プレゼントの選び方

 自分は他人にプレゼントを気分で贈ることがままある。
なんというかサプライズ的なことをするのが好きなのだ。
なので、何かしらの記念日があるようなら、それに合わせて何かしらを用意することが一つの趣味になっている節がある。
何を贈れば喜ばれるかを考えながら、あれでもない、これでもないと考えるのは案外楽しい。

もちろんそこには"基本的に"見返りは求めていない。
そもそもサプライズプレゼント自体が自分のエゴなのだから当然の事。
ただ"基本的に"と言うのは、やはり何かしらの反応は見たい。
その反応は今後のプレゼント選びの参考になるので、情報収集の一環としても非常に大切なことなのだ。

 プレゼントの選び方として自分は贈る相手側の立場になって選ぶのと同時に、"それを貰って自分自身が嬉しいか?" も考える。
もちろん本人がアレが欲しいと言っている場合はそれを選ぶが、そうでない場合は自分自身の感性を頼りにプレゼントを選ばなければならない。

 例えばバレンタインのお返しであるホワイトデーだ。
今までバイト先で主婦の方々からお菓子を貰う事が多かった。
主婦という事は、物よりもお菓子を選ぶのがベターだ。
そして、こういう時に貰う食べ物は基本的に家族で食べたりする事が多い。
また、話を聞いていると夫や息子に勝手に食べられるなんてことも考慮するとボリュームのあるお菓子を選ぶと喜ばれる。

というか主婦に限らず、こういうイベントなどでのお返しは女性相手なら物よりもお菓子の方が後腐れがなくて済む。
自分が食べる用のものも用意しておけば、後日「味どうでしたか?」と話のネタにもしやすい。
まだ食べていないと言われても自分自身は食べているので、自身の感想を言うことで話を続けることが出来る。

ただし、感想で「渡したあれ、美味しくなかったです」はNGだ、普通に考えて「そんな美味しくないものをお前は渡したのか!」と思われるだけだ。

 このようにプレゼント選びで大切な事は、案外想像力が大切なのだと自分は思う。
相手の立場になるというのは実際には無理なので、想像で補うしかないのである。当然といえば当然だ。

 よく自分の事を考えて選んでくれたのが嬉しいとは聞くが、贈る側としてはどうせ選ぶならもの凄く喜んで貰えるものを選びたいので、自分はプレゼントを用意する1・2ヶ月前にさりげなく聞いたりしている。
仮にその時に勘付かれても、さすがに1ヶ月も経過していたら大体は忘れているものだ。

なので、もしプレゼントを贈る予定があるなら最低でも1ヶ月前から行動し始めて、こっそりリサーチするのが良いだろう。
宅配便などを利用していたりすると準備期間の1ヶ月は案外短いものだ。
当日に間に合わなかったりすると地味に罪悪感が出てくるので、自身の精神衛生を保つためにも早めに準備するのがオススメだ。

さて、次は何を贈ろうか…。