだった。そもそも、私にとって絵を描くことは、人に見せる以前に、自分の中のカオスを回収するために行っていた、自己満足である。
しかし、周りの魅力的なアーティストの展示を観に行く度に、「福田さんも絵を描いているのであれば、人に見せましょう。そうすることで、絵が救われます。」という、アツい人たちばかりだったので、自分も絵を展示とまでは行かないが、twitterに上げることにしたのだ。
SNSは苦手だった。Facebookとかキラキラリア充すぎてやめてたので、比較的アンダーグラウンド感のあるtwitterを始めることにしたのだ。
あとは、本名を伏せたいので、作家名を考えたのだが「monyoratti」にした。もどかしさを表すmonyoとスタイリッシュさを表すrattiという、完全に語感で思い付いた適当ネーミングである。
そして、monyorattiの謎抽象画を英語でハッシュタグとか付けて投稿したところ、海外のハイセンスな抽象画家の「いいね」をいただいて興奮した思い出がある。まさに、一人国際芸術祭。
リアルな現場でも展示するようになると、仲間達に作家名で呼ばれるようになり、なんだか変な感じがした。ネットの世界だと、作家名を使った方が自然体だが、リアルな現場だとなんとなく不自然な感じなのだ。
こうなったら、面倒くさいので本名で行くしかない。
そして、昨今のご時世もあり、絵は単なる趣味ではなく、人生をかけている(生活はかかっていなけれど)ことを、知らしめなければいけないという使命感から、本名を使うようになった。
そしたら、なんと絵が売れたり、魅力的なアーティスト達から福田と話がしたいというオファーが来たり、世界が変わったではないか。
やはり、本気度が伝わったのか。
顔出し、本名丸出しだからこそ、あなたに最も近いアーティスト福田であることが伝わったのかもしれない。
みなさんは、どうやって作家名を決めているだろうか。
作家名はなんだかんだで、twitterの@マーク以降のユーザー名として残ったり、ホームページのURLで残ったりするので、意外と重要である。
私にとっては、IDみたいなものである。
というか、私の場合は「福田翔平」さんが全国にたくさんいるので、作家名を作らざるを得なかったというのも大きい。
本名だけでIDになる人は、正直うらやましい。
本名でアート活動をすることに抵抗がある人は、まず作家名で活動することをオススメする。
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