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【過去問解説】令和4年度登録販売者試験 -北海道・東北エリア- 【VOL.006】

【2024/01/18 更新】このアカウントは登録販売者の国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

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【前回】

第3章 主な医薬品とその作用

問26 乗物酔い防止薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジプロフィリンは、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。
b プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
c スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で代謝されにくいため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。
d 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。
 a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正


問27 次の表は、ある小児鎮静薬に含まれている成分の一覧である。
1日量(60粒中)
ジャコウ1.0mg
ゴオウ9.0mg
レイヨウカク30.0mg
ギュウタン12.0mg
ニンジン110.0mg
オウレン60.0mg
カンゾウ60.0mg
チョウジ9.0mg

この一般用医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジャコウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用を期待して用いられる。
b チョウジは、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
c カンゾウは、他の医薬品等から摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続して多くならないよう注意されるべきである。
d ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用を期待して用いられる。
1 a正 b正 c正 d正
2 a正 b誤 c誤 d誤
3 a正 b正 c正 d誤
4 a誤 b正 c誤 d正
5 a誤 b誤 c正 d誤


問28 咳や痰が生じる仕組み及び鎮咳去痰薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ジヒドロコデインリン酸塩を含む医薬品は、12歳未満の小児等への使用は禁忌である。
b 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、延髄にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である。
c 鎮咳去痰薬には、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、内用液剤、シロップ剤のほか、口腔咽喉薬の目的を兼ねたトローチ剤やドロップ剤がある。
d 呼吸器官に感染を起こしたときは、気道粘膜からの粘液分泌が減り、その粘液に気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。
 a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤


問29 鎮咳去痰薬に配合される生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ナンテンジツは、知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに効果があるとされる。
b セネガは、去痰作用を期待して用いられる。
c バクモンドウは、鎮咳、去痰、滋養強壮等の作用を期待して用いられる。
d オンジは、鎮咳作用を期待して用いられる。
 a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤


問30 次の記述は、口腔咽喉薬及び含嗽薬に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると気管支や肺に入ってしまうおそれがあるため、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
b グリチルリチン酸二カリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
c デカリニウム塩化物は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている場合がある。
d クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)


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