【経絡経穴】図解イラストとゴロ合わせで「長・短腓骨筋上に取る経穴」の覚え方
【2022/01/06 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長のもぬけ です。
下腿にある筋肉で出題される可能性のある「長腓骨筋」「短腓骨筋」。
それ以外にも筋肉の名称が出てきて、この筋肉の上にある経穴はどれか?とか上にない筋肉はどれか?という問題がよく出てきます。
では早速考え方と覚え方をお伝えして行きます。
【経絡経穴】長・短腓骨筋の上に取る経穴について
まずはざっくり覚えて欲しいのは、長・短腓骨筋の上を通る経絡は「足の少陽胆経」というところです。
まずはこのようにざっくり覚えて行きます。
でも、足の少陽胆経でも「長」と「短」に分かれていますし、一部のほかの経絡からも一部腓骨筋を通っているものが存在します。
【長腓骨筋上にある経穴】
▶陽陵泉
▶陽交
▶外丘
▶光明
▶申脈
▶金門
【長腓骨筋上の経穴ゴロ合わせ】
ようよう、外交資金
よう(陽陵泉)よう(陽交)、外(外丘)交(光明)資(申脈)金(金門)
【短腓骨筋上にある経穴】
▶陽輔
▶懸鍾
▶光明
▶申脈
▶金門
▶跗陽
【短腓骨筋上にある経穴ゴロ合わせ】
ヨウスケタン、健康資金不要
ヨウスケ(陽輔)タン(短腓骨筋)、健(懸鍾)康(光明)資(申脈)金(金門)不要(跗陽)
経絡の並びで「陽陵泉」から順番に「光明」まで「長腓骨筋」
そしてまた「光明」から「懸鍾」までが「短腓骨筋」です。
「光明」はどちらも当てはまるということを覚えておきましょう。
そしてなぜか足の太陽膀胱経である「跗陽」さんも「短腓骨筋」を通ります。
(なぜ「さん」付…)
【追記】足の太陽膀胱経は「跗陽」以外にも、「申脈」「金門」も通ります。ただしこの「申脈」「金門」は長・短腓骨筋ともに通るので問題としては出しずらいですね。
こんな問題が作れます。
【例題】短腓骨筋の上にない経穴は次のうちどれか。
1、光明
2、陽交
3、跗陽
4、陽輔
「短腓骨筋」は足の少陽胆経上だから、「跗陽」は違うだろうと答えたらまさかの答えは「陽交」という罠です。
トラップです。
【解剖学】長・短腓骨筋の作用・支配神経・起始停止
【長腓骨筋】
神経:浅腓骨神経
作用:足関節の底屈・外反
起始:腓骨頭・腓骨外側面の上部2/3
停止:第5中足骨粗面
※イラストの停止部は第1中足骨となっていますが、正しくは第5中足骨です。
【短腓骨筋】
神経:浅腓骨神経
作用:足関節の底屈・外反
起始:腓骨外側の下2/3部
停止:内側楔状骨足底面・第5中足骨底
足関節周りの動作とか筋肉とかも難しくないですか?
内反・底屈・外反・背屈にそれぞれ関与する筋肉をわかりやすくまとめています。あわせて見ただければと思います。
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