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【過去問解説】第28回 柔道整復師国家試験 午後(116-122)【柔道整復学】

【2021/06/25 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

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第28回 柔道整復師国家試験過去問(116 - 122)

問題 116 考えられるのはどれか。
12歳の男児。野球のピッチャーである。毎日 100球自主練習をし、週3回少年野球に参加している。 1か月前から投球時に右肩部から上腕にかけて痛みが出現し、最近では日常生活でも痛みを感じるようになった。肩関節全体に痛みを訴えるが明らかな腫脹は認めない。大結節下方外側に圧痛と熱感がみられた。
1. 腱板損傷
2. SLAP 損傷
3. 骨端線離開
4. 化膿性関節炎

問題 117 正しいのはどれか。
25歳の男性。草野球の試合中にボールが右示指の指尖に当たり、 PIP 関節が過伸展強制され受傷した。 PIP関節部の自発痛と腫脹が著明である。 PIP 関節の運動は不能であるが、DIP関節の屈曲は可能である。受傷時の単純エックス線写真を示す。
1. 掌側板の損傷を伴っている。
2. ボタン穴変形の危険性がある。
3. 深指屈筋腱の断裂がある。
4. PIP 関節伸展位での固定が必要である。

問題 118 最も考えられるのはどれか。
20歳の男性。自転車のタイヤ交換のためレバーを強く握った際、左示指 MP 関節部に突然の痛みを自覚した。以降、MP 関節の完全伸展が不能となり来所した。初検時、関節部に軽度の腫脹と中手骨頭橈側に圧痛を認めた。示指MP関節は-30度まで伸展は可能であるが、それ以上の他動的伸展は不能であった。外観写真を別に示す。他指の関節運動は正常である。
1. 示指基節骨が背側に転位している。
2. MP関節内に側板が介入している。
3. 側副靭帯が中手骨頭に乗りあげている。
4. 指伸筋腱が橈側に脱臼している。

問題 119 考えられるのはどれか。
20歳の男性。剣道部に所属している。半年前から竹刀を振る際に右手関節の違和感自覚していた。その後、徐々に疼痛が出現したため来所した。手関節背側に腫脹と圧痛および可動域制限と握力低下がみられた。手指の運動痛はない。写真に圧痛部位を示す。
1. 月状骨軟化症
2. 月状骨脱臼
3. 尺骨茎状突起骨折
4. 長母指伸筋腱腱鞘炎

問題 120 感覚障害がみられないのはどれか。
50歳の女性。 右手関節部の疼痛があり、ボタンかけが不自由になり来所した。手関節部に軽度の腫脹および圧痛を認め、ファーレンテスト陽性、 フィンケルスタインテスト陰性。 Perfect O の不整がみられた。 
1. 示指
2.中指
3. 環指
4. 小指

問題121 最も考えられるのはどれか。
17歳の男子。ハードル走の選手である。最近、練習中に右股関節の引っかかりを感じるようになった。関節に腫脹や疼痛はなく、明らかな可動域制限も見られないが、股関節内転位で屈伸すると、股関節部外側で轢音が聴取された。外傷の既往はない。
1. 股関節唇の断裂
2. 大転子滑液包炎
3. 中殿筋の筋力低下
4. 大腿筋膜張筋の緊張増加

問題122 考えられるのはどれか。
30歳の男性。3ヶ月前からランニングをはじめた。左膝の運動痛が出現したため来所した。膝関節の外側に軽度腫脹が見られた。膝蓋跳動は陰性であった。膝関節屈曲位で大腿骨外顆よりやや近位を圧迫しながら膝関節を伸展させると疼痛が再現された。
1. 鵞足炎
2. 膝蓋下脂肪炎
3. 大腿四頭筋腱炎
4. 腸脛靭帯炎


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