選挙は「変えるため」だけじゃない

月曜〜木曜日 TOKYO FM 13:00〜15:00は元AKB48 高橋みなみの「これから、何する?(略称これなに)」をやっていて、火曜日のレギュラーは若新雄純さん。
ボクは若新さんの考え方がかなり好きで、朝8時に起きていた頃はTOKYO MXのモーニングクロスをよく見ていた。

今日のこれなにのテーマは「なぜ、選挙にいかないのか」。
TOKYO FMはradikoでタイムフリー再生できるので、ご興味があればぜひ。

この投稿ではオンエア中に個人的にとても興味をひいた質問と若新さんの回答があったので、それを記録したい。(タイムフリーの37:00~)

投稿者「自分は結婚するまは選挙にいったことはありませんでした。なぜなら自分が投票することで、国や地方の政策が大きく変わるわけではないし、折角の休日に投票所に行く時間がもったいないと感じていたからです。コンビニのように各所が24時間投票を受け付けてくれれば、投票率も伸びるのではないのかと思います」

若新さん「ボクが言うことが必ずしも正しいわけではないですけど、『選挙に行って社会を変えましょう』というスローガンってよく聞くじゃないですか。『あなたの一票が社会を変える』って、でも逆に言うとみんなが投票にいけることって社会を変えすぎないための行為でもあるんですよ。
だって当たり前の話なんですけど、今回の都知事とか政治家って現職とか続けてきた人が受かりやすい傾向にあるんですね。でもそれは今までが問題なければ変えないようにしたいっていう意思も反映されやすいようにしてるんですよ。

選挙って必ずしも社会を変えに行く行為とは限らないんですよ。「いまのままにしといてね」という行為として票を入れることもできるんです。
だから「変える」「変える」って言われすぎてる気がして、「投票に行くと社会を変えれるんだ」と思っていると、「あれかわらなかったよね?」とかになっちゃう。変えないと行けない時もあるけれど、変わららなくていいと思ってる人もいるし、変わらないために投票に行く人もたくさんいる」

高橋さん「これはもしかして表現の仕方で、私たちに勝手に植え付けられてしまっているってことですか?」

若新さん「これは投票率を上げるために盛り上げようと『あなたの一票が変える』とか『あなたの一票が重い』とかそのスローガンがうんだものだと思うんです。ボクは別に一票が重くないといいたいわけじゃないですよ。それよりも民主主義として当たり前にように投票できる素晴らしさがあるわけですけど、必ずしも一票で変わるとは限らないという。だからこそ期待しすぎずもっと気楽にもっと行使できるようになるものになるほうがいいきがします」

変える変えないは重要ではないとボクも思う。
選挙は文字にも入ってるけど、「選ぶ」ことこそが大事なことなので、その上で「選ばない」こともまた一つではある。
ただその「選ばない」は、「今が変わらないことを選ぶ」わけではないことには認識しておきたいよね。
選挙は「今を変えない」ことも選べるのだから。



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