【生理学】腱紡錘について
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【生理学】
⏩腱紡錘 についての解説
こんにちは!
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【生理学】腱紡錘
線維性の莢に包まれた多数の腱束よりなる。
別名:ゴルジ腱紡錘・腱器官
【腱紡錘の特徴】
▶骨格筋の腱部への移行部に多く存在
▶筋線維と直列に位置
筋紡錘では並列についているんですが、腱紡錘は直列についています。
腱紡錘にはⅠb線維が分布しています。
【筋肉に付着する線維】
α線維 :筋線維(入力)
γ線維 :筋紡錘(入力)
Ia線維:筋紡錘(出力)
Ⅱ線維:筋紡錘(出力)
Ib線維:腱紡錘(出力)
腱紡錘は、筋肉を自分で収縮しても、誰かに引き伸ばされても、活動すると言われています。
【生理学】腱紡錘の反射活動
腱紡錘は筋の収縮活動による張力に応答してインパルスを発し、 Ib線維によって求心して、自己の運動ニューロンを抑制する
【自己抑制】
別:逆伸張反射
▶2シナプス反射
腱紡錘は自己のインパルスで、自己の運動ニューロンを抑制すると言われています。
特に伸筋で顕著に見られるため、別名逆伸張反射とも言います。
国家試験では、この現象と関連する「折りたたみナイフ反射」というものがよく出題されます。
【生理学】折りたたみナイフ反射
除脳動物や痙性麻痺の患者で四肢の関節を無理に屈曲させようとすると、ある点までは強い抵抗があるが、それを越えると急に抵抗が消失して楽に曲がる。
痙性麻痺患者の特徴的所見で折りたたみナイフ反射というものがあります。
リハビリテーションなどで、患者の腕もしくは足を曲げていくと、ものすごく抵抗を感じますが、ある一定量を超えた途端に急に抵抗がなくなる。というものです。
この現象の理由として、考えられているのが腱紡錘の自己抑制反射です。
痙性麻痺患者の筋肉は痙縮状態にあります。
その状態から、関節を曲げることで、筋肉はさらに引き伸ばされます。
その結果、腱紡錘からのインパルス反射が増強し、自己抑制を起こすという風に考えられています。
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