本気を出せそうなクシャトリラを考える

どうも皆さんこんにちは。
「モノスト」 Monosuto (@monosuto0709yp) / Twitter といいます。

今回は、いよいよ暴れだしそうなクシャトリラについてまとめていきます。
【クシャトリラ】について、OCGの環境変化・禁止制限等も踏まえて考えていきたいと思います。
OCGの環境変化がそのまま、MDに反映されているわけではないですが、参考の一つとして認識していただければ幸いです。


クシャトリラとは

【クシャトリラ】について、すでにご存じの方は読み飛ばすことをお勧めします。

テーマとしての特色

【クシャトリラ】モンスターの共通効果には二種類あります。
以下の効果は
《クシャトリラ・フェンリル》
《クシャトリラ・ユニコーン》
《クシャトリラ・オーガ》

このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。 デッキから(特定の種類の「クシャトリラ」カード)1枚を手札に加える。
(3):このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合、 (特定のカード1枚を裏側表示で除外する)。

(1)効果はチェーンを組まない特殊召喚。
(2)効果のサーチ先は個々で詳しくはとりあげます。
(3)効果は非常に強力で、裏側除外であるため回収する手段が乏しく、非常に有効な妨害としても機能します。

そして、新規カードたちでもある
《ティアラメンツ・クシャトリラ》
《スケアクロー・クシャトリラ》
は以下の共通効果を持っています。

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。 このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札・墓地から「クシャトリラ」カード または(自身が所属するもう1つのカテゴリの)カード1枚を選んで除外する。

【クシャトリラ】は除外から特殊召喚をすることが可能なため、場合に応じて効果の使い分けができます。
また、チェーンを組む効果であり、除外する必要があるとはいえレベル7を建てる事ができる点も非常に強力であると言えるでしょう。

モンスター紹介パート(メインデッキ)

クシャトリラ・フェンリル

言わずと知れたぶっ壊れカード
(2)効果による【クシャトリラ】カードのサーチはモンスターに対応していて、自身と同名モンスターもサーチ可能となっています。
(3)効果は対象を取る相手フィールドの表側表示モンスターの裏側除外。
対象は取るものの、裏側除外に触れることは非常に困難で、強力な除去効果だと言えます。
特に効果発動後に展開などに制限がかかるわけでもなく、非常に出張として使いやすいカードとなっています。

1.先行時の召喚権を使わずしての妨害の確保
2.後攻時の相手の妨害を確実に踏みに行ける能力の高さ
3.《灰流うらら》に召喚権を使うなどすればレベル10シンクロが可能
 Ex.《フルール・ド・バロネス》が簡単に出せる
4.チェーンを組まない特殊召喚のため、《増殖するG》をすり抜けやすい。

これらは《クシャトリラ・フェンリル》に限らず。ほとんどの【クシャトリラ】に当てはまることですが、《クシャトリラ・フェンリル》は(2)効果のサーチで《クシャフェンリル》をサーチする事ができるため、その他の【クシャトリラ】と違う点として
「手札内でのリソース確保の観点からの継続戦闘能力の高さ」
「メインデッキに対する邪魔の少なさ」
「一切の召喚権・手札リソース・デッキ内容の露出がなく確保できる妨害」があまりにも強力で、あまたのデッキに《クシャトリラ・フェンリル》だけを出張させることになりました。
結果として、OCGでは既に禁止カードになっており、MDでも禁止になる可能性が非常に高くなっています。

クシャトリラ・ユニコーン

(2)能力のサーチ先は【クシャトリラ】魔法カード
(3)能力による抜き先は相手のEXデッキとなっていて、相手のエクストラデッキを見て、一番重いところを抜きに行けます。
このカードの恐ろしいところは、(2)サーチを止めなければ【クシャトリラ】展開が始まるのにもかかわらず、(2)を止めれば自分のEXデッキを見られ、その上でカードを抜かれることだと思っていて、妨害としての存在は《クシャトリラ・フェンリル》ほどのそれではないものの、破壊的な能力を持っていることがわかります。
このカードは《クシャトリラ・フェンリル》とは違って、環境に出張しまくったと言えるほどの数は存在していませんでしたが、【クシャトリラ】テーマの強力さの柱となるカードであったためOCGでは制限カードとなっています。

クシャトリラ・オーガ

(2)能力のサーチ先は【クシャトリラ】罠カード
(3)能力では、相手のデッキトップを五枚まで見て、その中から一枚を裏側除外します。
一枚初動というわけでもなく、除外先が非常に強力!というわけでもなく、前に述べた二種が強力なあまり、それほどの注目は受けていないカードです。一応、《クシャトリラ・フェンリル》を上から殴り倒しておくことで、その後の展開の際に妨害を受けにくくなる。等の【クシャトリラ】メインデッキモンスター最大の攻撃力を生かせば、便利な場面はあるのですが、あまり日に当たっている感覚はないです。
OCGでも現在までは無制限となっています。

クシャトリラ・ライズハート

【クシャトリラ】唯一の”普通に”特殊召喚ができるモンスターです。
レベルが4になっていますが、デッキからクシャトリラを除外することで相手のデッキトップを三枚裏側除外しながらレベル7になり、自身も特殊召喚効果を発動可能なため【クシャトリラ】の展開にはなくてはならないカードの一枚となっています。
また、戦士族に分類されているため《増援》でのサーチが容易である点も高い評価ポイントでしょう。
クシャトリラにはなくてはならないカードですが、現在のOCGでは他の【クシャトリラ】が規制されまくってさすがにかわいそうだと思ったのか、無制限となっています。

ティアラメンツ・クシャトリラ

名前が史上最高にイカツイモンスターでしょう。
ティアラメンツ・クシャトリラの両方のテーマに対応しており、クシャトリラサーチ・ティアラメンツサーチ両方に対応しています。
実装と同時に制限となっており【ティアラメンツ】使いの方は泣いている事でしょう。
特殊召喚できることに加えて、数少ない「ティアラガチャ」のあたりであったことは確かで、私自身もまさか制限とは思っておらず驚きました。
OCGでも制限改定によって制限になっていることにより、OCG・MDの両方で【ティアラメンツ】の衰退はまぬかれなさそうです。

モンスター紹介パート(EXデッキ)

クシャトリラ・シャングリラ

簡単に能力をまとめると
・スタンバイにクシャトリラを呼び出す能力
・裏側除外に反応してフィールドを封鎖する能力
・限定的破壊耐性
【クシャトリラ】流の制圧盤面の形成になくてはならないモンスターとなっています。
「《ディアブロ》死す」となったMDでは【クシャトリラ】にとってなくてはならいカードでしょう。

クシャトリラ・アライズハート

呼吸してるだけでカードが除外されます。
動く《マクロ・コスモス》と言えば相当やばいものだと理解されそうですが、それでもまだ強さを表現しきれません。
除外されたカードをエクシーズ素材にする効果を持っているために除外がリソースになってくれません。
リソースを削りながらこちらの展開にはしっかりと妨害を打ってきます。
墓地利用をするテーマ全てがくたばりかねない効果を持っているので、ワンマッチで決着をつける都合上、サイドデッキでの対策がないMDでは一方的な死を与えてくることから禁止にもなりかねないカードだと思っています。
(TCGでは禁止指定済)

各テーマに対する対抗

ピュアリィ→〇
先攻取ればほぼ勝てます。
リソース合戦では基本的に無敵なので、そういった意味でも有利対面。
後攻でもフェンリルの圧によって《エクスピュアリィ・ノアール》の効果を打ち渋らせてる間にやりたいことを通す事ができるので、やれないこともないです。

ラビュリンス→〇△
後攻だと割とつらいかもしれないテーマ。
ピュアリィよりかは表側除外・EX除外ダメージが軽いので引きが悪いと普通に死にます。
相手の墓地リソースを積極的に除外して、リソース合戦に持ち込めれば大抵勝てる。

ドラリン→〇✕
先攻で動ききれれば勝ち。
後攻ではアトラクター・G・うらら等の誘発を適宜当てていかないと負け。
うまく展開を通させなければそのまま押し切れる。
問題は、手札の枚数=手数 のようなものであるところ。

神碑→〇
除外はこちらの領分みたいなところがあり、展開への妨害も【クシャトリラ】は単騎性能が高いので何とかなる。
アトラクターを先行でぶち当てればそのまま勝ててもおかしく無い対面。

R-ACE→
新規且つ対戦動画などの少なさから、情報があまりないので後述。

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