陰謀論との向き合い方

 自分はUFOやUMA、心霊、占いなどのスピリチュアル、神学、陰謀論・都市伝説などの所謂オカルトに分類されるものが好きだ。
心理学もなかなか解明には至っていないあたり、オカルトといってもおかしくはないと思っている。

最近の世間は例の感染症による話題ばかりだが、一方で陰謀論も変な盛り上がり方をみせている。
かつての「ノストラダムス 最後の予言」など、情勢や不況など人々が不安な感情を抱えている者が多くなると終末思想や陰謀論といったものに注目が集まりやすくなる。

 自分は陰謀論や都市伝説などは好きだが、一方でそれらを鵜呑みにする者も増えてきたことに懸念を抱いている。
ある有名人が自分は陰謀論に飲まれかけていたとかなんとか自身の体験として語っているが、それだって元はといえば陰謀論を疑わずただ鵜呑みにしていただけに過ぎない。

逆に陰謀論について「そんなものは無い」と否定する者も居るが、ロッジP2やメキシコの前大臣が実は麻薬組織のトップだったなど陰謀論以上のものだったことなどいくらでもある。
しかし、陰謀論否定派はそれらも全て笑い、頑なに否定する者が多いように思う。

陰謀論の肯定・否定も根拠を持って議論するのであれば存分にすれば良いと思う。
しかし現実は、肯定派も否定派も鵜呑みにしている者が多ように思える。

 SNSで肩書を書いてる者が居るが、それだって本当なのかどうかを本来は疑うべきなのに、会ったことも無い自称・代表取締役や医師や看護師などの意見を当たり前のように受け入れている者が多く感じる。
例の感染症に関しての対応や陰謀論についても肯定派・否定派問わず、情報の発信者の言葉を鵜呑みにしている節がある。

要するに受け取った情報を元にもっと自分で考えて欲しいと思うのだ。
その上で、肯定するも良し、否定するも良しというのが自分の考えだ。

 ではUFOや心霊なども疑っているのか?というと、そちらに関してはあまり疑うことはせず、楽しんで受け入れている。
陰謀論は情報元などを調べることで自分なりの結論を導くことが可能だが、UFOや心霊、スピリチュアル的なものに関しては存在証明が非常に難しい。
怪談も好きでよく聴くのだが、心霊体験を自分で体験したい訳ではないし、
あくまでエンタメのひとつとして楽しんでいる。

また、陰謀論というものは人々による憶測で形成されていくものだが、正体不明なものを見た・体験したというのは"体験"で形成されていく。
この違いがあるため、自分は陰謀論はオカルトの類とは別々のものとして考えているのだ。

元を辿れば、この考え自体は2chに張り付いていた頃に身に付いたものだと思う。(主に見ていたのはオカルト・ホビー・ゲームハードだが…)

実際、情報元の無い情報はまず「ソースを出せ」といの一番に言われる。
情報源があまりにも不確かなものであれば議論にすらならないのだから当然だ。
また、それっぽいテキストを書いての"釣り"なんてものもあり、あえてそれに乗ってじゃれ合ったり、時にはボコボコに叩くなんてことが2chでは当たり前に繰り広げられていた。
そういう光景を見ていたからこそ、今のネットの情報をなんでも鵜呑みにする者を見ていると少なからず不安を覚える。

某都市伝説を取り扱う番組に度々出てくる「信じるか信じないかはあなた次第です。」とは、きちんと自分で考えた上で判断しなさいよ、という意味ではないかと自分は捉えている。

ここに記した考えを受け入れるかどうかはあなた次第です。(ドヤッ