【過去問解説】第58回 理学療法士国家試験 午後(011-015)【VOL.22】
【2024/07/04 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html
画像に関しては、引用元をご確認ください。
【コメント】
今年度から分析のために、理学療法士の国家試験を解説していますが、柔道整復師・鍼灸師・あんまとは出題傾向はあまり近似しているとは思えないため理学療法士以外を受験の方は参考程度に目を通しておいて下さい。
→…と書きながら、今回の問11は柔道整復師学生には有益な問題です。
第58回 理学療法士国家試験過去問
11 80 歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。Brunnstrom 法ステージは上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。下肢の随意運動は分離運動がわずかに認められる程度である。歩行は T 字杖と短下肢装具を使用して自宅内移動が可能である。
ADL 指導で最も適切なのはどれか。
1.
2.
3.
4.
5.
12 標準的な体格の成人における松葉杖の調整で正しいのはどれか。
a b
1 1 横指 10 度
2 1 横指 45 度
3 3 横指 30 度
4 3 横指 45 度
5 5 横指 30 度
13 45 歳の女性。身長 155 cm、体重 60 kg。 3 METs 程度の歩行速度で 1 時間歩いた場合の消費カロリー量に最も近いのはどれか。
ただし、ウォーキングで消費するカロリー(kcal)を 1.05 × METs ×時間(H)×
体重(kg)とする。
1. 190 kcal
2. 230 kcal
3. 270 kcal
4. 310 kcal
5. 350 kcal
14 68 歳の男性。 5 年前に Parkinson 病と診断された。現在、両手に安静時振戦、両側上下肢に中等度の筋強剛を認める。「最近、歩いているときに足が出にくく、バランスを崩して転びそうになることが増えてきた」との訴えがある。日常生活は自立しているが、屋外歩行時には転倒への不安があるため外出を控えている。
この患者の Hoehn & Yahr の重症度分類ステージはどれか。
1. Ⅰ
2. Ⅱ
3. Ⅲ
4. Ⅳ
5. Ⅴ
15 58 歳の男性。脳卒中による左片麻痺。Brunnstrom 法ステージ上肢Ⅳ、手指Ⅲ、下肢Ⅳ。麻痺側の位置覚検査を行う際の患者への指示で適切なのはどれか。
1.「掌を上に向けて、両腕を水平に保ってください」
2.「左腕を動かしますので、右腕でまねをしてください」
3.「左足の親指を動かします。何回動いたか答えてください」
4.「右膝を曲げますので、左脚を同じように曲げてください」
5.「左手の親指が手の甲の方へ動いたら “上”、掌の方へ動いたら “下” と答えてください」
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