中京記念予想(2024)

 先週は予想に自信がなくて2レース予想して予算を分割したのですが…
>■函館2歳S
>Tier A:サトノカルナバル
>Tier B:チギリ/エメラヴィ

>■函館記念
>Tier A:ホウオウビスケッツ
>Tier B:マイネルクリソーラ

 む!両方1着は当たりましたね!
……しかし、予算を函館2歳S1500円、函館記念1000円と分割して、平場で1500円負けたのであんまりプラスにはならなかったのですが!出資馬と、あと絶対に勝つやろと思った戸崎騎手の馬が出遅れたりしましてね……ああ、自分の成長が無さよ。
 まあプラスになったからエエか!

 前期からゴルフ漫画「オーイ!とんぼ!」のアニメ(テレ東の土曜の朝10時から再放送中)を見て、原作漫画の続きを買って読んでいるのですが、競馬の予想とゴルフは似通ってるところがありますね。
 良い予想ができたー!と思っても思わぬ不運で悪いショットになってしまうことがあります。
 ゴルフは18ホールを回ってスコアを競うわけですが、競馬の予想に例えるならば1か月の収支が1ホールのスコアで、1年で12ホールのスコアを見るイメージでしょうか。

 私は1月2月でダブルボギーを叩きましたが地道にバーディーとパーセーブを繰り返して+1くらいには戻りましたかね。私も一時期ゴルフはしたことがありますが、まったく上達しませんでした。その分競馬で頑張りましょう。


 さて、中京記念の予想をしましょう。中京記念ですが、舞台は小倉競馬場です。
 まず結論から。
Tier A:エルトンバローズ
Tier B:セルバーグ

ロジックの前に、まずは中京記念のコース設定をおさらいしますじゃ

 小倉の中距離戦で押さえておきたいポイントとしては二つですじゃ。
①2角以降はずっと下り坂であること
②コーナーが2回ある、いわゆるツーターンであること
 ですじゃ。

 コンピューターのはじき出した結果によりますと、この二つの特徴が合わさると、逃げ馬が超有利になりますですじゃ。

 というのは、1角2角で隊列が決まって、そのままペースが落ちてスタミナが温存できて、あとはずっと下り坂なので逃げ馬がそのままなだれ込むことが可能なのですじゃ。

 参考までに2022年の同じく中京記念が小倉競馬場で行われた当日の中距離戦の結果をお出ししますじゃ。

 端的に言って、逃げクソゲーですじゃ。
 メインの中京記念は本来3着のファルコニアが勝つべきレースでしたが、コーナー最内を逃げ馬のベレヌスが押さえ、そして人気薄の先行馬がコーナーのイン寄りを占拠して固めてしまったためにファルコニアは膨れて回らざるを得ず、大きく距離をロスすることになってしまいましたじゃ。

 故に、前日当日の小倉の芝中距離戦で余程差し傾向が出ていない限りは、インの最内を獲りそうな逃げ馬は注意したいところですじゃ。


 一番手はエルトンバローズで間違いないでしょう。
 荒れ馬場ではのめるのでニガテなようですが、良馬場であれば国内トップマイラーにそう劣らない実力の持ち主です。コーナリング時にはしっかり曲がる方向を向いて回っているので、小回りはむしろ上手いのではないでしょうか。
 鞍上の西村騎手はまだ若手ながらデビュー2年目からほぼ毎年小倉で二桁勝利数を稼いでいる小倉巧者です。西村騎手はどの場でもベタインにつけて先行する戦術を徹底しており、直線でバラけやすいスパイラルコーナーの小倉でこの乗り方を身に着けたのでしょう。管理する杉山調教師との相性も良いらしく、ここは「勝って当然で獲りに来た」体制であると思います。
 今回は未経験の59kg斤量ですが、実力2番手のエピファニーと1kg差ならまだエルトンバローズのほうが上だと私は判定します。

 さて、問題の逃げ馬ですが、今回は逃げ番手戦術の馬がたくさんいますね。
 逃げならば①テーオーシリウス、③セルバーグ、⑪アナゴサン、⑫セオの4頭で、番手まで含めると④ワールドリバイバル、⑩ソレイユヴィータの6頭から検討する必要があります。

 この中からなら、私は逃げの一番手としてはセルバーグを推したいですね。というのは、「逃げないとどうしようもない馬」で、かつ、「引き離して逃げるタイプ」だからです。新潟大賞典のようにスタートで失敗しなければ確実にハナを取りに行ってくれるだろうという安心感があります。

 一方、事前予測オッズではかなり人気のセオですが、私は不安要素があると思っています。というのは、この馬は「楽なレースしかしてきていない」んですね。
 上村調教師のレース選択が上手いのか、先行勢が一切争わないにも関わらず前半スローの後傾ラップのレースばかりで、ワンターンでこの前半3Fタイムだったら当然前にいる馬が勝つでしょ、というレースばかりです。
 加えて言うと、末脚のない馬なのでポジションが一列後ろになるだけで前に届かず後ろから差されるというリスクが高いと見ます。セルバーグが速いラップで逃げて縦長スカスカになったとしてもすぐ内枠にいるソレイユヴィータとアナゴサンも邪魔ですね。
 馬体を見るとトモがブロリーのようなガチムチ筋肉で重賞くらい勝ちそうな馬体に見えますが……勇気を持って今回は見送ります。

 というわけで、エルトンバローズの単複中心で、セオが来てしまったことも考えてセルバーグとの馬券はワイドにとどめておく、というあたりで行こうかな、というところです。
 前日当日の芝中距離戦の傾向もきっちり把握しておきましょう!

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