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我が子供たちよ、七つの大罪を知っているかい。
その中でも最も大きい罪は「嫉妬」である。傲慢、怠惰、憤怒、強欲、色欲、暴食を差し置いて、ぶっちぎりの感情。初登場第1位。2万年永久チャンピオン。

そう。それが「嫉妬」である。

人は、時として他人を羨む心情に囚われることがある。私も、30代に至るまでその一団に属していた者だった。無限の智慧と全能感に酔いしれ、自信に満ち溢れていたからこそ、誇り高ぶり、そして他人に羨望のまなざしを向けたのだ。だからこそ、私はその心の闇をよく理解しているつもりだ。

数々の失敗を繰り返し、人は大人になってゆく。
人が学んで変わっても、それを見て変わることはできない。
ましてやどうだろう。失敗を恐れて何もしない人や、失敗を失敗のまま、何も学ばずにのうのうと生きていく者。

人間は絶えず社会の中で自分を位置づけるために、仲間との絆や敵対心、上下関係を求めている社会的な存在だ。しかしながら、人間の判断力は精度の面でかなり限定的であり、誤った判断が絶えず繰り返されるもの。

喜びや悲しみ、懐かしさや愛情を奏でるような言葉に変えてみましょう。
己に寄り添い微笑みを贈る者は、自らの口から同じ言葉を誰にでも語り伝える。
だが、心の奥底ではその感情を隠していることが肝心だ。知者はその姿勢を平静と呼び、それには鍛錬が必要だ。

「そんなこと、大人になったらありえない世界だと思うよ。だってみんな大人でしょ?」

いや、駄菓子菓子!

肌感では、「40代以上の嫉妬の方がタチ悪いよ!!!」

なぜなら、知恵が芽生えるからだ。長年の経験が、自分を裏切らないような巧妙な策略を心得ているのだ。そして、失敗はただの失敗と謙虚に認めてしまえば、その結果もただの敗北に過ぎない。年月とともに失敗を恐れることが増えるけれども、それは認められたくないからだ。如何に認められないかと言うと、その場限りで不安を取り繕うようにする。そして、たったひとつの小さな承認欲求を得るために、自分自身に嘘をつくのだ。

正当化だ。嫉妬からくる正当化。羨ましいという感情を決して認めない。
その鎧は歳を取れば取るほど脱げない。カチコチで関節も15度くらいしか曲がらない立派な鎧だ。なんならマント付きだ。

羨ましいと思うことも、承認欲求を満たすことも決してダメなことではない。だが度が過ぎると、人間関係の軋轢や不和の原因となり、心の平和を奪う。

では、どうすればいいのか。それは簡単だ。

人と自分を比べないことが大切だ。(ビシーン!)

嫉妬をどうすることはもはやできない。だって2万年連続1位キープだ。自分より優れている人なんかたくさんいる。人は何かにおいて1位だし、何かにおいて最下位だ。
だから、自分と他人を比べることは自分を傷つける行為だ。

そこで、俺はこう考える。(ババーーン)

嫉妬に苦しむ人は、何か自分と誰かを比較せざるをえない状況に陥っている、またはその状況を打破し、成長しようとしている。

要するに、お金がないから金持ちが羨ましい。友達と喧嘩したからパーティで悪態をつく。仕事がないことを政治のせいにする。こんな感じだ。

まさに罪を憎んで人を憎まず!

しょうがねぇなぁ。くらいの感覚でその場からドロンしちゃおう!

だがこう聞くと、事前に防御策も必要だろう。いくつか秘訣を教えておく。
名付けて、「ヤバいやつからドロン?その前に見分けなくっちゃ大作戦!」

まずは「目」だ。「あれ、こいつ変なこと言ってるな〜」と思った時、そいつの目を見よう。きっと左右の表情の均衡は崩れ、目は空中を見ている。

口調にも注意だ!「絶対」とかの後に「多分」がついている状態はかなり危ない!そいつの前頭葉のステアリングはダカールラリーのように暴れている。

注意:酒が入った時は、大目に見よう。それが大人ってもんだ。(だがそれが本性であることは記憶しておこう)

最後になるべく自分が嫉妬の対象にならないように、口は災いの元!余計なことを言わないように気をつけよう!

人は自分が相手より劣っていると思われることを絶対に避けたい。絶対にだ。芸能人相手でも学者相手でも、きっと宇宙人が相手でも嫉妬する。独占欲の塊、そしていつまでも引きづる!書いているだけで気絶しそうだ!
まぁ大体、無口になって機嫌が悪くなるが、大体本人は嫉妬していることに気づいていない。なので攻撃を受ける可能性がある!

いいか、無口で機嫌が悪くなるやつからはドロンだぞ!
間違っても正論をぶつけてはダメだ!俺はこれで数多の失敗を経験した!し、なんならちょっと怖いもの見たさでやめられない悪癖もあり、もはやこれは不治の病だ。

あとはできるだけ嫉妬の対象になることを避けるんだ。自慢なんかしても何もいいことはない。ネットの世界で自慢だなんて、ピラニアの水槽に裸で飛び込むようなもんだ。(戦略としてアリな場合ももちろんある)
みんな心の底では何を考えているかなんか分からないゾ!良かったね!のメッセージの裏には、とんでもない魔物が潜んでいることもあるゾ!

もちろん、あなたの幸せを喜んでくれる人はたくさんいる。別にネットに書く必要はないだろう。特定のグループや直接会って話すことをおすすめしたい。

とまぁ、ここまで書いてなんだが、パパな、こないだまで人に嫉妬されるだなんて思いもよらなかったんだよ。
そして気づいてみると過去のあれやこれ、身に覚えのない攻撃や誹謗中傷、無視、悪口、自分以外のメンバーでLINEグループを組まれていた時のグループ名が「鬼のいぬ間に」だった時。俺以外のバンドメンバーが脱退して、ボーカルだけ変わった新バンドが組まれた時、あぁそういや、あれもそうだ。これもそうだ。ん?途中から嫉妬関係なくなってきたぞ!

ともかく、自分がどれだけ嫉妬しなかったとしても相手の感情は自分にはコントロールできない。「自分は消しゴム、相手はえんぴつ」ましてや相手が嫉妬していると自覚してないことがほとんどなら尚更だ。

ここまで読んでくれて本当にありがとう。

嫉妬の魔界から解放されて、夢中になれるサムシングを見つけられることを切に願う。


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