2024/9/23愛馬の日 馬事公苑イベント
行くか……馬事公苑に!
というわけで、9月23日、馬事公苑の愛馬の日イベントに行ってきました。
馬事公苑のアクセスは、南側の桜新町駅(徒歩15分)か北側の経堂駅(徒歩20分)かの2ルート。今回は南側の桜新町ルートで参りましょうか。
陸上自衛隊の駐屯地を過ぎ、馬事公苑 弦巻口に到着。
弦巻門は通用口みたいなもので、マップなどは配布していませんでした。マップを配布している正門方面へ行きましょう。正門は北側です。
11時30分くらいに到着したたため、13時開始の現役ジョッキー&調教師トークショーまでは時間がありましたが既に列ができていたので、ノリで私も並びました。電子書籍でセールをしていたヤマノススメを買っておいたので時間潰しは大丈夫です。
★現役ジョッキー&調教師トークショー内容
※録音禁止でノートにメモを取り、進行の方の言葉も交えて要約したものなので、実際の内容・表現とは多少のブレがあります。
(建物奥からゴルフ場のカートのようなものに乗って登場)
■競馬の世界に入るきっかけ
<久保田貴士 調教師>--------------------------
きっかけは調教師をしていた父(久保田敏夫師)の言葉でした。
──明治大学馬術部で華々しい活躍を成されていましたが、馬術の道を考えたことは?
久:卒業後は競馬一本で考えていました。
<横山典弘 騎手>--------------------------
父(横山富雄騎手)のことがあったので何も考えずJRAへ。
──ご子息も騎手をされていますが、何か言葉をかけられましたか?
典:子どもに騎手になれ、と言ったことはないけど、生半可ならやめとけ、とは言いました。
──今年の皐月賞では直前で出走を取りやめ、ダービーで勝利されました。心がけていることは?
典:馬券を買っている方、皆様にはご迷惑おかけしました。
心がけているのは馬を大事に扱うこと。馬も自分も怪我をしない。
そうすれば、自ずと自分の危険を回避できる。
長く乗れるし、良いことがある。
<藤田菜七子 騎手>--------------------------
小学校6年生の時にテレビで見て、こんな世界があるんだと興味を持ちました。
小学校6年生、美浦TCの乗馬苑で初めて乗馬をしました。
──女性騎手ということで、一年目から注目を浴びていました。
菜:忙しくて、一年目のことは記憶がありません。とにかく無我夢中でした。
──競馬の魅力は?
菜:一頭の馬にたくさんの人が関わっていて最後に託されるのが騎手ですが、勝った時の気持ちが素晴らしいです。
<前川恭子 調教師>--------------------------
千葉県富里市の出身で、牧場がたくさんある場所で育ちましたが馬に乗る牧場の印象はありませんでした。乗馬は母の同僚に誘われて。
筑波大学の馬術部に所属し、美浦TCの乗馬苑でアルバイトもしていたので、馬はずっと側にいたい人生と切り離せないものでした。それで馬の世界で安定しているJRAへ。
20年間厩務員と調教助手をして、出産・産休を経て、子どもの手が離れてから調教師の勉強を始めました。
──開業に向け、どのような厩舎にしていきたいですか?
前:馬にも人にも優しい厩舎にしたいと思っています。
<小牧加矢太 騎手>--------------------------
幼少からジョッキーを目指していました。しかし、中学校で身長が37cm伸びるなどあり、体重制限で一度断念し、馬術競技や牧場、乗馬インストラクターなどの仕事をしていました。
ある日、父(小牧太騎手)が、どこから拾ってきたのか……閃いたんだと思います。障害なら大丈夫という話をして。
騎手の一年目は菜七子ちゃんと同じく覚えていないくらい忙しかったです。
──馬術は続けていらっしゃるのでしょうか?
加:馬術は続けていて、佐賀国体に出場します。
■競馬の世界で仕事をしたいと考えている人へのアドバイス
久保田師:
馬事公苑のようなすばらしい施設もありますし、まず馬を身近に感じてもらい、選択肢の一つとして考えてもらえればと思います。
──次に横山典弘騎手お願いします。
横山典騎手:
なんでしたっけ?
──アドバイスを。
こないだファンレターを貰いまして、そこにYouTubeで動画を見て、仕事でつらいことがあって大変だったけれど勇気を貰った、競馬に興味を持ったと書かれていました。
自分は自分のために馬に乗っているのに、人の力になる、なれている。人馬一体のレースができたら感動が産まれる良い仕事をしている。感動を感じられる仕事を一緒にやりませんか。
──次に藤田菜七子騎手お願いします。
藤田菜騎手:
なんでしたっけ?
──アドバイスを。
もっと馬を身近に感じて欲しいし、チャレンジしてみて欲しい。競馬の世界はまだ男社会ですが、女性でもやっていけると思います。
前川師:
競馬の世界は男社会の印象が強いですが、海外では女性の厩務員のほうが多い。出産・産休があってもスキルがあれば戻ってこられるので、気楽に。
小牧加騎手:
インストラクターをしていたので知っていますが、乗馬は意外と安く始められます。一度馬に跨ってみて、皆さんにも感動を味わってもらえればと。
30分だけと短時間のトークショーですが、進行の方が上品につつがなく進めてくれたため非常に良いトークショーだったと思います。1時間並んだ甲斐がありましたね!
次は走路でやるという甲冑競馬を見に行きましょう。
馬上から喋って解説をしていたのはさすがでしたね!
馬事公苑のイベントには初めて参加しましたが、すごい人が多い一方で皆さんマナーが良く、ベンチは競馬場のように競馬新聞やレープロが残置されていないので疲れたらすぐ休むことができました。競馬場も見習ってほしいですね!
一方で物販、特にキッチンカーはどのお店も長蛇の列で食いっぱぐれてしまいました。好きに食べ歩きたい!というのであれば朝イチで到着しないと楽しめなさそうですね。私は早々に諦めて帰りに桜新町駅前のマクドナルドで食べました!
あとはここまで人が多いと、ちゃんと見て回りたい演目を下調べして先回りしないと良い場所で観覧できないですね。甲冑競馬も馬術エキシビジョンも後手後手でした。
来年以降の糧にしましょう!
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