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「戦争の悲惨さ」と「平和の尊さ」は同時に伝わるのか



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8月28日、松永瑠衣子さんと四角大輔さんの
「生きる」をテーマにしたトークイベントに参加させていただきました。

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▼ 瑠衣子さんの活動についてはこちら ▼

被爆3世、26歳の挑戦。
わたしが先生をやめてでも「今」やると決めたこと。
〜《被爆の継承》のための本づくり〜




▼ 四角大輔さんの活動についてはこちら ▼

オンラインサロン!学びが多くて為になりそう。。


イベント内容は

【瑠衣子さん主演】ドキュメンタリー映画「アトムとピース〜瑠衣子 長崎の祈り〜」上映会
 【瑠衣子さん×四角さん】
「生きる」をテーマにした対談

の2本立てでした!


「アトムとピース」



被曝地である長崎、福島原発事故で被災した福島、そして核燃料サイクル施設と大間原発建設計画の舞台となる青森県この3つの地域の共通点は、「核燃料・放射能」によって安心・安全な生活が脅かされたことにありました。


私はこの作品を観ながら 、大学2年生のとき「核燃料と原発」、「東日本大震災 復興予算の使い道」についてNHKのドキュメンタリー番組を大学の講義で鑑賞したことが思い出されました。


この映画を通していちばん感じたことは、事実を知らないこと、知ろうとしないことと同様に、一度知ったことも忘れてしまうと同じように恐ろしいということです。日本が原子爆弾の原料となりうる、47トンもの大量のプルトニウム(原爆6千発分)を保有しているという事実を、確かに4年前には知っていたし、その時はショックとともに覚えていたと思います。しかし、その記憶は、今回この作品を見るまで、どこかのタイミングでまるでなかったことのように風化されていました。毎年、原爆について考えるのにです。


今年5月、初めて瑠衣子さんから今回の「被爆継承の本作り」についてうかがったときは、自分の中で全くイメージできなかったし、なぜそこまで熱中するのか、正直、不思議に思っていました。加えて、「戦争」や「放射能の影響」については当たり前に学ぶべきことであるにもかかわらず、一部の声が大きい人だけが主張したら良いことじゃん。と、目をそらしていたことが恥ずかしく思います。おそらく、また5年後、10年後にはこの作品をみた直後のような衝撃は残っていないかもしれません。でも、次みるときは、良い方向に、前に進んでいてほしいと強く思うし、自分には何ができるかなと。


◎対談

瑠衣子さんも四角さんも、自分の中にゆずれない芯の部分が明確だからこそ、すごく共感できる部分があって、これからも応援したいと思いました。対談は40分間でしたが、熱いトーク内容で、体感では
「あれ?10分弱??」ってくらいあっという間やった。。


大好きな2冊、サインいただきました〜!
四角さん、めちゃくちゃかっこよかったな笑
ありあまる魅力〜〜。


今、日本で平和に暮らすわたしたちこそできることがあります。
それは、過去と現在(現状)を知り、より良い未来を作るために、逆算して今を積み重ねることだと感じました。


さっきも書いたけど、気持ちとか記憶のストックって長期間は難しい。
言葉に残すしかないんだと思います。


◎全体を通して

平和へ近づく1つの小さな手段として、自分にとっての「平和」を定義することは必要だと、わたしは思います。もちろん戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさが継承されていくことが大前提としてです。


戦争を「世界でもっとも残酷な非日常(空間・時間)」と定義すると、その反対側にあるのは、「平和」ではなく、「当たり前の日常」だと思います。戦争は経験していないからリアルではないけれど、画像としてイメージはつきます。でも、「平和」ってどうだろう?
「当たり前の日常」って、何を思い浮かべるかは個々人で全く違うものですよね。だから、まずはじめに、「自分にとっての平和」について細かく定義することからやってみようと思いました。


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戦争・・・「感覚的なリアルさ」はないが、残酷な映像を「イメージしやすい」
(例)第二次世界大戦、真珠湾攻撃などの過激な描写




平和・・・「日常=リアル」であるが、概念化された映像を「イメージ」しにくい。
(例)ある人にとっては「家族の食卓」、また別の人にとっては「旅」など個人間や文脈によって乖離がある。



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▽ 前回書いたものです 



ここに書いたことは、すべて頭の中で画として鮮明にイメージできます(本当はもーっともっとあるけどね)。昨日、おばあちゃんに会ったとき、手があたたかくて、存在が愛しくて、「あ〜、今日も平和やな。よかったな。」って感じました。この瞬間こそが平和で、平和だからこそ、これだけエモーショナルに感じるのかも。


平和と言っても良いし、心の安らぎみたいな感じかな?
この時間をまもりたいな〜みたいな。


自分がイメージできる世界が実現できる確率が高いのだとしたら、まずは「自分で考えて・想像して」を繰り返しやってみることがもっともシンプルでハードルが低いですよね。


ぜひ平和への1歩として、自分にとっての「What is "peace" ?」をイメージしてみることをおすすめします。


そして、それを誰かと共有できたら楽しいのではないかな〜〜と思います。


そしてそして、瑠衣子さんの活動について、ぜひのぞいてみてください!!

「ナガサキ・ハッピース・プロジェクト」です。


NAGASAKI HAPPEACE PROJECT

 「ミライにつなぐ ~被爆の継承~」



瑠衣子さんの熱い思いと被曝者の方の思い、継承活動が一人でも多くの人に知ってもらえますように〜〜!!
そして、未来につながりますように。




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