VOLTAIC VALORANTベンチマークでエイム練習してみた感想@Aimlabs
VOLTAIC(VT) VALORANT BENCHMARKS について
エイムラボやKovaak'sをプレイしている人の中には、スコアボードの上位に「VT minigod」や「VT Matty」など、名前に「VT」を冠したプレイヤー名を見かけたことがあるかもしれません。
この「VT」は、エイムコミュニティーである「VOLTAIC(カタカナ読みするならヴォルタイクかヴォルテイクかな)」の略称で、前述のエイムトレーナーソフトでタイトル(Apex Legends, VALORANT, Counter Strikeなど)ごとの練習タスクを作ったり、エイム力向上のための情報をシェアしたりといったことを行っているコミュニティです。
上述したminigod氏は、元CSGOのプロで、VALORANTのプロ選手のエイムコーチをやったりもしています。
VOLTAICのXアカウント→@VoltaicAim
「エイムコミュニティ」といえば日本ではYukiAimが有名ですが、海外だとこのVOLTAICとRevosect(rA)が有名っぽい感じです多分。
そんなVOLTAICが「VALORANTのエイム練習をしたいんだったら、これをやるといいよ」といった感じで公開しているのがVOLTAIC(VT) VALORANT BENCHMARKSで、現在はエイムラボで無料プレイ可能です。
NOVICE(アイアン~ゴールド)
INTERMEDIATE(プラチナ~イモータル)
ADVANCED(レディアント~)
※上記テキストリンクをクリックでエイムラボが起動し、各プレイリストに飛びます。
一応各難易度ごとに基準のランクが設定されており、スコアに応じてVALORANTと対応するランク付けがされますが、あくまでも目安ですのでとりあえず真ん中のレベルである「INTERMEDIATE(MED)」からスタートして、簡単なら上のレベル、難しければ下のレベルに移行するって感じで良いと思います。
なお、自分のスコアと基準値は、下記のVOLTAIC公式サイトにてログインして確認可能です。
ベンチマークの分類について
VOLTAICベンチマークでは、「Flick(フリック系)」「Micros(マイクロフリック系)」「Stability(トラッキング系)」と大きく分けて上記3つにカテゴライズされており、さらにそこからdynamic(的が動く)、reflex(反応速度重視)など、必要なエイムの種類に応じて各シナリオが細分化されています。
Flick-Tech(フリック系)
・Dynamic(的が動く)
・Core(静止した的)
・Reflex(反応速度重視)
Micros(マイクロフリック系)
・Evasive(的が動く)
・Core(静止した的)
・Reflex(反応速度重視)
Stability(トラッキング系)
・Strafe(動いてる敵をトラッキング)
・Precise(視点移動中のトラッキング、マイクロフリック+トラッキング)
→Aimlabだと元々左Ctrlに射撃が割り当てられています。クリックを押しっぱなしにするのが辛い・違和感を覚えるという方は、トラッキングのタスクではキーボードで射撃したままマウス操作に集中するのがオススメです。
「インゲームでは敵を追いかけてトラッキングしながら射撃するから、トラッキング系のタスクもクリックしながらやるべき」という意見もあると思いますが、VALORANTにおいてはオーディンやアレスのフルオートだとしてもクリックしながら的を追いかける時間は限定的になるので、Aimlabをやっている最中はマウス操作だけを意識した方が良いと思います(個人的な意見です)。
「的を追いかけながらクリックのタイミングも意識しなければならない」という、より実践的なエイム練習をしたい場合は、「VT SKYCLICK MULTI VALORANT」あたりのタスクをやるのが良いでしょう。
それぞれのメニューを消化することで「自分が得意・苦手なタイプのエイム」がわかるのもVOLTAICベンチマークの特長です。
自分が得意(スコアを伸ばしやすい)種類のメニューをやるか、自分が苦手だと感じるものを改善するかは、普通に考えたら「苦手を潰す」のが優先だとは思います。
ただ、何回やってもスコアがなかなか伸びない・伸びる気配もないといった場合は、無理にやるよりもスコアが伸びそうなやつを選ぶのも継続するためのコツ。系統ごとにプレイするシナリオの難易度を変えても全然良いと思います。
各メニューでスコアを伸ばす+実際のマッチで強くなるために意識すべきことは今後追記しようと思っています。
ベンチマークのシナリオ以外にもVALORANT向けメニューが豊富にある
上記のURLから、VOLTAICが作成したベンチマークシナリオ以外のメニューも検索することができます。
TagsでVALORANTを選択すればVALORANTプレイヤー向けのメニューがソートでき、Categoryのところでフリック、スイッチング(フリックした後にトラッキングor的で一定時間エイムを止める動作)、トラッキングを選択できるので、自分の課題としているエイム動作に対して、色々なメニューでアプローチすることが可能です。
1つのメニューを極めてスコアを伸ばすのも楽しいですが、色んなメニューをやることでエイムの改善につながる気付きを得られることがあるので、ぜひ色んなメニューにトライしてみてください。
エイムラボでVALORANTは上手くなったのか
さて、4か月ほどエイムラボをやり込んで一応MEDベンチマーク上ではイモータル、ADVANCEDはレディアントまで上がりました。
一方でVALORANTは上手くなったのかと言うと、「エイムは確かに強くなったけど、ただ単に『撃ち合い』と言っても、右手のエイム操作以外の要素も大きいので、VALORANTは別にうまくなってないし、ランクもそんなに上がってない(ゴールド→プラチナ)」というのが現状です。
そもそもエイムラボとApexは結構プレイしていたものの、VALORANTはやってもデスマッチぐらいだったというのが主要因ではありますが。。。
エイム練習ソフトに関しては「慣れ」でスコアが上がる部分が大きいこともあり、「それだけやっててもゲーム内の強さ・上手さとは直結しないよね」と、よく言われていることを体現しただけでした。
それでも、「このエイムはエイムラボのおかげだな」と思えるプレイが出る瞬間はそこそこあって、それらをクリップに残してたまに見返すことで、エイムラボを継続するモチベーションの維持になっていた節はあります。
VALORANTはデスマッチばかりのプレイではありますが、「エイムに関しては上達した」と自信を持って言えます。
特に課題を感じている点
エイムラボではいわゆる「立ち回り」に関する部分が欠けているのはもちろん、キーボード操作も伴わないので、実戦における「撃ち合い・フィジカル」のほんの一部分しか練習していないわけですが、VALORANTのデスマッチを回していて気づいたのは、「目に見えないターゲット(場所)への視点移動」がかなり下手だという点。
上記動画だと、2つのシーンのいずれも通っている射線や弾道から「視点を後方に振り始めた時点で、頭の中では敵の位置を予測できているが、目視はできていない」という理由で、振り向いてからターゲットにエイムするまでの視点移動がかなり汚い状態です。
そもそも実戦ではこんな後ろから撃たれるようなシチュエーションを作ってしまう時点で負け確ではありますが、ここまで大きく振り向くような視点移動をして撃ち合うことは無いにせよ、「目で捉えているターゲット」へのエイムを練習して上達した実感もあるがゆえに、自分のできていない動きがよくわかる的な感じですね。
実際のマッチ中は大部分の時間で「敵(ターゲット)は見えていない」わけで、エイムラボでやっているように「(先に)見ているターゲットに素早くエイムを合わせる」のとは違う情報を元にエイム・視点移動をするので、その辺りが(自分で認識している中では)一番大きい課題になっています。
まぁ当然、他にも課題はいっぱいあって、当初の「VALORANTが上手くなりたい」という動機からは結構離れてエイム練習を続けてきたわけですが、VALORANTやその他FPSもうまくはなりたいので、「こんな課題があるな」という記録を兼ねてnoteを書きました。
このnoteを書いてからしばらく経って、最近YouTubeでこの動画を発見しました。
エイムラボばかりやっていると、各タスクに最適化された力の入れ方をしてしまって、それが「エイムラボは上手くなっても、実戦でのエイム力は上がった気がしない」ことの一因なのかなという気付きを得ました。
敵の場所がある程度わかっていて、ピークしてマイクロフリック・マイクロコレクションだけで倒せるというようなシチュエーションというのは実戦では限定的で、リコンを壊したり、フラッシュを避けたり、そういったマウスの動きを挟んだ後にトラッキングやらフリックやらの動作に移って射撃することを踏まえると、マウスはできるだけ脱力して持って、「あらゆるマウス操作ができるように準備しておく」というのが良さそうだなと。
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