見出し画像

【過去問解説】第58回 理学療法士国家試験 午後(016-020)【VOL.23】

【2024/07/11 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

▶鍼灸師学生
▶柔道整復師学生
▶あんまマッサージ指圧師学生
▶理学療法士 のための実力アップ

オンラインで国家試験を学ぶなら森元塾

引用元:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html

画像に関しては、引用元をご確認ください。

【コメント】
 柔道整復師の受験生は問題16は要チェックです。


第58回 理学療法士国家試験過去問

16 18 歳の男子。野球肘の診断で理学療法を行うこととなった。
上肢の関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
1. 肩屈曲・伸展  ー 前腕回外位
2. 肩外旋・内旋  ー 前腕回内位
3. 肘屈曲・伸展  ー 前腕回外位
4. 前腕回内・回外 ー 肘90度屈曲位
5. 手屈曲・伸展  ー 前腕回内位

17 44 歳の女性。 3 年前に全身型重症筋無力症と診断され、拡大胸腺摘出術を受けた。現在ステロイド内服治療を継続し、定期的に γ グロブリン大量静注療法を受けている。
この患者の理学療法で正しいのはどれか。
1. 血清 CK 値を指標に運動量を調整する。
2. 筋力増強には過用に注意し漸増負荷で実施する。
3. 筋緊張亢進に対してボツリヌス毒素療法を考慮する。
4. クリーゼのときには閉塞性換気障害を念頭に入れる。
5. 体温上昇で神経症状が増悪するため環境温に注意する。

18 46 歳の男性。右中葉肺がん。入院して化学療法と放射線療法を行い、来月に胸腔鏡下肺部分切除術を予定している。 6 分間歩行距離は 560 m で、経皮的動脈血酸素飽和度は 95 % 以上に保たれ、ADL は全て自立している。
正しいのはどれか。
1. 術前から咳嗽練習を行う。
2. 術前から上部胸式呼吸の練習を行う。
3. 術前はベッド上の安静に努める。
4. 術後 1 週はベッド上での体位排痰法を中心に行う。
5. 術後 3 か月は修正 Borg 指数で 2 程度の運動療法を行う。

19 16 歳の女子。バスケットボールの試合中に受傷した。同日病院を受診し、左足関節外側靱帯損傷と診断され、理学療法を行う方針となった。
急性期の対応で正しいのはどれか。
1. 受傷日から患部の安静目的に固定を行う。
2. 受傷日から積極的に患側足関節の可動域練習を行う。
3. 受傷日から炎症を抑えるために入浴など血液循環を促す。
4. 受傷翌日から試合に参加できるよう鎮痛薬を飲むように勧める。
5. 受傷から 3 日間は常に氷水で冷やし続ける。

20 85 歳の女性。右大腿骨頸部骨折のため入院し、人工骨頭置換術を行った。医師の診療録には、術後の経過は順調であるが、重度の右耳難聴と中等度の認知症があるとの記載があった。
臨床実習での情報収集の方法として誤っているのはどれか。
1. 情報収集は一方的に行う。
2. 患者の左側から声をかける。
3. 患者への質問事項は紙に書く。
4. 家屋状況は同居家族からも聴取する。
5. 生年月日は患者本人と診療録の両方で確認する。


ここから先は

2,416字

¥ 330

無料記事も多数用意しております。 サービス継続のため、 役に立ったと感じましたら未来の受験生のためにもサポートをお願い致します。