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HMS端末を使いこなそう!(Googleアプリ代替編)

どうも。しばもんです。
ついったー @monsivamon

はじめに

前回の記事でAppGalleryで足りないアプリをどのようにカバーしていけばよいかの解説をした。

今回はGoogleの基本アプリと呼ばれるアプリ群をGSpaceに頼らず代替していく方法について個人的に実践しているものの解説をしていく。
GSpaceに頼らず代替したほうがいい理由については前回も述べているが、GSpaceで動作するアプリの多くは通知が遅れたり、最悪動作しないアプリもあるためである。

Google基本アプリとは

最初に基本アプリ群とは何かを解説する。
以下のアプリがGoogleの主な基本アプリである。

Googleの主な基本アプリ

厳密にはもっとあるが説明が長くなるので省く。

代替とはいっても実はこれらのアプリの多くはHMS端末にapkをインストールできないわけではなく、Googleアカウントにログインができないだけでそのまま動作してしまうものも多かったりする。
ただ、やはりログインできないというのはGoogleの資産を全く使えないということであるのでGoogle圏で培ってきたデータをなんとかHMS環境でも活用したい。
そのためにいろいろ考えてやってきたことを解説していく。
残念ながらすべての機能やアプリを代替したり、リアルタイムでGoogleと同期することは不可能なのものも多いのであくまで参考程度に見ていただけたらと思う。

◎Chrome → Firefox

Chromeの資産はほとんどすべてFirefoxへ移動可能である。
PC版Firefoxアカウントを作成し、Firefoxブラウザにブックマーク、パスワード、履歴をインポートしHMS端末側でFirefoxアカウントへログインすれば移動完了である。

PCでインポート

スマホ版FirefoxはGoogleの表示に違和感があるがそれも問題ない。
Google Search FixerというアドオンをFirefoxへ追加することでChromeと完全に同じ表示へと変わる。

Google Search Fixerを入れるとGoogleの検索結果がChromeと同じになる

※Windows版HUAWEIブラウザへインポートしてHUAWEIブラウザを使うという方法もあるのだが、Windows版HUAWEIブラウザ導入までの敷居が高かったりうまく同期ができないパターンに遭遇したことがあるため、今回はお手軽なFirefoxを紹介させていただいた。

◎Googleカレンダー → ジョルテ


Googleカレンダーの資産をほぼそのまま移動可能なのはジョルテである。
こちらもジョルテアカウントを作成した後にスマホでGoogleカレンダーの予定をインポートしHMS端末でログインすることで補完可能である。

Googleカレンダーに入力された予定を丸々コピーできる


◎連絡帳 → 連絡先(Huawei純正アプリ)

Googleで管理していた電話帳はHuawei純正の連絡先アプリのインポート機能を使うことで簡単に移行可能だ。
HUAWEIクラウドと同期させてしまえば他のHMS機に乗り換えるときに同じことをしなくてすむので移行したら同期するように設定することをおすすめする。

Blutooth経由でのインポートが一番ラク


◎Gmail → Aqua Mail

制裁開始当初はHUAWEI純正のメールアプリがGmailにログインでき、プッシュ通知も受け取ることができたのだが、あるタイミングからセキュリティエラーでログイン不可能になったため他の手段を使う必要が出た。
そこで私がおすすめするのはAqua Mailである。
このアプリAppGalleryで配信されており、きちんとプッシュ通知をしてくれるすぐれものである。
複数のメールアカウントを使いたい場合や広告を剥がしたい場合は課金が必要であるが唯一無二のアプリであるため課金する価値は大いにあるといえる。
もちろん筆者は課金している。
メールの通知以外の機能(Meet等)はGspaceで使えばいいだろう。


◎Youtube →??(察してください)

正直記載すべきか悩んだが、あえて書く。
まず、GSpaceで動く公式Youtubeアプリは動作が不安定になることが多く、ハッキリ言って快適ではない。
Youtubeを視聴できるサードパーティアプリはいろいろあるが、どれもパットしないものが多い。
このアプリはHMS端末でGoogleアカウントにログインできる点とUIが公式によく似ており使用感がほぼ同じことに優位性があり紹介しておく。
賛否分かれる存在ではあるが、筆者は元々Premium会員であるのでこのアプリを使うことに特に後ろめたさを感じてはいない。

HMSデバイスからログイン可能


◎マップ → 代替不可能

一応HUAWEI独自のPetalマップが存在するが、マップ内の表記が日本語化しきれていなかったり、ナビの精度もGoogleマップに劣るため代替は厳しいと言わざるを得ないのが現状である。
そのためGSpaceの利用をおすすめする。
検索結果からアプリを自動オープンしたい場合はGSpace内のChromeの検索結果から開くとGSpaceのマップアプリがオープンするので覚えておくといいだろう。

◎Googleレンズ → AI Lens

中国版とHUAWEIスマホを除くAndroidスマホのカメラアプリにに内包されていることの多いGoogleレンズはHuaweiスマホのカメラアプリに内包されているAI Lensで代替可能だ。

◎Gboard → Simeji

AppGalleryに存在する日本語IMEで変換精度がまともなのはこれしか無いのでSimeji一択である。

まとめ

私が実践しているGMS代替手段について解説をしてみたがいかがだろうか。

今後もGMSの無いHUAWEI関連のスマホやタブレットに手を出していこうと思っているのでこれ以外によりよいGoogleの基本アプリ群の代替手段があれば教えていただきたい所存である。

また、一つのアカウントでこれらすべてを管理できてしまうGoogleの凄さに驚かされるばかりである。

このシリーズというかHUAWEI関連の記事の反応が良ければまた何か書くかもしれません。
記事ネタについては考え中ですがHUAWEIアカウントをうまく使おう!
とかですかね?
意見あればノートのコメントかついったーにリプいただければ検討します。

記事にスキ!されるとノート作成のモチベーションがあがってまた書く気力が湧くと思います。

ではまた。ちゃーお。

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