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涙拭き合えていたなら

崎山蒼志さんのツアー「春の滲み」で発表された新曲『違和感の向こうで』のミュージックビデオが公開されました。歌詞に“春の滲み”という言葉が含まれていて、だからこのツアー名なのかと納得しました。

私は一回もライブに行けていないのですが、この新曲だけ動画撮影OK、拡散OKになっているらしく、崎山さんが歌う様子が何度かSNSで流れてきました。ライブバージョンだと曲の温度感や切ない感じ、いわゆる(いわゆらない?)“崎山感”が強く伝わるのですが、このミュージックビデオはポップでカオスな仕上がりです。

“ただ 違和感の向こうで君と涙拭き合えていたなら”

違和感の向こうで/崎山蒼志

私はいつも崎山さんの歌詞を分かりきれていないのですが、この「涙を拭き合える」関係っていいなぁと思ったのでした。

私の大切な親友と、私は何度もぶつかってきました。互いに不満を言ったり、呆れたり嫌になったり、でもそれをしながらお互いの個性を受け入れて素の部分を見せ合ってきたのでした。大人ですし、私はこんなに誰かとバチバチにぶつかる事ってそうありません。でも、代わりに安心と信頼と強固な結びつきを手に入れる事ができました。親友の方でもそうしてくれたことに感謝しています。
でも、基本的には温かさを与え合う、涙を拭き合う関係でいられました。私は特に、私の中にいる傷ついた幼い私の涙を拭ってもらっていたように思います。改めて本当に感謝。歌詞からそんなことに思いを馳せたのでした。


ライブで『違和感の向こうで』を歌う崎山蒼志さん

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