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ダディガ回に見るオードリー若林と父

金スマを見つつ芸人を目指したことから父に勘当された若林正恭が父親を亡くす過程の中で得た新たな関係性を思い返す。
富田鈴花の父が発した「無条件で帰れる場所」は彼が求めたものかもしれないなと思い、あの場で富田が父へ感謝を述べる時間を作ったところに若林の時間の過ごし方の豊かさを垣間見る。

同時に「帰れる場所」を渇望しながら手に入らなかった若林が新たに手に入れた「友人のような父親との関係」は父と子の枠を一度外れないと作れなかったのかもしれない。
父親が酔っ払い血だらけで帰ってきた話の後に「誰も気にしてなかったけどね」と笑いながらぼやいたところが妙に強く印象に残る。

#日向坂で会いましょう という番組の系譜の中で今回はむしろ異色であるけれど、オードリーが素で話しているようにも捉えられる瞬間があって個人的にはかなり痺れた。
娘のようで、妹のようで、戦友のようでもある日向坂46の新たな側面に対して、一番パーソナルな反応を2人が返してたように思う。

後日譚で #annkw で「日向坂の育ちの良さ」にオードリーが触れたのはいつもと違う部分に対する刺激があったようにも感じた。
若林は新しいものに対して、丁寧に目を向けようとする性質が元来ある人だけどそれとも違う内省的な内側に向かう感情が見えたのも面白かった。
#日向坂で会いましょう