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Da‐iCEがMステに出演する日は来るのだろうか


いつもnoteでは
Da‐iCEの楽曲に関しての考察を中心に書いてきたのだが、

今回はタイトルの通り

"Da‐iCEがMステに出演する日は来るのか"
について
考えていきたいと思う。


⚠️
普段の考察・分析とは違い
客観的な視点を交えているではなく、
日頃 密かに思っている事を文字に起こした
ただダラダラと嘆き、葛藤しているだけの纏まりのないnoteです。
書き始めから3ヶ月以上経っています。
⚠️




「離さないって決めたから」のCITRUSや
「あぁ1発じゃ足りないのかい」のスターマインなど
今やファンなどの仲間内や界隈を超えて、世間的にも知られているヒット曲を持つDa‐iCE


そんな彼らが
未だ出演したことがない音楽番組
『MUSIC STATION』






今年で結成12年、メジャーデビュー9年を迎えた5人組ダンス&ボーカルグループ "Da‐iCE"


2021年に「CITRUS」でレコード大賞を受賞したが、それまでの10年間

生放送の音楽番組に出演することは殆ど無かった。

各クールの境目に放送される大型特番はもちろん、レギュラー放送の番組も

出演歴があるものは片手で数えられる程



生放送では無いが歴史ある音楽番組である『MUSIC FAIR』には

2018年5月19日放送回に「FAKESHOW」で初登場
(MUSIC FAIR担当ディレクターがこの楽曲のMV監督を務めた事でそのご縁から出演が叶う)


初めての生放送の音楽番組は『CDTVライブライブ』の2020年3月30日放送回

しかし、この時はDa‐iCEとしての出演では無く
番組のサブMCを務めるEXITのコラボ相手として出演


NHKの音楽番組『うたコン』には

2020年9月29日に「DREAM'IN ON」(ウィーアー!とのメドレー形式)で初出演を果たした。



そして「CITRUS」をきっかけに様々な音楽番組に出演する機会が少しずつ増える事にはなったが、

それでもレギュラー枠の生放送の音楽番組への出演はほぼ無かった。





ここ数年、
サブスクの普及でストリーミングの再生回数が楽曲評価の大きな指標になった。

音楽番組では必ず前振りで
「ストリーミング○億超え!」
という謳い文句が入るようにもなった。



ネットでバズった曲を積極的に取り上げるようになり始めた2020〜2021年

CITRUSが流行ったのも同時期

経歴や顔出しの有無問わず、
様々な音楽番組が流行を逃すまいとストリーミングが1億回を超える"前"、
流行り始めの段階で次々と取り上げていた。
リリース日から間が空いていてもだ。


Da‐iCEがCITRUSで
いつ、どんな番組に、
初出演を果たしてもおかしくない流れ。

と断言してもいいほど条件は揃っていた。




出演者数が1年で最も多くなる年末の大型特番

活動10年目にしてようやく初出演が叶った番組が複数あった。


その中でも特に異彩を放つのが
『輝く!日本レコード大賞』

悲願の大賞受賞で
少しずつ風向きが変わり始める。



これまでのシングル・アルバムプロモーションでは
せいぜい深夜番組、
大型タイアップ付きの楽曲で稀にうたコンやMUSIC FAIRに出演があったりなかったり
くらいの数だった。


レコード大賞受賞後、初のプロモーション期間

Da‐iCEとして初めてレギュラー放送のCDTVライブライブや
初出演のテレ東音楽祭
さらに、初出演から約1年半ぶりにうたコンへの出演を果たした。


2022年はその後も
更なる「スターマイン」のヒットも後押しし、
年末の大型特番の出演数は増加。

今年、2023年には初めて夏の大型特番にもいくつか出演していた。



そんな状況の中、
未だ出演できる気配すら感じないのが
『MUSIC STATION』だ。



ここで少し、
様々な番組の"位置付け"を一度整理したいのだが

レギュラー番組
・新曲リリースのプロモーションの一環
・巷で流行っている楽曲のアーティストの特集
・ネクストブレイクや周年アーティストなどの特集

大型特番
・リリースのプロモーション期間とは関係なく人気アーティストの出演
・新曲or番組のテーマに合わせた楽曲の披露

年末の大型特番
日本レコード大賞
・その年に流行った曲
・絶大な売り上げを記録した曲
("レコード"大賞という名称なので記録的な売上枚数は選考に加味されてもおかしくない)

NHK紅白歌合戦
・その年に流行った曲
・人気のあるアーティスト
・番組企画に合う曲


あくまで主観で感じている事だが
これらが各枠ごとの番組の趣旨・役目だと思う。



ちなみに、
公益社団法人 日本作曲家協会が定めている
日本レコード大賞実施要項の審査基準は次の通り

作曲、作詩、編曲を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な作品
優れた歌唱によって活かされた作品で大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映、代表したと認められた作品

https://www.jacompa.or.jp/guideline/

去年の出場者発表会見にて
NHK紅白歌合戦実施本部長が挙げた選考基準は
「今年の活躍」
「世論の支持」
「番組企画にふさわしいか」の3点。


大型特番の中でも特に
年末に大賞や勝敗を決める為に開催される
日本レコード大賞とNHK紅白歌合戦は
出演者数が限られているため
より厳密な選考基準に沿って出演者が決められていることが分かる。



大きく"レギュラー"と"特番"に別けたが
さらに分裂されていくと

レギュラーの中でも
ゴールデン・プライム帯の生放送と深夜帯

特番の中でも
キー局とローカル局



先述した項目だけでなく、

深夜帯のレギュラー番組では、
世間の知名度関係なく新人ベテランなど
満遍なく新曲のプロモーションのために出演

ローカル局では、
より地域に密着したアーティストの出演

という項目が加えられる。




今回の本題である『MUSIC STATION』は
テレビ朝日で放送されている
"ゴールデン帯"の"レギュラー番組"。

新曲プロモーションが第一で、
その次に今流行りの楽曲を取り上げるのがレギュラー番組としての役目である筈だ。


もちろん、
ゴールデン帯の番組なので
どのアーティストでも出演できる訳では無い。

出たての新人や知名度の低いアーティストではそう簡単には出られない。


ただ、ヒット曲が生まれると取り上げてもらえるチャンスが来る。


ヒット曲と言っても、
「ストリーミング○億超え!」のようなメガヒットまで行かずとも
その界隈で話題になり始めるとその楽曲を引っ提げて番組に出演するという例はある。


バンドやヒップホップ界隈ではこのパターンが多い。


このnoteを読んでいるのは6面の方々なので
分かりやすくDa‐iCEの楽曲でどれが相当するかと言うと
FAKE ME FAKE ME OUTだ。

世間的に知られるところまでは伸びなかったが
他のグループのファンにも広まっていたし
MVの伸びも良かった。


しかし、このパターンはその1回限りの出演になる事も多い。
その回から人気が定着したりタイアップが増えると
所謂、"常連"になれるのだ。



残念ながら、ダンス&ボーカルはこれすらもない。


これは
ダンス&ボーカル界隈が
フェスや対バンの文化がない為、
他のグループのパフォーマンスを見る機会が少なく
「このグループがすごい」
「今この曲がキテる」
と広まる現象が、界隈内で起こりにくい事も1つの原因ではあると思う。

しかし
ダンス&ボーカルグループだけのイベントなども年々増えている。

(今回の主旨からは少し逸れるので
この話はまた別の機会に)




今回、言いたい事は

ダンス&ボーカル界隈内での盛り上がりにくさの問題ではなく

ファンを超え、
界隈を超え、
世間的にヒットしていたのにも関わらず
出演できない音楽番組の問題だ。




Mステの話になるとジャニーズ事務所のグループの話は避けて通れないのだが

事務所が圧力をかけているからジャニーズ以外のグループは出られないだとか、
元々Mステはジャニーズを出す為に作られた番組だからジャニーズがレギュラーで出ているだとか、

そういった終わりのない噂の類が必ず出てくるので
一度ここは無視しようと思う。


何故なら
ジャニーズ以外でも出演できているパターンも少なからずあるからだ。

出さざるを得ない状況になれば出られる。


それなので、まずは実例を挙げていく。



EXILE

2001年にデビュー曲でMステ初出演を果たしたEXILE

今現在、ジャニーズ以外に事務所単位で番組に出ているところと言えば、LDH。

そのレベルまで大きくなるには

よく言われる要因として
歌と踊りを全員で一緒にやるのではなく
ボーカルとパフォーマーに分かれている事と、
色黒で筋骨隆々のガテン系のような見た目
が挙げられる。

ガテン系や強い男の憧れる存在として
ファン層が違うところもあり、
ファンの多さもジャニーズに匹敵する。


AAA

2005年に結成&デビューしたAAA
デビュー曲は有線大賞やレコ大新人賞を受賞、
ライブツアーを行うようになった2006年からは3年連続で武道館公演を開催しており
2009年にMステ初出演を果たした。

初出演からは2シングルごとに出演。
その後、しばらく出演が途絶え
3年連続でアリーナツアーを遂行した2016年に6年ぶりに登場し、
そこからは毎シングル出演するようになった。

大きな違いは男女混合グループということ。

avexが他の事務所のグループと差別化するために一番取り入れている策が男女混合制だ。

事務所をあげて作られた(レーベルが自社のものである)グループは男女混合が多く
TRFから始まり
GENICまで受け継がれている。



三浦大知

2005年にソロデビューしてから道は長かったが
高いパフォーマンス力が評価され、
無音ダンスで世間から注目を集め始めて
2016年にMステ初出演を果たした。

グループではなくソロであることが最大の違いで、
先述した他のグループとは違い
関ジャムなどのジャニーズの冠番組にも幾度も出演したり
"ジャニーズタレント側から"尊敬する人物として積極的に名前を挙げられることも多い。


DA PUMP

DA PUMPはMステに1997年にデビュー曲でMステに出演。

ここまでに例に出した3組と明確に違うのは

"元々出演していたのに、突然一切出演しなくなった時期がある"
ということ。


それはDA PUMP二度目の出演回での出来事。

共演予定だったとあるジャニーズのグループが
放送当日になるとその姿はなく
実は「DA PUMPが出るならうちは出さない」とボイコットしていたという事件

そして、それ以降DA PUMPはMステに出演することはなかった。


Mステへの出演がない中でも紅白やレコ大へは出演し続けていたのだが、
メンバーの不祥事やその後の脱退・加入など紆余曲折あり次第に人気は低迷していき、
それらの番組への出演もなくなっていった。


もう後がない状況で、
起死回生の「U.S.A.」の大ヒットが起こる。

2018年の6月6日にリリースされたこの曲は
10月27日にMVが1億回を超え
11月2日、21年ぶりにMステに出演した。


正真正銘、目に見える数字で
"出さざるを得ない状況"を作り出し
見事に再出演を果たしたのだ。







CITRUSが伸びている最中、

ついにこの時が来たと思っていた。



しかし、現実になることは無かった。





1億再生目前のアーティストが次々出演する中

まだか、まだか、と待っている内に

CITRUSは1億回を超え

現在
CITRUSは3億超え
スターマインも1億回を超えた。


日本のダンス&ボーカルグループは
楽曲がストリーミングで伸びるのは難しい中、
2曲も1億超えを達成したというのに

というか、1億超えが2曲もあるアーティストなんてそうそういないのに

未だMUSIC STATIONには出演できない。



もうこれ以上何を達成したら出られるのか。




路線が違う。
男女混合である。
ソロである。
など
明確な違いがないといけないのだろうか。



シングルやアルバムのリリースが近づく度に

次週の出演者ラインナップを流し見しながら
そんな事をいつも考えている。



ファンの数が少ない。
ファンの発信力が弱い。

と言われてしまえば、確かにそうだ。


しかし
オーディション番組ブームで誕生したグループ達も出演していない事を鑑みると
そこは関係ないのだろう。



そうなると益々、何をやっても無駄なのかと思わされる。




別にジャニーズグループを蹴落としたい訳でも
事務所同士で対立構造を作りたい訳でもない。


そんなくだらない事はどうでもいい。



いちDa‐iCEファンとして思ってることは

一番組でも多く出演すれば
パフォーマンスが洗練されていくし
アレンジも加わるかもしれない。

ただそれを見たいだけだ。




正直、
今出演できていないグループが出たところで
出演する音楽番組が一つ増えるだけ。

タレントパワーという意味の力関係は変わらないし
ジャニーズの方が、ファンが多いまま、
そこら辺の勢力図はそこまで変わらない。



だから出演くらいさせて欲しい。







昨今のジャニーズのYouTube・SNS進出と
ジャニーズ事務所問題でメディアへの責任も問われていることもあってか、

テレビ局によっては少しずつ
"謎の規制"が緩和されている様子が見受けられる。


少し前はVTRのワイプですら同じ画面に映ることは一切なく、
交友関係を話すことさえも許されなかったが

今では横並びにいることも、交友関係を語ることも増えてきた。


特にLDHとジャニーズの組み合わせは積極的で、
最近頻繁に話題にあがっては写真まで投稿している。


"謎の規制"が途端に薄まっていく様子をリアルタイムで目撃しているのは不思議な感覚だ。


とてもいい傾向だとは思う。



ただここで勘違いして欲しくないのは

解禁されるとありがちなのが
やたらとその話題を振り、
無理矢理仲良しエピソードをさせる事。


双方の許可が下りていて、本人が話したいのなら話せばいい。

友人関係を明け透けにしたくない人だっているのだから、
そこは本人の意思に任せればいい。





そうやって"音楽番組でも"共存して高め合っていける事が、業界を腐らせない方法の1つだ。



独占・ワンマンで築けるのは一時代のみ、
閉鎖的環境はやがて廃れていく。


完全に廃れる前に
新しい風を取り込まなければ
手遅れになる。



今もう既に手遅れに片脚浸かっている状態だ。


一秒でも速く
その事に気づいて



動き出して欲しい。




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